いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
1ヶ月ほど前に、みずがきひろみカウンセラーが講師をする、心理学ワークショップへゲストとして参加をしてきました。
テーマは「人生の流れに乗る」でした。
その影響を受けてか、最近は「流れ」について考えたり、アイデアをもらっている時期のように感じています。
セミナーで人の話を聞いても、本で読んでヒントを得ても、実感することは、この「流れをどのように活かそうか?」なんですね。
それが人生を豊かに幸せに生きる大切な要素になる、ということです。
健康を例にとると、「血液の流れ(気の流れという考え方もありますね)」が滞ると病気になったり、体のどこかに不調がでたりしますよね。
別の例では、「お金の流れ」もありますね。
お金の流れのないところでどんなに頑張っても、なかなかうまくはいかないものです。
また、「人の流れ」も大切です。人が流れるところには面白いモノが集まったり、活気が出ますよね。
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そして、恋愛においては「愛情の流れ」があると考えてもいいですね。
愛情がちゃんと流れている人は間違いなく魅力的になりますから、自然と多くの人が集まってきます。
また愛情がちゃんと流れているパートナーシップは、お互いに愛が循環するので、変化し続けることができ、満ち足りた感覚があるものです。
男女関係で問題が出てくるのは、この「愛情の流れ」が滞っているからと言えます。
なぜ、私たちはパートナーとケンカをするのか? それは「私は愛されている」と感じられなくなるからですよね。
その時には、「愛の枯渇状態」に心が陥ってしまっているので、「彼(彼女)が愛してくれない」、つまり「相手から愛が流れてこない」と感じているわけです。
そんな時、自分が愛をパートナーに与えている(流している)のかというと、たいていの場合、与えてはいないんですね。
お互いに愛情を与えあって循環する流れが滞ってしまっているので、愛の枯渇状態が出来上がっているのです。
ちょっと想像してみてくださいね。
あなたの心の中に大きなダムがあると思ってみてください。そこには、愛という大量の水が一杯に溜まっています。
でも、もしあなたが水(愛)がなくなることを恐れていたら、ダムの水門を開けることができないのです。
それは、「私のダムにはどこからも水(愛)が入ってこないから・・・」と思い込んでいるからです。
私たちは、この「愛の流れ」がなくなると、とても怖くなります。
だから、その流れに執着するんですね。
ちなみに、自分を振った過去のパートナーに執着したくなるのはそれが理由になっているからなんです。
「彼(彼女)からだけしか、私には愛情が流れてこない。」
そういう飢餓感が執着となるんですね。
でも、私たちが「何か」に執着すると、その「何か」はゆっくりと腐敗していきます。
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水を容器に入れてずっと置いておくと徐々に淀んでいき、やがて腐ってしまうのと同じように、
「これは私だけのモノにしておくの!」
と、かかえてこんで、溜め込んでしまうとダメにしてしまうんですね。
そして、そこに溜め込んでおこうと思えば思うほど「失う恐れ」が出てきて、不安を感じながら生活することになってしまいます。
多くの人が、溜め込んだり、執着したり、独占しようとするのは、「心の平安のため」にしようとしているのですが、実際には流れを止めてしまい、安定や平穏をもたらしてくれはしないのです。
でも、もしあなたが自分の心の中のダムに水(愛)が入ってくると気が付いたとしたら、水門を開けて愛を流すことに何の恐れも感じないのではないでしょうか?
なぜなら、減らないと分かっているからです。
そして、あなたが水門を開けて愛を流したあげたおかげで、喜ぶ人、助かる人、感謝してくれる人がたくさん出てきます。
あなたから出て行った水(愛)が周りの人に流れて、またその人が誰かを幸せにしている風景を見ることもできるんです。
すると、「やってみてよかった」「わたしが人を幸せにできるんだな」と感じることができます。そんなふうに誰かが思ってくれたら、嬉しいですし、自信になりますよね。
そうして愛を与えているうちに、自分のダムにも誰かのダムから水(愛)が流れ込んでいることにも気付くことができるでしょう。
人生や世の中は、常に自分から周りへ、周りから自分へと循環していることに気付けると思います。
意識していてもいなくても、さまざまな「流れ」というものに、私たちは「何か」を乗せているんです。
今日はこのことに意識を向けてみてくださいね。
『わたしは自分の人生の「流れ」に何を乗せたいのだろう?』
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