いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
2013年10月より、
アメブロ公式サイト「恋と仕事の心理学」で執筆をしています。
毎月第2・第4日曜日になかつまともみカウンセラーと隔週で「自分プロデュース」というテーマの記事をお届けいたします。
それでは6/8(日)に掲載しました
「幸せの方向へピントを合わせよう」をご紹介いたします。
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2014/6/8 アメブロ「恋と仕事の心理学」より
夫婦の問題やパートナーシップの悩みをカウンセリングしていると少なからず感じることがあります。
それはクライアントが、目の前の問題に気をとられて感情に振り回されてしまい、その人の本当の望みから離れてしまうということです。
そんな時に、私はこんな問いかけをしてみることがあります。
「このまま結婚(お付き合い)を続けますか? それとも離婚(お別れ)したいと思っているのですか?」
「妻(彼女)への不満はたくさんあるけれど、本当は僕はどうしたいんだろう?」
「夫(彼)に文句を言って、困らせていれば、私はそれで良いと思っているの?」
「それとも、全く別の道があるの・・・?」
クライアント自身も、それ以前から心のどこかでその質問を自分に問いかけてきたのかもしれません。
しかし私たちは問題を持つと、つい感情に振り回されてしまったり、問題の解決にばかり意識が向いてしまいがちです。
大切なことは、「本当は何を望んでいるのか?」を知ることです。
自分の人生に向き合い、「本当に欲しいモノは何なのか?」を見つけることなんですね。
*
私たちが人生の中で何らかの選択をしようとする時、目の前にはいつも、
1.最高に幸せな人生の道
2.今まで通りの道
3.最悪の人生への道
の3つの道があると言われています。
この分岐点の前で、どの道に踏み出そうかと迷ってしまうんですね。
「夫が私のことを全然大切にしてくれない!」
とか
「妻が僕がやりたいことを理解してくれない・応援してくれない!」
パートナーに対して、このようなことを感じることは日々の暮らしの中でも良くあると思いますが、私たちがこんなふうに感じるときは、この3つの道を目の前にして、どの道にも踏み出せずに迷っている時なんですね。
上の例で言うなら、
1.パートナーともう一度向き合い直してコミュニケーションをとり、理解し合う道
2.今まで通り、相手に求めるばかりで話の通じあわない関係のまま、なんとなくつきあいを続ける道
3.「どうして、こうなっちゃんたんだろう」「こんなはずじゃなかったのに」と思いながら終りのないケンカが続く道
という3つの道があります。
パートナーシップが上手くいかない時や、変化がなくマンネリを感じる時は、2や3の関係のままで我慢しているからです。
しかし、そんな状態から、1に一歩踏み出すには、勇気がいります。
「別れても次の相手が見つかるか分からないし、1人になるくらいなら、今のままのほうがまだましだろう」
とか、
「夫(妻)と正面から話をしようとしても、また理解されなかったらどうしよう。これ以上傷つくのはイヤだな・・・」
と感じたり。
こんな時は、実は相手に関係なく、自分自身の心の中に恐れや不安があって、今の現状に執着しようとしている自分がいたりするんですね。
例えば妻側に夫への怒りの感情があって、その怒りに振り回されていると、
「私が本当に望んでいることは何だろう?」
ということがわからなくなってしまいます。
そして、その怒りの感情の下には、結婚への失望感があったり、夫に大切にされていないという悲しみ、愛されている気がしないという惨めさなど、感じたくない感情がたくさんあるわけです。
私たちはみんな、感じたくない感情から逃げるために我慢をしたり、犠牲をしたり、ケンカをしたり、ハードワークをしていたりしますが、それを続けていては幸せな人生の道を進むことは難しいのではないでしょうか。
どうしてかというと、自分の感情に向き合うのが怖い度合いだけ、本当に必要なこと、欲しいものがわからなくなってしまうからです。
*
冒頭でご紹介した、私からクライアントへの問いかけを覚えているでしょうか?
その問いをきっかけに、その人が本来感じていたはずの感情に気づいていくことがあります。
「本当の私は何が欲しいだろう?」と、シンプルに自らの内側と向き合うことで、心から望んでいた人生への道が開ける場面に私は何度も立ち会ってきました。
私たちは問題や悩みを持つと、不安、怒り、嫉妬、惨めさ、悲しみなど、多くの感情に振り回されてしまうことが少なくありません。
そして、そんな感情を抱えたまま進もうとすると、幸せの方向からピントがズレた行動をとっていることが良くあるのです。
そうなると、なんだか人生が前に進んでいないような感じがしたり、「これでホントに良いのだろうか?」と思うような期待とは違ったものしか手に入らなかったりするんですね。
私たちが人生やパートナーに真剣に向き合おうとした時、潜在的にあった問題が表面化してきたり、大きな問題が現れてきて、そのきっかけになることがよくありますが、
そういったトラブルは、実は人生からの「もっと幸せになれますよ」というサインだったりします。
今日はこの質問を自分自身に問いかけてみてくださいね。
「本当は、どんなパートナーシップ、人生を望んでいますか?」
あなたが自分の感情に向き合い、本当に望んでいる幸せの方向へピントが合った行動を取れば、欲しいものが手に入るでしょう。
あなたが、どれだけ自分の望みを大切にし、現実の行動に移すかで人生で受け取れるものが変わってきますからね。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございます(^^)
アメブロでの次回掲載は7/13(日)です。お楽しみに!!
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