恋愛の中でパートナーに嫉妬するということ

いつもありがとうございます。

心理カウンセラーの近藤あきとしです。

本文に行く前に、今日はお知らせがあります。

これまで、アメブロ「恋と仕事の心理学」では、毎月第4日曜日に『自分プロデュース』の担当として執筆してきましたが、4月よりアメブロ「恋愛テクニック」へ移動することとなりました。

http://ameblo.jp/love-counseling/

担当テーマは『魅力UP術』。初回の記事は4月11日(土)にUPされます。隔週で執筆しますので月に2~3回登場することになると思います。

今まで私の記事を読んでいただき、質問や感想をたくさんお寄せいただけたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。今後も「恋愛テクニック」のほうでお会いしましょう。

なお今後、私の担当日は交代で執筆してきたなかつまともみカウンセラーが担当してくれますので、来月からは第2・4日曜日の月2回登場することになります。

どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、3/8(日)に掲載しました記事をご紹介いたします。

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2015/3/8掲載
【恋愛の中でパートナーに嫉妬するということ】

恋愛のパートナーに関するご相談で

「彼女がボクに『あの子のほうが好きなら、そっちに行っても良いからね』と言ってくるんです。」

「別の日には『どうせ私と別れたいと思っているんでしょ!』と言ってきて、その度にボクは『そんなことないし、思ってもいないよ。』と伝えるんですが、彼女の気持ちが分からないんです。」

というお話を聞かせてもらうことがあります。

上記のような彼氏側の話もあれば、彼女側(不安をぶつけてしまう立場)からの話を伺うこともあります。

ここで起こっているのは何かというと、じつは彼女の自己攻撃なんですね。

ではどうしてそんなに自分を攻撃しなくてはならないのかというと、彼女の自己評価の低さやコンプレックスもあるでしょうが、心理的なバランスからみると嫉妬の表現方法の一つなんですね。

例えば、彼女の視点で下のように考えてみてください。

 彼=100点

 私= 40点

もし彼女が2人にこんな点数をつけていたとしたら、100と40の差が60点分あります。

心の中では「彼とつきあうには足りてない60点分がんばって補わないと・・・」と、この差が不安になるんです。

とは言え、あくまで「自分の中ではこう見えている」というセルフイメージであって、思い込みなんですよね。

恋愛はお互いがお互いを認めあって始まるわけですから、あなた(彼女)にとって彼が100点なら、彼から見たあなたも100点なんです。

時には彼が自分を40点、あなたを100点に見ているケースだってあるのですが、そのギャップに気づけずにいると思い込みに振り回されてしまうんですね。

この場合の嫉妬の心理は、彼女にとって「私とパートナーは釣り合ってない!」という部分にあります。

恋愛初期は誰でも振られたくないですから、がんばって相手に合わせて無理をしたり、何とか彼に見合うように背伸びをします。

ですが、そのうちに疲れてくると、頑張らなくていいように、彼を40点の位置まで引き摺り下ろそうとしてしまうんですね。

直接彼を攻撃して引き摺り下ろす場合もあれば、罪悪感を刺激して彼が自ら降りてくるように仕向ける場合もあります。

例えばこんな感じですね。

彼女「そう、明日友だちと約束があるんだ。そうだよね、友だちといた方が楽しいもんね。(私といてもつまんないよね) 大丈夫、私はひとりでも平気だから・・・ 楽しんできてね。私のことは気にしなくて良いからね。」

分かりやすくするため、ちょっと大げさに書きましたが、要は彼に罪悪感を感じてもらって、

「明日は君と一緒にいるよ。友だちとは今度でも良いしね。」

と言ってもらえる結果になれば良いわけです。

※友だちの部分を、仕事・趣味などに置き換えてみるとみなさんの状況とマッチしやすいと思います。 

ちなみに「あたしと友だちと、どっちが大切なのよ!」とぶつけてくる人は直接攻撃するタイプです。

彼女のようなパートナーとおつき合いをすると、彼はとても疲れてきます。

なぜなら、どれだけ気持ちを伝えても信じてもらえないからです。

彼女を安心させるために一生懸命サポートをしても、信じてくれない彼女に対して徐々に嫌気がさしてきたり、諦めの気持ちにとらわれてきたりします。

「自分はこんなに愛しているのに、全然彼女の役に立てていない」

無力感を強く感じるようになっていくのですが、誰もそんな感覚は感じたくないでしょう。

だから、彼女を嫌いになったわけではないのに、無力感から遠ざかるために別れを選ぶということも少なくないのです。

さて、なかなか信じてくれない彼女に、どうしたら気持ちが伝わるのか?大事なポイントをあげると、

・彼女の良い所、魅力、価値を伝え続けること

・必ず受け取れるときがくることを信頼して待つこと

・何よりも、あなたの情熱の全てで彼女を愛そうと思うこと

おそらく彼女はたくさん疑いの気持ちを抱えていますから、彼が彼女への気持ちをブレずに一貫した姿勢で伝え続けられると、その姿に少しずつ安心感を憶えてくれるようになります。

何度も何度も気持ちを伝えても、なかなか信じてくれないと心が折れそうになるかもしれません。

彼女の態度が変わらないのは、彼の言葉を信じてしまいそうになるほど「信じたくない!」という抵抗が強く出てくるからなんです。

信じていたのに傷ついた。心を開いていたのに裏切られた。

彼女の過去にそんな経験が何度もあったとしたら、彼を「信じてもいいのかも」という期待を感じる度合だけ、彼を試すようなことをしてしまうんですね。怖いから。

幸せになりたいと思っているのに、幸せを受け取ることが何より怖いんですね。

こういったケースでは、ほとんどの場合、彼女側から別れ話を切り出すことはないんですね。

彼を攻撃したり試したりして、彼に別れを切り出すように仕向けるんです。

なぜなら彼女には一つ強力な思い込みがあるからです。

「私はいつか彼に嫌われて、捨てられるに決まっている」

その不安がある分だけ、彼を信じられず、試すような態度をとってしまうんですね。

でも本当は情熱的に愛し続けてほしいと思っているんです。

また「私は問題があるから、愛してもらう価値がない」と思っていることもあるのですが、その場合、あまりにサポートを手厚くしすぎると役割が出来てしまいます。

「いつも問題があって助けてもらう彼女と、それを一生懸命助ける彼」

という、問題を共有して恋愛関係を作ってしまう、共依存関係に陥ってしまうので注意が必要です。

彼女をサポートし、気持ちを伝えることと、彼女を信頼し、待つことのバランスが大切なんですね。

彼にも彼女にも言えることですが、お互いの価値や魅力を見続けること、信頼すること、受け取ることを、毎日の生活の中に取り入れていくように意識することが大切です。

「受け取ること」「感謝すること」は恋愛でもそれ以外の場面でも、幸せになるために大切な要素の一つですからね。

「どうして私は今、幸せじゃないのかな?」と感じているときは、

「どうして私は幸せを受け取りたくないんだろう?」

「幸せになることを恐れているとしたら、自分の中にどんな理由があるだろう?」と自分に問いかけてみてください。

おそらく受け取れない理由や、過去に経験した心の痛みが出てくることがあるでしょう。

その時に「私が大切にしたいのは過去の痛みと、幸せを受け取ることとどちらだろう?」と選んでみてください。

私たちの持つ最も強いパワーの一つが「選択」というマインドの力です。

あなたの人生が前向きな方へ進むように選んでみてくださいね。

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました^^

4月からはアメブロ「恋愛テクニック」でお会いしましょう!

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