本当は寂しいはずなのに~超自立女性が失恋・離婚をしたとき~

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

●本当は寂しいはずなのに~超自立女性が失恋・離婚をしたとき~

前回の記事では↓

自立的な女性はパートナーとのお別れした後でも、寂しさやつらい気持ちを横に置いて、頑張って手放そうとしてしまうんですよね。

でも、まずは「手放せない自分」を大切にしてあげること、そして「頑張って何とかする」を手放していきましょう。というお話をしました。

ブログをUPした後で、何人もの女性クライアントさんから「私のことネタにして書いたでしょ」と言われましたが、もちろんそんなことはないです。

でもそれくらい、ちょっと自立し過ぎた女性のお悩みを伺うことは多いですね。

そういう訳で、今日は前回とつながってくる内容でお送りしていきたいと思います。

好きな人が去っていった寂しさ、いつも一緒にいた相手がいない虚しさ、失恋や離婚の後の心にポッカリと穴が空いてしまったような空虚な感じは、誰もが一度は感じたことがあるでしょう。

特に自立的な女性は、自分から愛を送りたい気持ちが強いですから(ひょっとしたら男性以上に)、愛する対象がなくなってしまった寂しさを強く感じることが多いようです。

色んな想いが胸に浮かんでは消えて、時にはつらい気持ちに心が振り乱されることもあったかもしれないですよね。

愛する人が去っていったことで、心の中から愛したいものが消えてしまったという寂しさが積み重なっていくからです。

そして、その度合が大きくなるほど寂しさを感じたくないので、我慢して抑えつけて、無かったことにしたくもなるんです。

お別れの痛みが大きい時には、寂しさを抑圧するだけでなく、パートナーへの愛情も抑圧して自分の中から無かったことにしてしまうことすらあります。

すると、一時的には寂しさから遠ざかったような気がするんですよね。

なんて感じることもあるんですけど、でも心のどこかにはいつもモヤモヤとした気持ち悪さがあったり、時折ふとした隙に悲しみに浸ってしまったり。

いつもと同じ毎日を送っているはずなのに、なんだか現実感がない感じがすることもあるかもしれません。

本当にしんどいんだけど、それを感じられない状態でカウンセリングに来られるかたも少なくないですね。

そういった喪失体験を抱えたクライアントさんには、ただただ今の「虚しさ」「寂しさ」を感じてもらうことがあります。

心の奥にしまいこんでバラバラにちらばった感情を、一つひとつ拾い集めるように感情を見つめ直していくことで、閉じてしまった心の蓋が少しずつ開いていきます。

そして一言、お別れしたパートナーを思い出しながら、「寂しい」って言葉にだしてもらうこともあります。
(イメージを使ったセラピーで行うことが多いですね)。

すると、心に溜め込んでいた寂しさ、虚しさ、悲しみが流れ出していくんですね。
(時には不満や怒りも出てくることもあります)

と同時に抑圧してきた彼への愛情も溢れてきて、冷え切っていた心に再び血が通いだしたかのような暖かい感覚が戻ってくるんです。

ハンカチを濡らしながら、そう話してくれるかたもたくさんいらっしゃいます。

つらい感情は抑えてしまおうとか、悲しいのは嫌だから無かったことにしようとか、感情をコントロールしようとすると、じつは後でどんどん苦しくなってしまうものなんです。

別れたパートナーを思い出して泣くなんてことは屈辱的はしたくない、と思ってしまう人にも私はたくさん会ってきました。

だから今、心が感じている感情をただ感じることが、楽になるための一番の方法なんです。感情を解放するのはその為なんですね。

それは、自分の中の愛が心の真ん中にあることが感じられたからです。
言い換えると、パートナーを愛していた自分自身を愛することができたからです。

「まだ手放せない自分」も「彼を大好きな自分」も、そのまま自分の心を受け入れることができたからなんですね。

もしそう思っているなら、あなたの中の「愛したい」という感情をありままに受けとめることから始めてみてくださいね。

次回も続きをお届けします↓

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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