執着してしまうのは、愛が深かった証拠。過去の恋を「自分へのギフト」に変える心理学

皆さま、あけましておめでとうございます。
カウンセリングサービスの心理カウンセラー近藤あきとしです。

すっかり年は明けてカウンセリングもとっくに始めているのに、新年のご挨拶をするのを忘れていました。
遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年を迎えて、「今年こそ去年までの私とは違う、まったく新しい幸せを手に入れて見せる!」そんな意気込みの方はたくさんいるのではないでしょうか。

(嫌なことを言いますが)しかし、年末年始はひとつの区切りではありますが、時間は勝手に過ぎていっても、悩み事や問題はずっとそのまま変わらないものです。

年を越えたら勝手に消えてなくなってはくれないんですよね。

なぜなら、私たちが直面する人生の問題は「心(感情)の問題」だと考えられるからです。感情の問題を解消していくことで、物事の見方、捉え方、感じ方が変わった結果、それまでの悩みや問題が解消されるからです。

心というのは不思議なもので、形がなく捉えどころがないと感じがちですが、扱い方が分かるだけで、それまで苦しいばかりだった人生が急に楽になることも、あるんです。

新しい年を今までとは違う1年にしたいと思ったら、カウンセリングを通して、あなたの心の奥で問題を作っている「何か」を見つめ直してみてください。

その選択が、あなたにとって「人生を変える」大きな区切りになりますからね。

さて、前置きが長くなりましたが、新年1回目の記事は、年末年始という年の区切りを意識して、「過去を手放して、新しい自分で生きる」といった内容をお届けいたします。

目次

過去の荷物(執着)はもういらない

今年を今までで一番幸せな恋愛を手に入れる年にしたい。そう願うなら、まず過去への執着を手放すことが大切です。

カウンセリングの現場にいると、

「別れた彼がどうしても忘れられないんです」

「あの時、あっちの道を選んでいれば…」

「あの上司にさえ出会わなければ…」

といった、過去の痛みや後悔に心を縛られている方とたくさん出会います。

ただ、そうは言っても人間ですから、過去を振り返ってため息をつきたくなる夜だってありますよね。

しかし、もしあなたが本気で「今の状況を変えたい」と願うなら、その手一杯に握りしめている過去の荷物(執着)を、そっと下ろすタイミングが来ているのかもしれません。

今日は、なぜ私たちは苦しいのに執着してしまうのか、そして、どうすればそれを手放して楽になれるのか。その心の仕組みについてお話ししたいと思います。

なぜ、私たちは苦しいのに「執着」してしまうのか?

頭では「もう忘れた方がいい」と分かっている。それなのに、なぜ心は過去にしがみついてしまうのでしょうか。

心理学的に見ると、執着とは「喪失感への抵抗」と言えます。

誰かや何かを失うことは、心にぽっかりと大きな穴が空くようなものです。その空虚感や寂しさは、とても辛いものです。

だから私たちは、その穴を感じなくて済むように、無意識のうちに「執着」という詰め物で心の穴を埋めようとします。

たとえそれが「あの人が許せない!」という怒りや、「私がダメだったんだ」という後悔のようなネガティブな感情であったとしても、何もない空っぽの状態よりは、相手との繋がりを感じていられる分だけ「マシ」だと心が判断してしまうのです。

つまり、執着している間は、心の部屋が「過去の住人」で満員の状態になっています。

「元彼の愛しか受け入れない部屋」になっていると言ってもいいでしょう。

これでは、どれだけ新しい幸せや素敵な出会いがドアをノックしても、「今は満室です」と追い返してしまうことになります。

これが、執着していると新しい幸せが入ってこない理由です 。

「怒り」や「後悔」の下にある、本当の理由

なかなか手放せない執着の多くは、「怒り」や「文句」というパッケージに包まれています。

「あいつのせいで傷ついた」

「もっと愛してくれればよかったのに」

そうやって相手に怒っている間は、私たちは自分の本当の感情を見なくて済みます 。

その怒りの下には、実はこんな健気な想いが隠れていることが多いのです。

「本当は、もっと愛して欲しかった」

「本当は、もっと愛してあげたかった」

怒りを感じ続けることで、私たちはその奥にある「愛しきれなかった痛み」や「愛されなかった悲しみ」に蓋をしています。

執着を手放せない本当の理由は、この蓋を開けて、心の痛みを感じてしまうのが怖いからなのです。

どうすれば「執着」を手放せるのか?

では、どうすればこの執着を手放せるのでしょうか。

よく「思い出の品を捨てましょう」と言われますが、物理的に捨てたとしても、心の中で感情的な繋がりが残っていれば、それは手放したことにはなりません 。

手放しとは、捨てることでも、無理やり忘れることでもありません。

「自分の本当の感情を認め、完了させてあげること」です。

具体的には、怒りや文句の下にある「愛」に気づいてあげることです。

「あんなに腹が立つのは、それくらい本気で愛していたからなんだな」

「悔しいのは、もっとあの人を幸せにしてあげたかったからなんだな」

そうやって、自分の情熱や愛の深さを認めてあげてください。

もし悲しみや寂しさが出てきたら、それを否定せずに「悲しかったね」「寂しかったね」と、親友に接するように優しく受け止めてあげてください。そして「それくらい愛してあげたかったからだよね」と、痛む心を抱きしめてあげてくださいね。

感情は、感じ切ることで消化され、成仏していきます。

涙と一緒に痛みが流れていった後、あなたの心には自然と「空白(スペース)」が生まれます。

手放しは、自分自身への「プレゼント」

執着を手放すとき、私たちは一時的に心の痛みを感じます。

ですが、その痛みの先には、必ず心の余裕と、新しい世界が待っています。

執着を手放すことは、過去の相手のためではありません。

「自分自身に新しい世界を与えること」であり、あなたが幸せになるための準備なのです 。

心の余裕でできた新しいスペースには、必ず新しい幸せが入ってきます。

それは新しいパートナーかもしれませんし、ライフワークのような情熱を注げるものかもしれません。

勇気を出して、握りしめていた手を広げてみませんか。

その手は、過去にしがみつくためではなく、未来の幸せを受け取るためにあるのですから。

この記事が、新しい年を迎えた皆さんの、新しい恋愛の幸せにつながることを心から願っています。

それでは皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし

参考記事です↓こちらもどうぞ

はじめての方へ

「自分の場合はどうだろう?」「この心理について深く知りたい」と思ったら、ぜひカウンセリングをお試しください。

今、直面している問題や出来事の意味を、心理カウンセラーとして一緒に読み解いていきます。
心の奥に眠っている真実の物語と出逢い、あなたが真実を生きるサポートをします。

初回無料カウンセリングを見る

(じっくりお話ししたい方には面談カウンセリングもございます)

  • URLをコピーしました!
目次