心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
10月26日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●大好きだったパートナーにガッカリした後で、本当の◎◎が始まる(3)
前回そして、前々回の記事では↓
パートナーとのロマンスを取り戻そうとしたときに、なぜかパートナーが乗り気でない場合があるということ。
そしてその理由は大きく分けて3つ。
1、パートナーが恥ずかしすぎて動けない
2、あなたへの不満が解消されていない
3、愛されることを恐れているパートナーを選んでいるから
⇒パートナーはあなたの潜在意識を映しだしているので、つまりあなた自身が愛されることを恐れている。
さらにカウンセリングでは3番目の理由がテーマになることが多い、ということについてお話しました。
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私たちは誰でも潜在的に「愛されることへの恐れ」を抱えているようです。
どれだけ意識的に「幸せなパートナーシップが欲しい」「愛されたい」と思っていても、
パートナーができなかったり、おつき合いしていても問題ばかり起きたり、今一つ親密さを感じられない、などの悩みがいつもついて回るのは、この恐れの感情が心の中にあるからなのです。
もしかしたら、このシリーズの記事を読んでいてつらくなったり、しんどさを感じるという人もいるかもしれませんが、それは潜在意識の奥底の心の傷に触れ始めていて、癒されるプロセスを体験しているからなんですね。
心の傷に向き合うことは、はじめはつらかったり痛みを感じることもありますが、癒して乗り越えていくと、誰もが今までの問題のパターンから抜け出して、これまで以上に才能を発揮して輝くことができたり、より大きな幸せを受けとれるようになります。
カウンセリングの場ではいつも起きていることですが、かつて傷ついたことで閉じた心が、また開くからなんですよね。
私たちの心を簡単に図式化すると
意識
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潜在意識
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無意識
という領域に分けることができます。
ふだんは意識の部分で「パートナーが欲しいな~」と思っていても、
潜在意識で「でも上手くいかなくて傷つくのは嫌だなあ」「またパートナーに振り回されてボロボロになりたくないよ」という思いを強く持っていると、
無意識的にパートナーができないような行動をしていたりするんです。
その一番の理由は「この人はこんなダメなところがある!」「きっと浮気するに決まってる!」などの、文句と批判と疑いに囚われてしまうことです。
関係が進みそうになったときにこういった気持ちが浮上してきて、必要以上に警戒してしまうんですね。
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また、潜在意識や無意識には、多くの人の「愛されることへの恐れ」を作りだす、コンプレックス(自己嫌悪)があるものです。
もちろんそれだけでなく、自身を大切に思う自己肯定感(自己愛)や自己承認などもあるので、意識の下の心の奥底では、こういった感情がせめぎ合いをして、ケンカのような状態になっているわけです。
すると、私たちの心の中でいったいどっちが強いのか?が一つのポイントになります。
「3」の理由が影響しているケースというのは、普段は潜在意識の下にしまわれている「愛されることへの恐れ」がパートナーとの関係を通して浮上してくるからなんです。
多くの場合、「パートナーが◎◎だから(あるいは△△してくれない)」、「相手から酷いことをされた、言われたことで傷ついた」などの、
相手の言動や態度によって、私たちの潜在意識の中にある感情(心の傷や、恐れ)が刺激されることで意識上にあがってきます。
表面的には原因はパートナー(外側)にあるように見えますが、その影響を受ける下地が私たちの心の内側にあるからとも言えるわけです。
心の中のコンプレックスと自己肯定感のせめぎ合いで前者が強かった場合は、特に影響を受けやすくなります。
逆に自己肯定感の方が強かった人の場合だとどうなるかというと、
・どうしてパートナーがそんなことをするのか、理解して2人の仲が良くなるように働きかける
・こんな人は自分にふさわしくないので、さっさと別れて次に進む
のどちらかになるでしょう。
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なぜそうできるかというと、「自己価値」が高いからなんです。
自分の価値を高く感じられている分だけ
「私のパートナーがこんなことをするのには、きっと何か理由があるんだろう」
と考えて、より良い関係になる為に相手を理解したいと思えたり、
「私が幸せになる為にふさわしいのは、こういう人じゃないわ」
と感じられて、より自分らしい方へ進むことができたりするんです。
自己価値が高いということは、そんな自分と付き合うパートナーの価値も高いと思っているということ。
つまり、自分の価値を信頼しているので、パートナーの価値も信頼しているんです。
逆に、パートナーを信頼できないときは、実は、自分を一番信頼していないからなんですね。
「パートナーを信じられない、嫉妬したり、パートナーを疑ってしまう」というご相談もよくありますが、その理由も同じで、自分を疑っているから、パートナーを疑ってしまうんです。
これは私たちの心の性質の一つ、「自分では気づけない潜在意識の中の感情を相手に映し出す」という投影が働いているからです。
そういう意味では、例えばあなたがパートナーの浮気を疑っているとしたら、実は自分が浮気性なのを隠しているから、かもしれないんですよ。
「絶対そんなことない!」と思ったかもしれませんが、実際には浮気をしていなくても、「ひょっとしたら、私もタガが外れたら、そうなっちゃうかも・・・」と、どこかで自分を疑っているので、パートナーを疑いたくなってしまうんです。(先ほど書いた、影響を受ける下地があるからです)
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もし、あなたが「私のパートナーって本当にダメな人!酷い人だ!」と感じているとしたら、「私の中にパートナーと同じような部分がないだろうか?」と、自分の心を見つめ直してみようと思ってみてください。
そして、目の前に2つの選択肢があると想像してみましょう。
私は、そういう人(パートナーが見せてくれている自分)でいたいのか? それとも、もっと違う人でいたいのか?どちらを選びたいのか、自分に聞いてみてください。
あなたが、自分を今以上に大切に扱えるようになれば、パートナーも同じように大切に扱うことができるようになります。
そんなあなたを好きになる人は、間違いなくあなたが思っている以上に、あなたを大切にしてくれる人です。
ここまで進んできた時に、あなたの本当のテーマと向き合うことになります。
「愛されることへの恐れ」を越えて、あなたを大切にしてくれるパートナーからの愛情を受け取れるかどうか?というテーマと。
次回も続きをお届けしますね↓
※参考記事です。こちらもどうぞ。
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!