浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について(2)~【アメブロ】恋愛テクニックより

いつもありがとうございます。

心理カウンセラーの近藤あきとしです。

3月17日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について(2)

前回は、超自立男性の中で浮気をしたり嘘をついたり複数の女性とつき合ったりしてパートナーを困らせている人の心理をお話しました。

スタンダードな超自立男性を標準タイプとするなら、浮気や嘘をつく方は遊び人(プレイボーイ)タイプと呼ぶことにして、それぞれの特徴も解説しましたね。

両者は外側に出ている態度は違いますが、どちらも「感情が怖いので必死に感情的にならないようにしている」という点では共通しています。

その理由として、前回の記事ではこんなことを書きました。

その理由は、過去に無防備に感情をオープンにしていた時代にものすごく傷ついた体験が隠れているからです。

気持ちに素直に行動していた時、感情に溺れるくらい人を愛していた時に、失敗して深く傷ついたことがあるからなんですね。

つまり全力で誰かを愛していた時に、失敗して傷ついた(誤解の場合もあります)体験があるということです。

誰でも人を好きで好きでたまらなくなることが人生で何回かありますが、今回のテーマのように大人になってからのパートナーシップに影響が大きく出てくるのは、典型的には「異性の親との関係」「初恋の相手」だと言われています。

私たちは大人になった今では考えられないくらい、両親のことが大好きだった時代がありました(私はそんなことない!と思った人もいるかもしれませんが)。

もしあなたの周りに小さな子どもがいたら、ちょっと様子を見てみてください。どれだけ子どもが親を大好きなのかがきっと分かると思います。

初恋の時も同じですよね。相手のことが好きでどうしようもなくて、胸が苦しくなるくらいのせつない想いを抱えていましたよね。

そして相手のことを好きな度合だけ、幸せも大きかったはず。ただ同時に傷つく痛みも大きかったのです。

彼らはもう二度と傷つかないために「依存」を切り捨てようとしてきたわけです。

親子の関係の場合、子どもが「依存」する立場になります。親の保護なしには生きていけませんから当然ですよね。

恋愛の場合は、好きになった側(惚れた側)が「依存」側になります。

「依存」の立場というのは、言い方は悪いですが「相手の出方で左右されて振り回される」立場とも言えます。

となると、親子関係では親次第で子どもは(感覚的、主観的に)幸せか、そうでないかが決まりますし、

恋愛では、パートナー次第で依存している側の幸、不幸が決まってしまいます。

親が笑顔だったり、甘えさせてくれたり、受け止めてくれたら子どもは幸せで、そうでなければ楽しくなくて寂しい。

パートナーが愛してると言ってくれたり、連絡をくれたり、言うことを聞いてくれたりすれば幸せだけど、そうでなければ悲しくて不安で一杯。

(超自立男性をパートナーに持つと、彼女側は自動的に依存の立場になってしまい、考え方の軸が自分でなく彼になってしまうことが良くあります。そんな女性クライアントのお話を聴いていると、会話が「彼が~なんです」というように、彼が主語になった話になっていたりしますね。)


※コチラ↓の記事が参考になりますので読んでみてください。

私たちは誰かに幸せを依存しているとき、その関係や状況が消えてしまうと、世界のすべてが崩壊したかのような痛みを感じます。

例えば子ども時代なら、両親の仲が悪くいつもケンカをしていた。あるいは冷え切っていて会話が無かった。離婚の問題をいつも抱えていた。家庭がそんな状況だと子どもはいつこの家族が崩壊するのだろうといつもビクビクしながら過ごすことになります。

もし親がいなくなってしまったら、子どもは一人では生きていけませんから、決して大げさでなく生きるか死ぬかの瀬戸際のような危機感を感じているのです。

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今回は超自立男性を扱っていますから、異性の親である母親との関係で見ていくと、たとえば、

・夫婦ゲンカが絶えなくて、母親に子どもに目を向ける余裕が無かったため、十分に愛されたという実感が持てなかった。

・父親に暴力やアルコールなど何らかの問題があって、母親からずっと父親の悪口を聞かされていた。

・母親がヒステリックで、感情を素直に表現できるような安心感が無かった。

・あまり子どもの人格を尊重してくれず、母親の価値感を押し付けられてきた。などなど・・・

(実際に超自立男性のカウンセリングをしていると、小さい頃からお母さんとの関係が上手くいっていなかったり、複雑な事情があって愛情を十分に感じられたなかった状況だったというお話を聞くことはとても多いのです。)

こういった子ども時代を送ってきた人は、人間関係の争い事、衝突、対立などの雰囲気にすごく敏感になるんです。また、子どもとの関わり方が分からなかったり、子どもの声すら苦手だという人もいます。

人と人の対立は感情の衝突とも言えますし、子どもは存在が感情そのものですからね。自分が隠しているものを目の前に突き付けられているような感じがするんです。

そして、そういった危機を目の前にすると反射的に、避けなければ!という思いに突き動かされてしまうのです。

たとえ恋人同士で必要があって話し合おうとしても、男性が急に心を閉じたり、そもそも話し合いの席につくのを避けたりするのは、上のような背景があるからなのです。

子ども時代は「家族=世の中・世界のすべて」と言っても良いくらいですから、その時代に家族・両親との関係に安心や信頼をあまり感じられなかった場合、

世の中・社会・人間関係に対する安心感や信頼感を作り、育てることが難しくなるケースは少なくないのです。

なので、こういう子どもは普通よりもずっと早く「依存(子どもらしさ)」を切り捨てて、「自立」しようとします。なにしろ依存していたら生きていけないかもしれませんからね。

そして、自立するために過去の痛みはすべて心の奥に封印して、自立という偽りの強さの仮面で覆い隠して生きるようになります(本人はこの偽りの仮面が自分自身だと思っています)。

でも、恋愛関係になると過去の傷が浮上してきますから、親密になりそうになると、彼らは急に離れていったり、離れなければならなくなる問題を作り出したり、自ら関係を壊すようなことをしてしまいます。

初恋での失恋の痛みの影響については、また次回にお届しますね↓
2018/3/31「浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について(3)」
https://kondouakitoshi.jp/archives/65933392.html

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

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