浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について(1)~【アメブロ】恋愛テクニックより

いつもありがとうございます。

心理カウンセラーの近藤あきとしです。

3月3日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について(1)

最近は超自立男性をパートナーに持つクライアントさんのご相談を伺う機会が何度もありました。

しかも彼(夫)が浮気をする・嘘をつく・頑なに結婚を避ける・向き合ってくれない、などのテーマが多かったことは少し気になったところでした。

そこで今日は、以前にシリーズとして書いていた【超自立男性の心理】を久しぶりにお届けしたいと思います。

さて、超自立タイプの男性の特徴と言うと

・口数が少ない
・自分の気持ちを表現しない
・いつも冷静で動じない
・論理的、理性的(感情的にならない)

などですが、先ほどあげたように、浮気をする・嘘をつくなど不誠実な行動でパートナーを困らせている人もいます。

それって、どちらかと言うとチャラそうな男性がすることじゃないの?と思うかもしれませんね。

たしかに遊び人とかプレイボーイ(言い方が古いですが)なタイプがやりそうなことではあります。

・遊んでそう
・話が上手で一緒にいて楽しい
・アクティブでいつも新しいことをしている
・感情表現が豊か

典型的にはこんな感じの印象でしょうか。なかにはクールで無表情だったり、親しげに近づいてきたと思ったらパッと距離をとるタイプもいますので一概に言えない部分もありますが。

一見正反対に見えるこの両者ですが、実は根っこにあるのは基本的に同じだったりするんです。

ようは「自分の感情や気持ちを他人に悟られることをものすごく怖がっている男性」なんです。

ひとまず前者を標準(スタンダード)タイプと呼びましょうか。

標準タイプは、
感情が怖いので、感情的にならないように心の中に固く閉じ込めて外に表現をしません。そして冷静な態度を崩さず、論理的になることで本音を悟られないよう防衛しています。

遊び人(プレイボーイ)タイプは、
感情が怖いので、一人の女性に熱をあげないように常に複数の女性と関係を持っていたり、真剣になったりのめり込まないように自分の気持ちをガッチリせき止めています。そのため本音を悟られないように冗談ばかり言ったり、その場しのぎの言葉ばかり言うことで、笑いや嘘で偽装工作をしています。

それぞれ外側に出ている態度は違うのですが、共通しているのは「感情が怖いので必死に感情的にならないようにしている」ということです。

最近のカウンセリングでお聞きしたのは両方のMIXタイプなんだろうと思います(みんなハッキリと線引きは難しくて、どこか割合は違ってもMIXになっているんですけどね)。

その理由は、過去に無防備に感情をオープンにしていた時代にものすごく傷ついた体験が隠れているからです。

気持ちに素直に行動していた時、感情に溺れるくらい人を愛していた時に、失敗して深く傷ついたことがあるからなんですね。

その結果「もう二度とあんな目にあいたくない!」と固く心に誓った分だけ、心の傷を奥深くに封印して、その上に(超)自立を被せてカムフラージュをし、偽りの強さを作り上げてきたのです。

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しかし、大人になり恋愛関係になると自動的に過去の傷が浮上してきます。

本来であれば、むしろ恋愛関係で自分も相手も過去の痛みをお互いに癒すことができるはずなのですが、彼らはあまりにも心の痛みを感じることが怖いために、その痛みを隠すために自ら関係を壊すようなマネをしてしまうことになります。

痛みと向き合い癒すことよりも、痛みから逃げる(傷に執着しているとも言えます)ことを潜在的に選んでしまうんですね。

失敗して痛い目にあったらそれを避けたいと思うのは誰でも同じですが、特に誰かに依存していた時代に負った痛みがあると「僕は依存していたから傷ついたんだ!」と考えるようになりやすいのです。

すると「もう絶対に誰かに依存することはしない!」と決めて、対極にある自立する方向へ突き進むわけです。二度と傷つかないために依存を切り捨てる生き方を選ぶということになるんですね。

そうなると誰かに甘えるということを人生から消し去ってしまうので、甘えることを自分に許せなくなります。

誰かを頼ったり、お願いしたりということが出来なくなります。甘えたくても甘えられなくなるんですね。

※ちなみに、どうしても甘えたい時には本当に信頼しているパートナーにだけは甘えられる人もいます。その時は、上から目線でやたら偉そうな態度(「俺が言わなくても察しろよ」という雰囲気を出すとか)をとることが多いですね。あとは、子供や赤ちゃんのような言葉遣いでなら甘えられる場合もあります。それくらい精神を子供にしないと自分に甘えることを許せないからです。

なぜか、と言うと「依存=立場が弱い」「依存=利用される」という思い込みがインプットされているからです。

依存心があったから傷ついた。じゃあそうならないように感情は隠して抑圧してしまえばイイじゃないか、と上手くいくための方法を覚えたことで自立の度合が高まります。

そして傷つく恐れを隠すために、常に自立側に立つことで人間関係の主導権が手に入るのですが、

今度はもしそれを手放したらまた痛い目にあうかもしれないという恐れに追いかけられるので、「絶対に自立を手放せない」強迫観念に近い思いを抱えることにもなるんです。

ですので、恋愛関係になりパートナーと心の距離が近づくたびに感情が動き出し、愛情を感じれば感じるほど過去の心の痛みが浮上してきますので、親密になりそうになるとパートナーから逃げる、あるいは関係を壊すような行動をしてしまいます。

2人の仲が良くなればなるほど、感情を隠せなくなるかもしれない恐れに追いかけられます。本人はまったく意識してはいませんが。

長くなりそうなので、続きは次回にお届けしますね↓
2018/3/18「浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について(2)」
https://kondouakitoshi.jp/archives/65932791.html

・・・この流れは、もしかして【超自立男性の心理】シリーズが再開するのでしょうか?

★【超自立男性の心理】バックナンバーhttps://kondouakitoshi.jp/archives/cat_60254867.html
***

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

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