超自立の彼が「距離をとろう」と言いだしたり、音信不通になるのはどうしてか?(6)~「癒着と親子関係」

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

※この記事では、こんなことを書いています

  • 人が超自立になるのは、もう二度と傷つきたくないから。誰かから助けてもらうことや、誰かに頼ることを絶対にしたくないと固く心に誓っている。
  • そんな彼を助けたいあなたは、もしかしたら、彼ではない『昔助けられなかった誰か』を、今も助けたいと感じているのかもしれません。
  • 長く続けてきたこの状態から抜け出すためには、自分を責めるのではなく、自分が楽になること、もっと良いものを受けとっていいことを自分に許すこと。言い換えると、あなただけが過酷な道を歩まないといけないという呪縛から解放されること。

(このシリーズ、「彼⇔彼女」・「父親⇔母親」を入れ替えても当てはまる内容になっていますので、男性の読者も参考になりますよ)

●超自立の彼が「距離をとろう」と言いだしたり、音信不通になるのはどうしてか?(その6)~「癒着と親子関係

前回からの続きです↓

目次

超自立の彼に惹かれる女性が抱えやすい「癒着」の関係

今日は前々回に予告した「癒着と親子関係」についてお話したいと思います↓

超自立タイプの彼とおつき合いしている女性の多くが非常に強い母性を才能として持っている、ということは以前にもお話しました。

しかし、あまりにも彼との親密感・一体感をもとめるあまり、彼との境界線が曖昧になることも少なくありません。

心理学では、そんな状態を癒着と言います。癒着とは、心が他の誰かと背中合わせにピッタリとくっついているような状態です。

たとえば、彼に酷いことを言われても「私が悪いから」と思ったり、彼と離れている時に「普通でないほどの不安」を感じてしまうんです(自分の一部が無いように感じるからです)。

友だちに相談すると、たいていは「そんな彼やめときなよ」と言われるのですが、それでも好きなので何とか彼に関わろうとします。

跳ね除けられたり、拒絶されたりして、傷ついている自分をさらに自己攻撃してしまったり・・・カウンセリングをしていると、そうしたお話は珍しくありません。

ところが、そんな女性のパートナーは超自立男性が多いんです。そして簡単には近づかせてはもらえません。

彼らが超自立になるのは、もう二度と傷つきたくないからです。そして、誰かから助けてもらうことや、誰かに頼ることを絶対にしたくないと固く心に誓っています。

彼を助けたいあなたは、過去の「誰か」を助けようとしているのかもしれない

そんな彼を助けたいあなたは、もしかしたら、彼ではない『昔、助けられなかった誰か』を、今も助けたいと感じているのかもしれません。

前回の記事にこんなことを書きました。

「だとすると、無意識的に『傷ついたパートナー』を選んでいる可能性もかなり高いのかもしれないんですね。

彼と出逢った最初から、あからさまに傷ついていることが分かっていたのならともかく、たいていは『そんな部分があるとは知らずにつき合っていた』という人がほとんどでしょう。

それくらい私たちは、潜在的に『放っておけない、助けてあげたい』という思いを抱えていると、的確にそういった相手を見抜いてパートナーを選んでいるようです。」

もちろん、表面的にはそんな意識はないでしょうし、幸せになりたいと思っているはずですよね。

でも、初恋の相手や、今でも忘れられないかつての恋人を思い出したとき、

「そう言えば、どこか寂しそうだったり、孤独そうに見えたな」

と感じてはいませんでしたか?

「助けたい」気持ちのルーツは“お父さん”との関係にある

そうした想いのルーツを辿っていくと、家族、そして「父親との関係」にたどり着くことは少なくありません。

例えば、いつも忙しくて家にいない、口を開けばお母さんへの文句ばかりだったお父さん。

嫌だなあ、と思いながらも、その態度や言葉の裏に、どこか傷ついている痛みを感じていなかったでしょうか?

あるいは、無口でほとんど愛情を示すことがなく、一人でいることが多かったお父さん。

その背中を見ていると、心の中に誰も入れない孤独を抱えているように感じられたかもしれません。

すると、この状態を何とかしたいと思うんですね。

「お父さんの傷ついた痛みを癒してあげたい」
「お父さんをもっと笑顔にしてあげたい」

子供なりに「助けたい」という想いを抱えて頑張るのですが、いかんせん大人の事情を子供がどうにかすることはできません。それは仕方のないことです。

ただ、その時の「助けられなかった」という悲しみは、小さな心には抱えきれないほどの「無力感」「罪悪感」を感じさせてしまうのです。

なぜ“助けられない相手”ばかりを選んでしまうのか

ひょっとしたら、「もう一度助けられたら報われるのではないか?」と、父親とは違う相手で、助けることに再チャレンジしているのかもしれません。

あるいは、助けられなかった自分を罰するかのように、「助けさせてくれない相手」を探してしまうのかもしれません。

その「助けたい」という気持ちが強い分だけ、癒着の度合も強くなってしまうんですね。

今日は少し過去を振り返って、今まで好きなった相手や、つきあってきたパートナーを思い出してみましょう。

彼はどんな風に傷ついているように見えて、あなたはどうやって助けようとしてきたでしょうか?

そして上手くいかなくて、失敗した自分をどれくらい責めてきたでしょうか?

「もう幸せになってもいい」と自分に許可を出す

言い換えると、あなただけが過酷な道を歩まないといけないという呪縛から解放されることです。

「私がお父さんを助けなければいけない」
「失敗したから、私は幸せになってはいけない」

自分を救うためには、「助けてもらう」勇気を持つ

これまでにもお伝えしてきましたが、自分のケアを何よりも優先することが大切です。

補償行為を続けて、何度もボロボロになってきたあなたがどれだけ疲れ切っているか?

もう感じてもいいんですし、自分を労わって癒してあげてもいいんです。

彼にしてほしかったことを、まず自分に与えてみる

彼が弱さを見せてくれて甘えてきて欲しかったとしたら、まずあなたが誰かに弱い自分を見せられるように。

彼にもっと自分自身を大切にしてほしいと感じていたら、あなたが自分を大切にできることって何なのかを見つけられるように。

「助ける恋」から「育つ愛」へ

これは、あなたが抱えてきた過酷さや厳しさという罰を、優しく、大らかで、一切の犠牲がない愛し方・癒し方を学ぶ機会に変えるチャンスにすることができるんですね。

もし今が、安全に守られた感覚を感じながら、あなたの内面を探求し、心の成長が求められているタイミングだとしたら、なにを一番大切にしたいと思いますか?

本当の意味での「大人の女性の自分」に出逢う準備はできていますか?

今日は無力感を主に扱ったので、次回は罪悪感からの見方をお届けしますね↓

それでは、今日がみなさんにとって素晴らしい日でありますように!

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

心理カウンセラー
近藤あきとし

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