超自立の彼が「距離をとろう」と言いだしたり、音信不通になるのはどうしてか?(4)

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

「男女関係」という人間関係から浮上してくる心の課題は、「超自立の彼」と「あなた」のどちらにも成長にむけてのテーマを示しているのかもしれません。

今のパートナーや、過去のパートナーとの関係性から何に気づき、どんな学びを得られるかによって、相手を(自分を)責めて終わるのか、それとも「もう幸せになっていいんだ」という実感に昇華できるかの分かれ目になります。

少なくも一つだけ言えることは、この問題を通してあなた自身のテーマと向き合うことで、大人の女性としての魅力が大きく開花するということです。

●超自立の彼が「距離をとろう」と言いだしたり、音信不通になるのはどうしてか?(その4)

前回からの続きをお送りしますね。

これまでお伝えしてきたように、超自立タイプの彼というのは、

・依存時代(両親との関係や、初恋での失恋)に傷ついた心の痛みを抱えている。

・二度と傷つきたくない度合いだけ、パートナーへの「依存心」を隠し、感情を切り離して、誰にも頼らない自立した生き方が必要だった。

という痛みを抱えているわけです。

パートナーとの関係性が深まっていくと、誰もが相手との心の距離が近づいていくの感じて、二人の親密感が高まります。つまり感情が動き始めるということなのですが、それは同時に心の扉が開きだすことでもあります。

すると彼にとっては、ずっと隠してきたはずの「心の痛み」や「依存心」が刺激されて、心の表面に浮上してくる感覚がするんです。二度と味わいたくなかった過去の痛みが蘇ってくる感じがするわけです。

彼女からの好意は普通なら嬉しいものですが、そこは超自立の男性ですから「受け取る」なんでできません。

与えることは得意なんですけどね。特にまだ心の距離の遠い恋愛初期には、彼女のために頑張ることもできるのですが・・・つきあい始めると、彼女側がこんな気持ちになってきます。

「出会った頃は優しくて、気を使ってくれたり、情熱的に求めてくれていたのに、どうして?」

この不安、覚えのある方も多いのではないでしょうか?

また、急に彼女のことを避けるようになったり、やたら他の女性に話しかけたり、昔の彼女の話をしだすのは、彼の心が【警戒モード】になったということです。

好きな彼女と一緒にいるとき、「しまった!心が開きそうになっている!」と感じたため、慌てて心の扉を閉じようとしたが故の行動なのですが、女性からしたらかなり理解しずらい態度になってしまうわけです。

なので、彼が急によそよそしくなったり、距離をとられたと感じたときは、「もう、これ以上は近づいて欲しくない」というサインを出していると思ってください。

ただし、決してあなたのことを嫌いになったわけではなくて、むしろ彼の方があなたを「好きだな~」という気持ちで心が近づきすぎたことで、「いけね!この距離は危険だ!」と感じたからなんですが。

もし最初からこのモードの男性がいたとしたら、そうとうな怖がりさんでしょうね。

本来であれば、彼は抱えてきた「過去の痛み」と向き合い、癒し、乗り越えていけるチャンスであるのですが、

受け入れようという意欲を持てたり、感情を癒すことに意味を感じることができる男性はそうはいないでしょう(超自立である分だけ、余計に感情というものを感じたくないでしょうからね)。

忘れたくないのは、パートナーシップというのは「相手と関わることで表面化した心の問題」を通して、自分自身のテーマに気づくことができる。という関係性を築けること。

どういうことかというと、彼があなたと出会い、親密な関わりの中で、過去の心の痛みが(無意識的に)浮上してきたのであれば、

あなたにも、彼との関わりを通して出てきた問題の中に、あなた自身の気づくべきテーマがあるはずなんですよね。

私がカウンセリングをする上で、大切にしていることの一つに、「クライアントさんにとって、もしこの出来事が必要だったとしたら、そこにはどんな意味があるのだろう?」という考え方があります。

つまり、このシリーズの例に対して言い換えると、

「なぜ彼と出会って、つきあわないといけなかったのでしょう?」

これは前回の最後に書いたことでしたが、みなさんこの2週間で何か考えついたでしょうか?

もし何も思いつかなかったとしても全然だいじょうぶです。これから順番にいきますので。

まず、彼に対してアレコレ考えたり、「彼だったらどう思うんだろう?今どんな気持ちでいるのかな?」

と彼に対して向けていた気持ちを、あなた自身に対して向けてみることです。

彼のように超自立的に生きるというのは、もう傷つかないように誰も当てにないで生きるということです。

その彼を好きになる、放っておけないというのは「傷ついた人を助けたい」という想いが強いのかもしれないんですね。

もちろん最初から傷ついてる人を選んでるはずはないと思います。

だけど、気がつくと「つき合ってきたのはみんな自立的な男性ばかり」のようなお話はよくあるのです。

(どちらから好きになったかに関わらず、おそらく私たちの潜在意識・無意識は、その時その時の自分のテーマにふさわしい相手を選んでいるんでしょうね。)

そんな「傷ついた彼」を「助けてあげたい女性」というのは、非常に母性が強いかたが多いんです。

今、「私は恋愛以外は自立的だし、そんなことないわ」と思ったかた。それは本当はあなたの才能なんですよ。

母性と言うのは、相手を包み込むやさしさや、受け入れるおおらかさ、傷を癒し安らぎを与える慈愛に溢れています。

しかしその分、相手と一体になる、同化しようという意識も強く、相手と自分の境界線があいまいになることもあり得るんですね。

すると、相手の気持ちと自分の気持ちの区別がつきにくくなってしまうんです。

ひょっとすると彼の問題のはずなのに、彼の分まであなたがしょい込んで苦しくなっているかもしれないんですね。

こんな場合は、あなたと彼の心理的な境界線を引くことが大切です。

この感情は誰のものなのか?彼の分まで感じようとしていなかったか、チェックしてみましょう。

◇ ◇ ◇

「癒着」という言葉は聞いたことがあると思います。

企業と官僚の不正な結びつきだったり、外科手術などで内臓と血管が張り付いている時などに使いますよね。

要するに「何かと何かが良くない状態でくっついている」ということです。

これは心理的にも同じ意味で使われています。

「助けたい人」と「傷ついた彼」が出会うと癒着をしてしまうんです。まるで背中同士でピッタリとくっついてしまったかのように。

そして癒着すると、上に書いたように感情の境界線があいまいになります。

酷いことをされたのに自分が悪いからと思ったり、離れているときにひどく不安になったりと、彼の分まで感情を感じてしまうんですね。

これは感情の力学の一つなのですが、ほとんどの場合、自立側が感情を我慢して抑圧していますから、依存側がその抑え込まれた分だけ相手の感情まで感じることになってしまうのです。

なにしろ相手の分まで感じてしまうのですから、自分の心の許容量にすぐ余裕がなくなってしまいます。

ちょっとしたことで動揺してしまったり、恐れを感じたり、罪悪感や自責の念に苦しんでしまうんですね。

つき合いだしてからの方が感情的になっているなあと感じたり、不安が強くなっているかもしれない時には癒着している場合が少なくないですね。

この状態から抜け出すためには、「自分をケアする場所」を作ることです。

「超自立タイプの男性シリーズ」を始めてから、今まで以上にこのタイプの彼との問題のご相談が増えたのですが、

彼を助けるために自分自身が疲れ果てて、女性としての自信も失って、ボロボロの状態になっているクライアントさんとお話することは本当に多いんです。

(彼は助けさせてくれないのですから、遅かれ早かれそうなってしまうのは無理もないのですが)

自分を誰かに助けさせることから始めないと、他人を助けるなんてとてもできませんよね。

まずは、我慢することも、自分を隠すことも、大丈夫なフリをすることもしなくていい、安心して本当の自分自身をさらけ出せる場所を作ることです。

そして、彼の感情まで感じていたかもしれないということは、彼が何を必要としていたかも良く分かりますよね。

だとすれば、「彼にあげたかったモノをあなたが先に受け取ること」が必要なんです。

あなた自身が満たされて、豊かさや自信や安心を感じられているからこそ、彼にも与えられるようになるのですから。

そうなれた時には、自分と彼の感情にキチンと境界線が引けて、癒着も犠牲もしなくて済みます(自分を大切にできるということ、とも言えますね)」。そして、

「彼でないとできないことは、彼を信じて任せることができる。」

そんな大らかな、やさしさと慈愛に溢れた、本来の意味での「母性」と「大人の女性の魅力」をあなたが持つことを許せる時だと思います。

彼との出会いのプロセスを、あなたの女性としての温かみや愛らしさや美しさを受け入れるチャンスにできたら素敵ですよね。

そうなれたとしたら、どんな自分になっているか?ちょっと想像してみてください。

今イメージした、成熟した大人の女性に成長したあなたで彼の前に立って、あなたが受け取ったモノを彼に与えたときに、いったいどんな彼を見せてくれるか、そんな場面も想像できると良いですね。

次回は親子関係からこの問題を見てみたいと思います↓

それでは、今日がみなさんにとって素晴らしい日でありますように!

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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