元彼に厳しくし過ぎてフラれたけどよりを戻したい~復縁を成功させるために一番大事なこと~

そんな願いを抱えてカウンセリングに来てくださるお客さまは少なからずいらっしゃいます。

フラれてしまった場合は、過去のパートナーにもう一度あなたに振り向かせるために、前以上の魅力を感じてもらう必要がありますよね。

ただし、それ以上に欠かせない要素があるのです。それは「過去のテーマ(失敗)を繰り返さない」ことです。

たとえば、あなたがパートナーに会えない寂しさを、文句というかたちでぶつけてしまったり。不満を怒りで表現してしまい、彼がうんざりして「もう無理だから別れたい」と、フラれてしまった場合には、「怒らずに気持ちをコミュニケーションできる私」になっている必要があります。

あるいは、「君は気持ちをぜんぜん言ってくれないし。何を考えているのか分からない。僕といて楽しいのか分からないんだよ。」そう言われてフラれた場合は、あなたの気持ちや考えを表現できるオープンさを身に着けている必要があるわけです。

パートナーが別れる選択をしたということは、あなたに対して何らかの不満があったから別れたかったということです。

その不満を感じさせないように、感情的なテーマを解消しておかないと、必ず同じ問題にぶつかり、同じ失敗で別れを繰り返すことになってしまうでしょう。

フラれたパートナーと再会することができても、「彼女は変わってないなあ」という印象を持たせてしまったら、もう一度恋愛関係になるのはかなり難しくなってしまいます。

相手の脳裏にはつきあっていた頃の嫌な思い出が、走馬灯のように駆け巡って「あの頃も同じだったからなあ」と思われてしまうからです。

別れたパートナーとよりを戻すために大事なのは、まず「何が嫌で、彼は私と別れたかったんだろう?」その原因を見直して、解決しておくことが大切です。(同じことでケンカを繰り返しているカップルも同様です)

では同じ問題が起こるということはどういうことか?

でも片方が原因に気づいて変わることができると、もう片方も変わらざるを得ないのがパートナーシップの不思議ところです。

かつて、こういったお悩みでカウンセリングに来てくれた女性クライアントがいました。

その彼女は、男性に対していつも厳しい眼差しを持っていたので、元彼とつきあっていた当時は、彼が弱音を吐いたり、落ち込んでいると、

そんな愛のムチのような言葉をビシビシと叩きつけていたのだそうです。

彼も最初は自分を奮い立たせて前を向こうとしていたのですが、次第に耐えられなくなってきて、ある日「別れてくれ」と彼女に頼み込んできたとのこと。

二人が別れてから1年以上経っていましたが、彼女はどうしても元彼が忘れられなくてカウンセリングに来たのでした。

私がそう伝えると、彼女は心から驚いた様子になりました。彼女は自分の言っていることなんて普通じゃないの?と思っていたからです。

彼女の話をいろいろな側面から詳しく聞いてみると、お父さんは経営者で色んな事に興味のある、とてもパワフルな人だったとのこと。

忙しかったためあまり彼女との時間は持てなかったものの、仕事も家族も大好きで、家ではお父さんの膝の上が彼女の指定席だったと話してくれました。

彼女は子供の頃から「お父さんは私のことが大好きなんだな」と感じていたそうです。しかし、そんなお父さんは、彼女が成人する前に病気で亡くなってしまったのです。

彼女にとっては、好きな男性は「お父さんのように前向きでパワフルで、そして私を一番に愛してくれる人」というイメージになっていました。

さらにお父さんが40代という若さで亡くなっているため、歳をとって弱くなっていく姿を見ていないことも大きく影響していました。彼女の中ではずっと強いお父さんのイメージのままだったからです。

それだけに元彼が情けない姿を見せてくると、許せない気持ちが出てきてしまい「そんなんじゃダメよ!」という言葉が口をついて出てしまったのです。

彼女に限らず、私たちはみんな自分の価値観が普通だと思っています。

他の人たちから見たら厳しすぎることも、逆に優しすぎることも、自分にとっては当たり前にしか感じられないものです。だからこそ、彼女のように自分に疑問を感じないんです。

私は、彼女の「つい厳しい言葉をいってしまう」「無意識にとってしまう批判的な態度」を緩めていくために、こんな提案をしました。

これだけではありませんが、こういった点に意識を向ける、価値を見る眼差しを持つ練習をしていったのです。

すると3ヶ月も経った頃、職場の同僚や友人たちが彼女の変化に気づきだしました。

ひょっとしたら周りの本音は「前は厳しくて恐かったけど、優しくなりましたね」ということだったかもしれませんが^^;

ただ、もし正面からそう言われても、その頃の彼女なら笑って受け入れられるくらいの余裕があったと、私は感じていました。

そんな調子で少しずつ変化をしていった彼女は、カウンセリングを受けだして半年後に

と言ってきました。

元彼に送ったメールの文面を見せれくれたので(当時はまだ携帯メールが主流でした)、読んでみると文章もニュアンスも雰囲気も、そして使う言葉も以前の彼女とは違っていました。

メールをもらった元彼は、あまりの彼女の変化に最初は「なにか裏があるんじゃないか?」と疑っていたそうですが、少しずつやり取りが続いていくうちに、「彼女は本当に変わったんだなあ」と感じて、徐々に彼女に好意をもつようになったのです。

そして数か月後、二人はまた恋人同士になることになりました。

大切な人のために自分を変えることができる。それはパートナーシップの最も素晴らしい部分の一つだと言えます。

それでは皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし

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