パートナーから別れを告げられた後で、もう一度会いたいときには・・・

心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。

7月29日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。

●パートナーから別れを告げられた後で、もう一度会いたいときには・・・

３年間つきあっていた彼から、ある日突然別れを告げられてしまった。

「ごめん。他に好きな人ができたから・・・」

ケンカはしょっちゅうしていたけど、それは素直に気持ちをぶつけあうことができているからだと思っていた。

だけど彼はそうは思っていなかったのかもしれない。

ずっと我慢して、私に合わせてくれていたのかもしれない。

言いたいことがあっても、グッと抑えて平気な顔をしていたのかもしれない。

彼はこの何カ月か一緒にいてもどこかうわの空な感じがしていたし、スマホを見る時間が多くなっていた。

それで私が不機嫌になってまたケンカになって・・・

そんな私とつきあっていくのが不安になってきたタイミングで、ある女性と出会って好きになったと言っていた。

ちゃんとした別れ話もできないまま、最後に会ったときには、前に私があげたプレゼントを黙って返してきて、逃げるように帰っていった。

今の彼にはそうするしかできないのかな？そう思って、一度は別れを受け入れて、諦めようとしてきたけど。

やっぱりちゃんと区切りをつけたくて、仕事帰りの彼をアパートの近くで待っていて、想いを書いた手紙を渡すことができた。

次の日に電話をくれたまではよかったけど、

「もう彼女とつきあっているから、会うことはできない。友達にも戻らない。」

本当に用件だけを言われて電話を切られてしまった。

自分のすべてを否定されてしまったような気がして、やっぱり諦めないといけないんだろうなと思いました。

今さら復縁ができる気はしないですけど、でも気持ちの上では何年かかっても待っていたいと思ってしまいます。

何もしないほうが良いのは分かっているけど、どうにかして彼ともう一度会って話したいんです。

今の私にできることって何があるんでしょう？

＊

急な別れを告げられて、こんな気持ちになったこと、皆さんにはありますか？

これは私が創作した架空のケースなんですけど、書きながら「あれ？そういえば過去にこの女性と同じようなことしてたな」と思い出してしまいました。

相手はもう会いたくないと言っている。それを受け入れるのはとってもつらいんですけど、それが相手の本当の気持ちなら、尊重して、その気持ちを受け入れることが相手の為にまずやらねばならないことです。

ただ、それが分かっていながら、なかなかできない。

私もつい追いかけてしまったときは、会おうとするたびに相手から嫌われていくのが分かりました。

当時、私が分かっていなかったのは、「相手の気持ちを尊重することは、自分自身の相手への欲求（会いたい。話したい。など）を手放すこと」だということでした。

さて、上の話に戻しましょう。読者の皆さんの中にも、この女性と同じような体験をしていたり、今まさにこうした状況にある人もいるかもしれませんね。

この元彼は、フッてしまった元カノの女性に対してどんな感情を抱えていると想像できるでしょうか？

おそらく最も強く感じているのは【罪悪感】です。

「僕が彼女を傷つけてしまった・・・」そんな感覚を抱えているとしたら、彼女が目の前にいるだけで逃げ出したくなる気持ちになるでしょう。

こんな時は意識的にも無意識的にも、感情レベルで彼女の存在を思い出すことはしたくないと感じているんです。

罪悪感があると、自分は罰を受けなくてはならないように感じるので、できるだけ彼女を避けたくなります。

ただでさえ、つきあっている彼女がいながら他の女性を好きになってしまったわけですから、なおさら彼の罪の意識は強くなります。

彼女のことはできるだけ早く忘れたいと思っているかもしれません。

こうした状況で、もし彼の前に彼女が姿を現したら、彼は真っ先に逃げ出してしまいたくなるでしょう。

＊

とは言え、頭ではそんなこと分かっていますよ。と言いたくなる人もいるかもしれませんよね。

もう諦めよう。
他の男性に目を向けなきゃ。
次に進むのが一番いいんだ。

そう考えて、出会いの場に出かけたり、友だちに紹介してもらったりして、割とすぐにいい感じの人と巡り合うこともあります。

ただ、その男性と仲良くなるほど、フラれた彼のことを思い出したり、比べてしまうせいで空しくなるなんてこともあるでしょう。

彼を忘れようとするほど、抑えていた好きな気持ちが強くなって余計に苦しなってしまうかもしれません。

だから今は好きな気持ちは、ちょっとそのまま放っておいたほうがいいでしょう。

今はこの時間を、自分を見つめ直して、自分を成長させる機会にしてみようと意欲をもってみませんか？

彼との出会い、そして彼とのおつきあいを通して体験した、大切な学びがありましたよね。

また、彼があなたの人生に持ってきてくれた良いモノもたくさんあったはずです。

そして、彼との別れが教えてくれたモノも。

たとえば、どうして彼が不満に感じていたことに気づけなかったんだろう？

私のどんな言葉が振る舞いが、彼を不安にさせたり、うんざりさせていたんだろう？

今度は男性の気持ちに気づいてあげられて、それを私が受け入れてあげるには、どんな私になったらいいんだろう？

幸せな恋愛をするために、どんな女性に成長することが求められているんだろう？

すると同じパターンが繰り返されていることに気づいて変えていくこともできますし、パターンを作っている心の痛みを癒すチャンスにすることもできます。

そうした取り組みを通して自分自身を見つめ直し、成長の機会と捉えられた分だけ、彼との関係を卒業する意欲にもつながっていくはずです。

不安や焦りが大きいとき、私たちはつい方法論やテクニックに走りたくなります。

彼と復縁する方法。彼ともう一度会うためのテクニック。

でも、そうした手段があったとしても、それははたして彼が喜ぶものでしょうか？

彼が罪の意識を感じなくて済むのは、どんなあなたに会ったときでしょうか？

彼が逃げ出すのではなく、また笑顔で近づいてきてくれるときのあなたはどんな表情をしているでしょう？

彼が心から「許された」と感じられるのは、どんな毎日を過ごしているあなたでしょうか？

ここで覚えておきたいのは、あなたが「どうにかして彼を取り戻したい！」という気持ちを抱えていると、とてつもなく苦しくなるということです。

そしてもう一つ、実際のカウンセリングの事例を通して言えるのは、手放した方がより良いモノが入ってくるということです。

たとえ彼との復縁が叶っても、上手くいかなった二人のままでは、いずれ同じように上手くいかなくなります。

今の関係を卒業できたとき、その後に待っているのは、彼以上に素敵な男性との出会いか、お互いに成長した二人（あなたと彼）がもう一度出会い直すかだけですからね。

自分の欲求を手放すことは本当に難しいですが、その分だけ、今このテーマに取り組むことで、自分でも思ってもみなかった魅力的なあなたに成長できることは間違いありませんよ。

今日のブログがあなたの幸せな恋愛のヒントになったら嬉しいです。

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし

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