心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
ゴールデンウイークも終盤、皆さんそろそろお疲れの方もいるかもしれませんね。
休みが終わる前に心の重荷を下して、楽で軽やかな暮らしを手に入れられるようにカウンセリングでサポートいたします。
明日5/6(火祝) 16時~、19時~、のオンライン面談カウンセリングがご利用いただけます。
※5/5~7は予約センター休業日ですが、WEB予約なら24時間ご予約が可能ですので、お気軽にお申込みくださいね。
さて、今日のブログです。
前回前々回と婚活についての記事を書きました↓


婚活のお悩みが増えてきた一方で、以前から変わらず伺う女性クライアントからの声が
「男は裏切るけど、仕事とお金は裏切らないですから・・・」
というもの。30代以上の女性から何回聞いたか覚えていないくらい、聞いてきました。
皆さん会社経営者であったり、役員をしていたり、職場で確固たる地位を築いていたりと、バリバリ働いてきて自由になるお金は十分持っているんです。
「結婚よりも仕事と友情があればいいんです」
そんなことも言うものの、やっぱりパートナーシップの相談をするためにカウンセリングに来てくださるんですよね。
「もう男に期待するほど若くないんですけどね・・・」
なんて言いながら。でも、そう話している時の顔は、仕事の話題のキリっとした表情と違って、どこか可愛らしさが素直に出ているように感じるんです。
こんな表情が自然に出せたら、恋愛のチャンスはすぐにでもありそうなんだけどな、と思ったりもするのですが、
やはり男には期待しないと言えるだけの、過去の痛みが恋愛へのブレーキになっているんですね。
それで、ついつい男っぽくクールで、サバサバした自分でいようとするため、「女性としての私」を表現できなくなっている女性はたくさんいます。
もちろんパートナーシップだけが幸せとは限りません。恋愛や結婚以外にも幸せな人生をもたらしてくれるものはいくらでもありますからね。
ただ、自分が願う幸せの方向へ進んでいく過程で、大きく傷ついたとき。私たちはまた傷つくことを恐れて、傷つかない人生、痛みを避ける生き方を選んでしまうことがあります。
そんな時、多くの人がこう思っています。
「それが本当に私の人生なの?」
「これが欲しかった幸せだったっけ?」
もし同じような思いを抱えている人がいたら、最後まで読んでみてくださいね。
*
もし、あなたのパートナーが自分とまったく別の方向を向いていたとしたら、二人で生きていても独りで生きているのと同じだと感じるかもしれません。
「はじめは同じ方を向いていたのに、気づいたらすれ違いばかりになってたな・・・」
「それが理想だとは思うけど・・・そう上手くはいかないから悩むのよね・・・」
「だって夫(彼)が向き合う気がないから・・・」
こんな気持ちになっていたのではないでしょうか?だとしたら、こんな質問を自分にしてみてください。
「どうして私は、今のような(あの時のような)状態を作ったんだろう?」
この問いは人によっては、過去の心の痛みが出てきたり、その分だけ抵抗感を感じるかもしれません。でも向き合った分だけ
「幸せな人生を手に入れるだけの力が、私にはある」
そう思ってみてくださいね。
カウンセリングをしていると、「パートナーが欲しい」と思っている人にはたくさん出会いますが。「パートナーとこんな人生を生きたい」という明確なビジョンを持っている人はあまりいません。
自分に「理想の人生」のビジョンがない時には、「なんとなくつきあっている」状態のまま流されるか、または何か際立った能力やパワーを持っている人か、夢やビジョンを追いかけている人か、偶然目の前に現れた人に、ついつい近づいていきたくなるんです。
これは無価値感が強いからなのですが、そんな時、私たちはついつい自分の幸せを誰か次第にしてしまうのです。そして、
「私には自分の幸せなんて思いつかないし、見つけたとしても一人ではたどり着けないから、あなたが考えて私を連れて行ってよ!」
なんて思ってしまうんです。
想像してみてほしいのですが、もしあなたのパートナーがそんな人だったら、その相手と一生パートナーシップを築いていきたいでしょうか?
旅行で例えるなら・・・あなたは旅行へ行きたいけどだんだん考えるのが面倒になってしまったとします。
そんな時、旅行好きな友達を誘ってプランを考えてもらえば楽かも!と思って友達を誘ってみると、二つ返事でOKしてもらいました。
友達は最初は「韓国がイイかな~」と言ってたのに、次の週には「やっぱりシンガポールでしょ!」
また次の週には「オーストラリアもいいよねー」と言い出し、さらに次の週には「パンフレットでヨーロッパツアーがあったから、思い切ってヨーロッパにしちゃう?」
といった感じで、いつまでも決まらなかったら、「もう、早くハッキリして!」と言いたくなるかもしれませんよね。
でも、元をただせば自分が目的地(方向性)を決めていなかったことから始まっているわけです。
どうでしょうか?パートナーシップでも同じようなことになってはいないでしょうか?
*
これはパートナーシップだけでなく、仕事でも同じなんです「こんな仕事をしてみたい!」という明確なビジョンや夢がない時には、ビジョンや夢を持って追いかけている人の近くに行きたくなるんです。
他にも楽しそうに趣味や習い事をしている友達を見て、なんとなく同じ習い事を始めてしまうのも、同じような感情が動いているからなのです。
「こんな人の傍にいれば、一緒に幸せで楽しい人生に連れて行ってもらえるんじゃないかな?」
そんな期待を持ってしまうからなんですね。
実際、そういう人と一緒にいることも大切ではあります。良い影響を受けられますからね。
でも期待を持っているだけだと、自分以外の誰かに幸せを貰うような生き方になってしまいます。そして相手の人生の方向性が変わった時に、まるで裏切られたような、振り回されたような気持ちになってしまうんです。
パートナーシップでそんな感情を覚えた人もいるかもしれませんね。
ここで最初の話に戻りましょう。
「それが本当に私の人生なの?」
「これが欲しかった幸せだったっけ?」
そう思いながら、あなたは日々の忙しさの中で、大切なことを後回しにしてはいないでしょうか?
ふと一人になった時に、こんな思いが頭をよぎって寂しくなることはなかったでしょうか?
もしそうなら、今はあなたにとって「幸せの方向性を」見直して、考えるチャンスの時だと思ってくださいね。
今日はこの問いを自分に聞いてみてください
「私は本当はどんな人生を生きたいの?」
「私は本当はどんなパートナーシップが欲しいの?」
「私は本当はどんなパートナーと一緒に人生を生きたいの?」
この種の質問は面倒に感じたり、抵抗感でそっぽを向きたくなるものですが、その分だけ真剣に向き合ってみると、あなた本来の願いに気づくと同時におおきなチャンスが運ばれてきますからね。
それでは皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
心理カウンセラー
近藤あきとし
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