いつもありがとうございます。
前回の記事では、
2018/1/6「「男性心理」を知りたいあなたが、それより先に知っておいた方がいいこと(1)」
https://kondouakitoshi.jp/archives/65929726.html
自分らしさを見失っている時(別れを切り出されてた時や浮気が発覚した時など)には、「男性心理」を理解することよりも先に、まずはあなたが自分を取り戻すこと、つまり以前の「彼が愛してくれた自分」を思い出すことのほうが大切ですというお話をしました。
私たちが相手の心理が知りたいと感じている時というのは、じつは自分がこれ以上傷つきたくないことに意識が偏っている時なんですね。
心が幸せの方向ではなくて、傷つくことを避けたいという方向を向いている時なんです。
だから、もしその状態で「男性心理」を知ったとしても、心の奥で傷つきたくないことばかり考えていたとしたら、自分の気持ちを抑えて相手に合わせて行動してしまったり、彼の機嫌を損ねないような態度をとろうとしてしまうんじゃないかと思うんです。
自分を横に置いて、相手に合わせて、アレコレと気をつかってばかりでは、きっと心は幸せを感じるどころか委縮してしまうでしょう。
たとえ彼とまた一緒にいられるようになっても、あなたが自分らしくいられなかったり、彼といる時の自分を好きでいられないようなパートナシップ関係だったとしたら、幸せからはほど遠いものになってしまいます。
それはあなたが本当に望んでいたものではないですよね。
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また前回の記事で、私が創作したカップルの例で言えば
何を言っても受け入れてくれた彼のことを、どこか甘く見てしまったり、存在を当たり前と感じてしまっていたとしたら
じつはそこには隠れた依存があったりします。
きついことを言っても、感情をぶつけてもいつも受け止めてくれたり、二人で何をするかの決定権を彼女側が持っていたとしても、それが当然という感覚でいると、
本当は彼という存在に支えてもらっていること、彼がいることで二人の関係が成立していることに感謝できなくなってしまうんですね。
彼女が自立的、彼が消極的なカップルだと「彼女=自立」「彼=依存」という関係だと思われがちですが、心の少し深い部分では立場が逆転していることはよくあることなのです。
依存の立場はどうしても弱いものですから、彼を取り戻したくなりますし、しがみつきたくなります。でもプライドもあるし、今まで取ってきた態度を急に変えるのも抵抗を感じたりもしますよね。
すると素直な気持ちを伝えられなくて、復縁したい関係を戻したい気持ちを隠して近づこうとする分だけ、
どうしても不自然な態度になってしまうので、彼の気持ちが戻るような振る舞いができずに、かえって彼がより遠ざかってしまう結果になることは少なくないのです。
だから「一度距離をとって自分を見つめ直すための時間を作ること」が大切になるわけです。
彼が側にいてくれたのは当たり前じゃなかったこと。
あなたが求めた愛し方だけでなく、彼が彼なりのやり方で愛そうとしてくれたこと。
あらためて「ありがとう」を素直に言える自分になれるように、一つひとつ彼と過ごした時間がくれたものを見つめ直すことで気づけたことを集めていくんです。
彼は良いものをたくさん与えてくれました。
その一つひとつは彼の愛情のカタチでした。
そして「そんな彼が好きになったあなたはどんなあなた」だったでしょうか?
取り戻すのは彼の気持ちではなくて、「彼が好きになったあなた」なんですね。あなたが自分の本当の気持ちを知ることなんです。
自分の素直な気持ちに気づいて、受け止められるようになって、ようやく選択の時が来ます。
彼との関係は卒業することに決めてお互いに別々の道を選ぶのであれば、あとは感謝とともに彼を手放すことになります(それも簡単ではないことですが)。
やっぱり彼との関係にもう一度チャレンジするのであれば、その先にはさらなるプロセスが待っています。
彼に感情をぶつけてしまったのはどうしてだったのでしょう?
・たとえば感情的なお母さんとの癒着があった?
・お父さんが何でも受け入れてくれる人だった?
・欲しいカタチで愛情をくれなかった親への怒りがあった?
・仲の悪い両親の姿を見ていてパートナシップに希望が持てなかった?
また彼に要求ばかりしたり責めてしまったのはどうしてだったのでしょう?
・被害者意識の強いお母さんを見ていて女って損だなと思っていなかった?
・頼りないお父さんを見ていて自立して生きようと決めたから?
・依存的な恋愛をして傷ついた経験が今も心の奥に痛みとして残っていないだろうか?
・二度と男性に主導権をとられないよう強くなろうとしてきたから?それはどうして?
「恋愛が上手くいかないあなたの癖とパターン(1)(2)」
https://kondouakitoshi.jp/archives/65903443.html
https://kondouakitoshi.jp/archives/65904231.html
「『親子関係』と『期待』がつくる恋愛パターンとは」
https://kondouakitoshi.jp/archives/65864309.html
上に書いた要因がすべてではありませんが、大切なのは「どうして彼との関係がこうなってしまったのか?」を丁寧に検証し直していくことです。
表面的なできごとの奥に隠れていたものが見えてきて、「あ、そういうことだったんだ」という気づきを得られます。また心に痛みが残っていたら癒していくこともできます。
すると、あなたの意識が少しずつ変化していきます。見方、感じ方、考え方の幅が広がっていきます。
自分自身の心の深い部分(深層心理)を知ること、感じることで、「わたしは何を幸せに感じる人で、どんなことを願って生きてきたのか」そんな本当の気持ちに素直に気づけるようになります。
この経験は「男性心理」を知ること、理解することの重要なベースになります。
自分の気持ち(心理)を良く知らなかったら、相手の気持ちを知ることなんてできないですものね。
あなたが自分の心の深い部分を知ること、感じることができた分だけ、後々「男性心理」を学んだ時に深く理解し受け入れることができます。
自分の心と向き合って痛みを癒したうえで、彼との間で起こったできごとや、彼の言葉や態度の表面的な部分に傷つかない振り回されない自分に成長すること。
そして彼の心の奥に隠れた「男性心理」を想像したうえで、次にどんな態度で関わってあげたら良いかを考えられるくらい成熟した心を育てること。
それくらい学びと成長のプロセスを経たあなたが、彼の心理の解説を聞いた時、そして彼の気持ちを想像してみた時「あ、そういうことだったんだ」という気づきが次々にあなたの心に浮かんでくるようになりますからね。
自分を見つめ直し、立て直すための時間をパートナーとの今後の関係を幸せなものにするための学びにしていきましょうね。
次回も続きをお届けしますね↓
2018/2/4「男性心理」を知りたいあなたが、それより先に知っておいた方がいいこと(3)
https://kondouakitoshi.jp/archives/65930865.html
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
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心理カウンセラー
近藤あきとし
★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ
★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。
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