「男性心理」を知りたいあなたが、それより先に知っておいた方がいいこと(1)~【アメブロ】恋愛テクニックより

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

●「男性心理」を知りたいあなたが、それより先に知っておいた方がいいこと(1)

パートナシップについてのカウンセリングをしていて、女性のクライアントさんから最も聞かれる話といえば、

彼の気持ちが知りたい、というご相談ではないかと思います。

いわゆる「男性心理」を理解したい、ということなのですが・・・たしかに男性心理を知ることで恋愛や夫婦関係が上手くいくこともたくさんあります。

ただ、男性心理だけを知ったとしても、あまり彼との関係は好転しないかもしれないケースも少なからずあります。

具体的には、失恋の危機が迫っているとき、浮気の発覚したとき、離婚を言い渡されたときなどですね。

こんなときにはどうしても、「彼を失いたくない、パートナーとの関係を取り戻したい」ということを真っ先に考えたくなります(それが普通ですし、真っ当な感情なのですけど)。

「別れの痛みや喪失の苦しみを避けたい」、つまり「傷つきたくない」という思いが先に立ってしまいます。

仮にこの状況で彼の心理を知ったとしても、自分を横に置いて彼に合わせることばかりしてしまったり、彼に戻ってきてもらうために気を遣ってばかりになったり・・・

ここで何が起きているかというと、彼の心理を考えているようで、じつは「自分が傷つきたくない思い」で心はいっぱいになっているんですね。

二人の幸せのための選択ではなくて「失わないため」の選択になってしまうのです。

たとえば、こんなケースで考えてみましょう(私が今思いついた仮のお話です)。

彼氏はちょっとおとなしいタイプ。口数が少なくて意思表示が苦手であまり主体性がない人。いわゆる草食系男子。

彼女は自立的ではっきりモノを言えるタイプ。二人のことはほとんど彼女が決めていました。

仕事もテキパキこなして、リーダーシップもあり、周りからの信頼も厚い。元気で前向き、オシャレで身なりも隙が無くて、女性からは「カッコイイ」と憧れの目で見られることもしばしば。

仕事のストレスやイライラをぶつけても彼はいつも受け止めてくれていました。

感情がコントロールできないとき、彼のせいじゃないことでも彼に怒ってしまうこともありましたが、それも黙って聴いてくれていました。

と彼に感じることもよくあり、

という気持ちが口をついて出てしまうことも少なからずあったのです。

でも、ある日彼から

という言葉を告げられてしまいました。

彼女はどこかで分かっていたんです。彼に無理をさせていたことを。

甘えたいのに上手く甘えられなくて、かわりに気持ちをぶつけていたことや、寂しいときに側にいて欲しいことが伝えられなくて、かわりに文句を言っていたことも。

だから、あまり見たことのない彼の決心した顔を見て「本気なんだ」とすぐに理解しました。

ただ彼女も突然のことで動揺でいっぱいなのに、つい強がりのところが出てきてしまい

と受け入れたそぶりをしてしまったんですね。

その後で友だちに話を聴いてもらったり、占いに行ったり、色んなセラピーを受けたり、自分で心理学を勉強したり。

何とかして彼との関係を取り戻そうとするのだけど、やっぱり上手くいかなくて、そこでようやくカウンセリングに来られる方はとても多いですね。

※こうしたお悩みを抱えている方に一番人気のある「面談カウンセリング」では、彼の心理だけでなく、あなた自身の感情を深く知ることで問題を根本から解消していきます。

ここから本筋に戻りますが、私の経験上こんな状況のときに男性心理を知ろうとしても、状況がよくなることにはあまり繋がないことが多い気がするのです。

もし私がカウンセリングをするのであれば、

とクライアントさんへ提案するでしょう。

彼の優しさは当たり前ではなかったんですよね。今まで彼がしてくれたことは、すべてあなたの喜ぶ顔が見たいという想いに他ならないんです。

だからこそ、これ以上彼の中のあなたへの想いが壊れないように、再び「君とはもう無理」だと言わせないように、一度身を引くことが求められます。

また、

一つ一つじっくりと検証したり、心の痛みが見つかったらそれを癒していく機会にするんです。

傷が深く痛みが大きいと大切なことを見逃してしまうこともたくさんありますからね。

※このあたりのアプローチは状況によって様々です。以下のリンク先の記事は参考になりますので読んでみてください。

「失恋の痛みの裏にあるモノ(その1)(その2)」
https://kondouakitoshi.jp/archives/1367
https://kondouakitoshi.jp/archives/1372

「元彼への執着を手放したほうが良い理由(その1)(その2)」
https://kondouakitoshi.jp/archives/1383
https://kondouakitoshi.jp/archives/1386

このプロセスは徐々に「癒し」から、彼との間に起こった状況から「学ぶ」機会へと移り変わっていきます。

ここでようやく「男性心理」の理解を本当に活かすことのできる段階を迎えるのです。

彼を、というより男性自体を学ぶと言った方がいいかもしれません。

男女の心理の違い。感じ方や受け取り方の違い。
男性と女性の表現の仕方ってどう違うのか?
じゃあ彼がもっと喜ぶことってどんなことだったんだろう?などなど・・・

これは「もしかしたら傷つくかもしれない」リスクすら受け入れられるくらい大きな心をもった自分に成長することでもあるんですね。

「わたしのために」でなく「彼のために」という想いを大切にしたいと心から思えたとき、彼に自由をあげられるくらい彼のことを愛し抜いてみようと決められたとき、ひょっこりと彼のほうから連絡をよこしてきたりするんです。不思議ですけど。

次回にもう少し続きをお届けしますね↓

2018/01/21「「男性心理」を知りたいあなたが、それより先に知っておいた方がいいこと(2)」

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

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