超自立男性との恋愛がうまくいくシリーズ(7)「あなたが『NO』を言えないのはどうしてか?」

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

男女関係のカウンセリングをしていて、
彼に「NO」を言えないという女性に出会うことは少ないないものです。

もしかしたら読者の皆さんの中にも
「私もそうだわ」と感じている方もいるのではないでしょうか?

おそらくそれは、彼に「NO」を言うことが、
両親がかつてあなたに言った「NO」を連想してしまうからかもしれません。

●超自立男性との恋愛がうまくいくシリーズ(7)「あなたが『NO』を言えないのはどうしてか?」

6月4日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。  こんなことについて書いてます 

  • NOが言えないことで男女関係につまづいている女性は少なくないと思います。
  • それは昔、両親に言われたNOを自分は言いたくないからかもしれません。
  • 「私と彼」という二人の関係をいったん横に置いて、両親との関係を見つめ直してみると、ニュートラルな状態でもう一度彼との関係に向き合えるでしょう。

今日も前回からの続きになります。
5/21「信頼して待つのは『◎◎のイメージで』」

記事の内容について

「とても良いアイデアでした」
「さっそく取り入れてトライしてみます」

というコメントを多くいただきました。
また

「小料理屋の女将は私には無理そうです^^;」
「彼がどこに行っているかが気になって疲れそう」

というコメントやメッセージも少なからずいただいています。

何も送らなかったけど、同じように感じたかたもきっといらっしゃると思いますが、無理にやる必要は全くないですし、一人一人好き嫌いもありますからね。

価値感もそれぞれ違っていて当たり前なので、なんか合わないなあと感じたら、その記事は「外れ」だと思っておいたら良いと思います。

ただ、もしかしたら他の読者のみなさんの中にもモヤモヤしたものや、ネガティブなイメージが浮かんだという人もいたかもしれませんので、少しだけ心理的な部分の補足を書いてみますね。

記事に出てくるようなパートナーがいたとしたら、どうしても相手の態度や気持ちに振り回されたり、イライラしたりして、怒りや不安で胸が詰まるような想いを抱えてしまうことはありますからね。

すると「相手の気持ちを考えてしまうから、こんなにしんどいんだ」と、相手の気持ちを考えずに、自分の都合を通したくなることは自然な心の反応なんですね。

時には相手に配慮することや気を使うことが、「自分だけが損をしている」ように感じても何もおかしくはないですからね。

◇◇◇

恋愛以外でも、例えば長男長女の人は、子ども時代に両親は下の兄弟ばかり可愛って、いつも自分は後回しだった、そんな人もいるでしょう。

「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから、我慢しないさい!」

とずっと言われてきて、弟や妹のことを考えて我慢してきたり、

あるいは、両親が他人に気を使いすぎて神経をすり減らしてきたのをよく見てきたという人もいるでしょう。

ご近所の人や親戚や会社の人に気を使って、気を使って、疲れてはてていた親を見ていて、

「そんなに疲れるんだったら、気を使わなきゃいいのに・・・」

と子供心に感じた人もいますよね。すると、

【人への配慮・気遣い=疲れること=自分だけ損をすること】

という気持ちが育っていくこともあります。

だとしたら「私はそんなことはしたくない」と思ったとしても不思議ではありません。

その他にも色々な理由で「誰かのことを考えて行動した結果=嫌な体験をした」という人は少なくないと思います。

と言っても、そんな体験をしてきた人も、もともとは自分だけが良い思いをしたかったわけではないですよね?

きっと兄弟も、両親も、そして自分も、みんなで楽しくて幸せになりたかったというのが、本当の望みだったのではないでしょうか?

その人の愛情の深さゆえの誤解ではなかったかと私は感じるのです。

あなたが「私が無理をしなきゃいけないのかな・・・」と考えて立ち止まってしまったとき、
「どうしたら、私たち、二人の望みをかなえられるだろう?」という考え方を選べるかどうかで、人生は大きく変わります。

葛藤を感じたときに、

・我慢しないために自分を押し通すのでもなく、

・罪悪感を感じたくないがために他人に譲るのでもなく、

「自分も彼も二人とも満たされるってどういうことだろう」

と考える習慣を持てると良いですね。

「私も満足して、あの人も満足することって何だろう?」

いつでも、そんなアイデアを考えられる人になってみたいと思ってもらえたら、今日からなにか一つ、昨日までの自分と違う選択をしてみてくださいね。

◇◇◇

さて、すっかり前段が長くなってしまいましたが、ここからが今日の本題です。

もう一つのやり方というのは、【嫌なことは嫌と言う。NOをはっきり伝えること】です。

「それは私にとっては嫌なことなの」

ということを彼にはっきり伝えることです。(お別れするという意思表示も含めてですね。)

「私はあなたを愛しているからこそ、そんなことはあなたにして欲しくないの」

「そういうことを大好きなあなたから言われると、とても悲しいわ。」

ということをパートナーに表現することです。

でないと、もしかしたら彼はこのままでいいと思っていたりわがままの度合いが増すかもしれませんからね。

私の個人的な印象では、けっこうこの部分で引っかかっている人が少なくない気がします。

男女関係のカウンセリングをしていると、この「NO」を言えないという女性に多く出会いますね。

もしかしたら読者の皆さんの中にも「私もそうだわ」と感じている方もいるのではないでしょうか?

おそらくそれは、彼に「NO」を言うことが、両親がかつてあなたに言った「NO」を連想してしまうからかもしれません。

良い子の私は「YES」だったけど、悪い子の私は「NO」だった・・・その思い込みがある分だけ、「NO」を彼に言えなくなっているんですね。

※この良い子悪い子の話はこちらを参照していただくと分かりやすいと思います。
2016/4/23「愛してほしかったのは【悪い子の私】」

2014/11/9「『親子関係』と『期待』がつくる恋愛パターンとは」

もし「私も当てはまるかもしれない」と思われたかたに、

私からオススメしたいのは、彼との関係はちょっと横に置いて、あなたと両親との関係を見つめ直すことです。

両親への不満や怒りや、あなたの中の「こんな私は愛されない」という思い込みという心の痛みを癒していくことです。

そうすると、よりニュートラルな状態で、彼との関係を考えられるようになります。

どうすることが二人にとって良いことなのか?決断ができるようになれます。

あなたの人生全体について、犠牲的に関わる(良い子)か、罪悪感を感じる(悪い子)のかという、二者択一の世界から抜け出せるんですね。

これは「彼と私」という二人の関係だけで考えているとなかなか見えてこないものですから、いったん二人の関係から抜け出してみることが大切です。

そうして、自分の感情を良く知ることで、まずは自分の本当の気持ちとのつながりを取り戻し表現することへ意識を向けてみると良いでしょう。

自分の気持ちを大切にしながらパートナーとのコミュニケーションをするという体験を積み重ねた分だけ、今までとは違う深いかかわりを感じることができますよ。

次回からは別のテーマをお送りしますね

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

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