いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
一昨日、昨日からの記事の続きです。ここまでのポイントは
「自分では許せない部分、恥ずかしくて嫌な部分(コンプレックス)を愛してくれる人を引き寄せるのがセクシャリティ」
「逆にあなたがパートナーのコンプレックスにOKを出してあげると、相手の隠してきたパワーが発揮できるようになる」
ということでした。
11/4 その1
11/5 その2
そして、昨日の最後ではこんなことをお伝えしました。
私たちが自分に欠けていると感じているもの(今回の話で言えば、『パワーを発揮する=魅力的な人になること』)をパートナーを通して手に入れようとすると、過去の痛みが顔を出して、受け取ることを阻んでしまうことがあるんです。
これはどういうことかと言うと、
仮にあなたが彼のパワーにOKを出し、彼がどんどん魅力的になっていくのを、今まさに感じているとイメージしてみましょう
すると、不思議となんだか彼が私を見てくれないような、遠くへ行ってしまうような不安を感じてくることがあります。
あるいは、なぜか分からないけど不満や怒りを感じることもあるかもしれません。
もし今そんな感覚になっている人がいたら、絶好のチャンスが来ています。
あなたが過去に欲しかったけどもらえなかったモノを受け取り、自分に禁止してきた魅力をもう一度発揮できるタイミングが来ているんです。
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例えば、あなたに妹がいて、小さい頃から妹のほうが可愛がられてきた不満があったり。
または子供時代に両親が共働きで、ほとんどかまってもらえない寂しさを抱えてきたとしたら。
「大好きな親を妹に取られちゃった」
「私が一番じゃなくて、仕事のほうが大切なんだ」
という観念ができあがることがあります。つまり、
「私よりも○○のほうが魅力があるもんね・・・」
「魅力がないから、欲しいものがもらえなくても仕方ないよね・・・」
という、受け取れない(一番になれない=最高のモノはNG)・禁止する(もらえるはずがない)という思い込みになっていきます。
すると、あなたが自分に魅力なんてないと感じている度合いだけ、彼が魅力的になればなるほど、自分にはふさわしくないと感じてしまうんです。
もちろん、発端は子供時代の頭で考えたことですので、たくさんの誤解を含んではいるのですが、その思い込みが幸せを阻んでしまうこともありえるんですね。
これが恋愛に投影されると、どうなるかというと
欲しいものを「欲しい」と言えなかったり、「彼は私が一番じゃなくて、他の誰か(あるいは、仕事・趣味・友人・実家など)がもっと大切なんだわ」と感じてしまうことが出てくるのです。
自分を一番にすることに抵抗を感じたり、最高のモノは私のところには来るはずがないと思ってしまうんです。
今あなたが、そんな自分に気づくことができたら、今度は幸せを受け取れる自分に成長することを選んでくださいね。
欲しいモノを受け取れる自分になることを許すチャンスが、目の前まで訪れているのですから。
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彼があなたに魅力を感じ、好きになり、おつきあいしているということは、あなたのことを自分にふさわしいパートナーだと思ったからです。
時にはそれが信じられないと感じることもありますが、それは過去の体験からきた、自己否定感のためです。
私たちは何かに裏切られたと感じたとき、本心とは反対方向の行動をとってしまうことがよくあります。
心の中で対立のような形をとって、自分の一部なのに敵を攻撃するように自分を責めてしまうんです。
でも、それは真実ではありません。
パートナーシップという関係は、心の痛みを癒し本来のあなたに戻してくれる機会を与えてくれるものなんですね。
あなたが自分のことをどう感じていたとしても、パートナーはあなたのことを最高の人だと思い、愛しているのです。
あなたが自己否定を手放して、パートナーが見てくれる魅力や価値を受け取ってあげること、最高のモノにふさわしい自分を認めていくことは、パートナーに対する最大のギフトの一つです。
あなたのこだわりや過去の体験よりも、今目の前にいるパートナーの愛情を大切に想い受け取ること。
そして、二人のより良くなる未来を信頼してあげてくださいね。
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コンプレックスを越えるギフトを受け取る(その4)
それでは、今日がみなさんにとって素晴らしい日になりますように!