何をしてもつまらない。先が見えない。停滞したカップルに必要なのは「創造性」と「◎◎」だった話(1)

心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。

恋愛やパートナーシップだけに限らず、人生がうまくいかないと感じているとき、悩みや問題を抱えているとき、私たちの心の中で何かが止まってしまったような感覚になることがあります。例えば、

・昔の彼氏が忘れられなくて、他の誰とつきあっても愛されていることを幸せに感じられない。
・夫が過去に浮気したことで今も疑ってしまう。どうなのか聞いてみたいと思うが答えが怖くて聞けない。
・夫はほとんど会話が無く仮面夫婦状態。もう夫婦というより同居人だと思っている。

…などなど、皆さんにも同じような状態が過去にあったり、今まさにそんな状態だという人もいるかもしれませんねん。

停滞しているときは、新しいアイデアや直感が湧いてこないですし、何もかも手遅れに感じたり、どこにも出口がないようなどん詰まりにいる感じがしますよね。

なぜかというと、そこではクリエイティビティ(創造性・遊び心)がまったく働いていない状態なんです。

逆に、人生が豊かに感じられて幸せに満たされているとき、私たちは創造性で満たされているときだと言えます。

「二人でこんなことをしたい!」
「次はこんなことにチャレンジしたい!」

という心がウキウキするような、先の未来が楽しみで仕方ない感覚でいっぱいになっているからです。

例えば、つきあい始めたばかりのカップルだったら、デートの帰り道で「次に会ったときにどこへ行こうか?」そんな話をするだけでワクワクしますよね。

でも、創造性が止まっていると、パートナーシップも、仕事も、家族などの人間関係も固定された一つの側面からしか見ることが出来なくなるんです。

もう何をしても無駄。諦めるしかない。そんな感覚になっていくと、状況や関係が固定化され(たように感じて)、パートナーシップで言うならデッドゾーンと呼ばれる「倦怠期」に入るわけです。

しかし、変な話に聞こえるかもしれませんが、
問題や悩みがあることで出てくる「諦め感」こそ、じつは創造性を同時に連れてきているとも言えます。

なぜかというと、パートナーシップや人生の倦怠期という壁に風穴をあけるため、そして出口が無いどん詰まりの向こう側へ通じる道を開くための鍵になるのが「創造性」だからです。

その力は特別なモノではなく誰もが持っています。ただ、十分に発揮するために必要な要素が「手放し」だと言われています。

え?手放すって何を?

と思われた方、いますよね。

先ほど倦怠期に入るころには、パートナーを固定された一つの側面からしか見られなくなる。と言いました。例えば、

「夫は私のことなんて分かってくれないから」
「彼は私の話を聞く気なんてないから」

などのように「この人は◎◎だから」と決めつけて、期待を持つことを止めて、諦めながら生きている状態がつくっているのが倦怠期です。

だとすると、ここで手放すことを求められているのは「決めつけ」や「固定観念」や「思い込み」ということになります。

以前こんなクライアントさんがカウンセリングルームへ来られました。

彼女が話してくれたのは、最初は仕事に関する悩みでした。

デザイナーとして15年以上活動していた彼女でしたが、この数年いわゆるスランプを感じているとのこと。

出すアイデアがことごとくダメ出しをくらい、コンテストでは若手デザイナーに追い抜かれ、何をしてもうまくいかない状態で苦しんでいました。

これ以上は先が無い感じがして、廃業することも考えてしまうくらい悩んでいたのです。

仕事以外の部分の話も聞いていくと、彼女には結婚して10数年の夫がいました。

長年料理人として腕を磨いていたところ数年前に有名店に引き抜かれて一気に忙しくなり、最近はメインのシェフとして現場を任されるようになったそうです。

40代に入り職人として脂の乗ってきた時期でもあり、夫に関しては仕事は順風満帆とのこと。

私が「ジャンルは違いますが、同じように腕一本で食べていく職人的な仕事をしているわけですから、旦那さんに相談してみたりはしなかったのですか?」と聞いてみたところ

「夫は私の話は聞いてくれないので・・・」という歯切れの悪い答えが返ってきました。

どういうことかと詳しく聞いてみると、

お互いに口下手であまり気持ちをやりとりするのが得意でないうえ、夫が忙しくなったことでじっくり話す時間も減ってきて、ここ何年かはスレ違いを感じていたとのこと。

お互いに自分の腕で結果を出していく仕事をしていることに加えて、二人が同い年ということもあり、ちょっとした競争意識もあったようです。

彼女は「自分はスランプで落ち目を感じているのに、夫は成功への道を順調に歩いているというのを目の当たりにしていると、自分が本当にダメになったように思えて仕事のことは何も言えなくなってしまいました。」と打ち明けてくれました。

さて皆さん。ここまで読んでみて、彼女にどんな「思い込み」があると思われたでしょうか?

私は彼女には今、二つの「思い込み」があることを伝えました。

一つ目は「落ち目でネガティブな私は嫌われる」というもの。

二つ目は「こんな私が何を言っても、夫は聞いてくれない。聞きたがらない。」というもの。

彼女がそう感じていること自体は悪くはないのですが、問題は夫がどう反応するかの前に

「こんな私はダメ」
「夫はダメな私を受け入れてくれない」

と自分で判断してしまっているところです。

その結果、ダメでネガティブな自分を責めて何も話せなくなり、さらに「こんな私を受け入れてくれない」と決めつけて、そんな夫に対して怒り、悲しみ、絶望感を感じていたのです。

彼女の仕事のスランプの原因は、じつは夫との関係が「倦怠期」に入って停滞していたことで、今回のテーマである「創造性」が働かなくなってしまったからだと分かってきました。

私は、彼女が抱えている感情を整理しながら、それがどんな「思い込み」から生じているかを一つ一つ解き明かしていきました。

そうして、彼女が「自己攻撃」も「思い込み」も手放した先で、本当に夫に伝えたい気持ちをコミュニケーションしてみることを提案しました。

後日、彼女が教えてくれたのは、

・じつは夫も夫婦関係が停滞していることを感じていた。
・でもどう打開したらいいのか分からず時間が経ってしまった。
・妻(彼女)が調子が悪そうなのは感じていたので、重い話をしてしまうと彼女が受け止めきれないかもしれないと思って、表面的な話しかできなかった。

という話でした。彼女だけでなく夫も同じく悩んでいたようです。

しかし彼女が勇気を出して投げかけたコミュニケーションが、二人の関係が変化するきっかけになったのです。

お互いに抱えてきた気持ちをやり取りできたことで、二人の間に本当のコミュニケーションが戻ってきました。

しばらくすると彼女がこんなことを言ってくれました。

「夫といると、なぜか楽しくなって、どんどんアイデアが湧いてくるんです」
「本当に夫には助けられています」

今回のケースはたまたま夫婦ともにクリエイティブな仕事をしているクライアントでしたが、こうした創造性を発揮する力は誰もが持っています。

今日は、皆さんの中に眠っている創造性、可能性を開いてくために、自分はどんな「思い込み」を抱えていて、何を「手放す」必要があるのか?を考えてみてください。

すると誰かから何かを与えられるのを待つ生き方、変化を待つ人生から、自分が誰かに変化のきっかけを与えられる創造力を発揮できるような存在に変化していけるでしょう。

あなたがクリエイティブになれると、周りの人も自然とクリエイティブになっていきますからね。そんな関係をつくれる人は、間違いなく誰からも愛される人でしょうね。

次回は、彼女が夫とコミュニケーションする際にお伝えした「効果的なステップ」を詳しくお話ししたいと思います↓

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし

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