心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
1月1日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●2022年は失恋を乗り越えて最高のパートナーと出会いたい!
あけましておめでとうございます。
本年も『カウンセリングサービス』、ならびにアメブロ『恋愛テクニック』をどうぞよろしくお願いいたします。
さて2022年、第1回目のテーマは【失恋】です。
なんで?年の初めからソレですか?と思った方がきっといますよね。
どうしてかと言うと、読者の皆さんの中には、
・去年パートナーにフラれたけど、また彼(彼女)をつくってラブラブになろうと思ったけど何も無いまま年を越してしまった
・年末に失恋したばかり
・「何年も前にパートナーにフラれてから全然恋愛が上手くいきません」
などなど…、様々な状況で失恋を経験したけど、「今年こそは幸せなパートナーシップを手に入れたい!」と願っている人が少なからずいるのではないでしょうか。
だったら年の初めに、失恋を乗り越えて、新しい年に新しい幸せを迎え入れるための応援になるようなブログをお届したい。と思った次第です。
*
失恋は私たちの人生で最もつらい経験の一つと言われています。
ただ、そこには誤解もたくさんあるようなのです。
それは何かと言うと…、
多くの場合、失恋というのは『パートナーがあなたを愛してくれないのがつらい』と思われがちです。
しかし、私たちの心の深い部分を良く見ていくと、本当につらいことは違うところにあることが分かってきます。
じつは『パートナーに私の愛を受け入れてもらえない』という拒絶感を感じるのが一番つらいのです。
私たちは絶えず愛を送りたい、愛していたい存在のようなんですね。
あなたが愛を送っているものは、必ずあなたを良い気分にしてくれますよね。
ところがパートナーから
「ゴメンなさい。あなたからの愛を受けとることはできません。」
「もう僕のことを愛さないでください。」
そう言われてしまったら、その絶望と悲しみはどれほどのものでしょう。
たとえば、あなたはこの世で一番好きな食べ物が【お肉】だとしたら、
「今日から一切のお肉を食べてはいけません。一生お肉は口にすることはできません。もう愛さないでください。」
と言われたのと同じことです。
失恋がなぜこんなにもつらいのか?それは「もうパートナーを愛せない」ことにあるのです。
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話を戻しますが、失恋を体験することによって私たちは「自分がダメだったからフラれたんだ!」という【自己嫌悪】のストーリーを自分にくっつけてしまうことがとても多いのです。
「私が●●だからダメなんだ」
「だから私は一生パートナーができないんだ」
というストーリーが大きな傷になって、一つの失恋が立ち直れないほどのダメージになることも少なくないんですね。
それくらい、自分で自分を責めてしまうことが、私たちが失恋の傷を癒すうえで一番厄介なことかもしれません。
なぜなら、人は自分で自分を責めている時、こんな気持ちを心の奥で訴えているからです。
「私が私のことを罰しておくので、どうか周りの皆さんは私のことを責めないでくださいね!」
つまり、私たちは周りの目に「自分がどれくらいダメな奴で、誰の役にも立てない存在か?」ということを監視されているような気がしていて。
そして必ず誰かに拒絶されてしまうだろうと、思い込んでいるわけです。
ただし、この時に気づいておきたいのは「別れを切り出した彼(彼女)もつらかったということ」です。
たとえば逆の立場で、「あなたのことが大好きです。つきあってください。」と告白してきた人にお断りをしなければいけないとしたら。
相手がすごく好きでいてくれることが感じられる分だけ、すごく悩みますし「ごめんなさい」を伝えることはつらいですよね。
それが相手を傷つけることだと分かっているからです。そして、やっぱり自分を責めることになります。
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失恋は、どちら側の立場であっても傷ついてしまうものなのかもしれません。
ですので、人によっては、「そうか、惚れるから傷つくんだ。だったら惚れさせればいいんだ。」と考えて、自分から誰かを好きになることを止めてしまうこともあります。
すると、もう二度と誰かに夢中になってしまわないように、無意識的に『「絶対に自分を好きにならないような相手」ばかり追いかける』ようになっていくんです。
本当に大好きになってしまう人を求めて、追いかけて、そしてフラれて、また酷い目に会うくらいなら、
絶対にあなたを好きにならないような相手とつきあうか、そうした人ばかり追いかけていれば傷つかない、と思ってしまうからです。
ただ、お分かりのように、それは失恋するよりも苦しい世界に住むようなものなんですよね。
なぜなら、好きだった彼(彼女)を「私を傷つけた人」にしてしまい、あなたの傷・痛みのシンボルにしている分だけ、今度は相手のことをあなたが拒絶してしまうからです。
それはつまり、最初に書いたように「自分の愛を止めてしまう」ことになるので、結果的に、より自分自身を苦しめることになってしまうのです。
失恋を痛みのシンボルにすることは、あなたの人生を止めてしまいます。
「彼(彼女)以上に好きになる人がどこにもいない」、という世界に住み続けることになってしまうからです。
逆に言えば、あなたがそれくらい傷ついたということは、パートナーのことが本当に大好きだったからですよね。どうでもイイ人ではなかったからです。
これ以上ないくらいに愛していた。だけど真実の人は、彼(彼女)ではなかったということ。それでも、
「あの人と過ごした時間はたくさんの喜びをもたらしてくれたし、もっと一緒にいたら、もっと幸せだったかもしれない。けれど、本当のパートナーはあの人ではなかったのだとしたら、次に出会う人が私が本当に愛したい人なのかもしれない。」と思うこともできるんですね。(言うほど簡単ではないですけどね)
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好きだったパートナーを傷や痛みのシンボルから、別のシンボルとして見ることができたら、あなたが今いる苦しみの世界から抜け出すことができます。
それは、パートナーと関わってきた時間を、あなたにとってどんなモノにできるか?によって変えることができます。
たとえば、カウンセリングの現場ではこんな提案をすることがあります。
●彼(彼女)との出会いを通して、どんな学びがあっただろうか?
● 〃 とつきあった経験が、私をどう成長させてくれただろうか?
● 〃 に感謝を伝えるとしたら、どんな言葉で「ありがとう」を伝えたいか?
こんな宿題に取り組んでもらったりします。
箇条書きでも手紙形式でもかまわないので、いったいパートナーとの出会いにどんな学びがあり、成長になったのか、その意味を掘り起こしてもらうのです。
私たちが人生をどのようなものにするかは、すべて自分で決めることができます。それは言い換えれば「どんな感情を感じながら生きているか」によるのです。
彼(彼女)を、私を傷つけた人にするか?
それとも、私が最高のパートナーと出会うための学びと成長を与えてくれた人にするか?
それは自分で決めることができるのです。
あなたが大好きだった人を、私を傷つけた人にして恨んでしまうと、次に好きな人が現れた時に、そんな自分のことをあなたは好きな人の前で隠さないといけなくなります。
また、あなたが大好きだったパートナーをまるで敵のように扱ってしまうとなると、これから出会う大好きな相手にもそのイメージが投影されてしまい、「そんな相手から愛してもらえるはずがない!」と感じてしまうことにもなりかねません。
あなたが失恋したことで、パートナーシップの扉を閉じてしまっていたとしても、
【失恋】を、あなたが最高に幸せになる為のステップだったと思えたら、その瞬間、幸せの扉はすぐ目の前にあったことに気づけるはずですよ。
※参考記事です↓こちらもどうぞ
2017/12/10「失恋の後の罠にハマらないために(1)」
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
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