いつもありがとうございます。
・長くおつきあいしたパートナーとの関係が終わったとき
・これ以上ないくらい相性の良いパートナーだと思っていた彼に突然フラれてしまったとき
・ずっと大好きだった彼に勇気を出して告白したけど断られてしまったとき
大切な人とお別れしたとき、私たちは誰でも大きなショックを受けて心に痛みを感じます。
そのショックが強ければ強いほど相手のことをひきずってしまったり、忘れられなくて気がつくと涙が溢れてしまうこともあるでしょう。
そしてしばらくすると色んなことを考えだします。
と言っても、こんなときに「自分を誇らしく思う」という人はなかなかいないですよね(本気でそう思えているなら素晴らしいことです。もう今日の記事は読まなくて大丈夫です^^)。
失恋はまるで自分の全部を否定されたように感じるだけに、自信がボロボロに崩れてしまうこともあります。
いつまでも引きずっている自分が嫌になって、つい自分を責めてしまったり、
早く立ち直りたくて無理に元気を出して、平気なフリをしてしまったり、
気持ちが落ち込んだまま浮上できずに「もう二度と恋愛なんてしない」と思ってしまうこともあるかもしれません。
ただ思い出してほしいのは、もしあなたが今、失った恋で苦しんでいたとしても、それは本当にパートナーを真剣に愛そうとした結果だということです。
じつは失恋をしたときに多くの人が陥りがちな罠があります。
それは「私のどこが悪かったんだろう?失敗したのはどうしてだったんだろう?」と上手くいかなかった理由を見つけたくなってしまうことです。
「きっとこれがダメだったんだ」という理由を見つけては何度も何度も自分へのダメ出しを繰り返してしまうことはありませんか?
ついつい「上手くいかなかったのは私に女としての魅力が足りなかったから。愛されるだけの価値がなかったから。」そんなことを考えてしまうかもしれません。
でもそれは誤解だということ、くれぐれも忘れないでほしいのです(それでもやっぱり考えてしまうものだと思いますが)
ひょっとしたら振り返ってみれば、
自分の要求ばかり言って彼の気持ちを見てあげられなかったかもしれません。
ワガママになり過ぎて重たくなったこともあったかもしれません。
嫌われたくなくて彼に合わせすぎてしまったこと、
我慢しすぎた想いが爆発したこともあったかもしれません。
でもそれはあなたが責められなければいけないことではないのです。
本当は失敗してはいないのです。
どうしても気づけないこと、知ろうとしても知り得ないもの、自分の理解できる範囲になかった出来事が私たちの人生にはたくさんあります。
あなたには見えなかった彼の事情があったり、
大好きな人の愛ですら受け取れない時だってあったはず。
あなたにどうにかできるのは自分自身のことだけ。
相手の感情や状況まではコントロールできませんよね。
自分の範囲を越えた部分まで自分を責めるための材料としてコレクションするのはもう止めても良いですよね。
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私たちカウンセラーはよく『手放す』ということを言います。
それは別れたパートナーへの想いを切り捨てたり、彼を「どうでもイイ人」にして何も感じないようにすることではないんですね。
「今でも好き」その気持ちを抱いたまま彼から離れていくこと、卒業していくことなんです。
自然な感情の流れを受け入れていくことが心を楽にして、痛みを癒していくことにつながっていきますからね。
あなたが感情の自由さを持っていれば持っているほど、イキイキとした自分が蘇ってきます。
泣いたり、怒ったり、笑ったり、喜んだり、自由に感情を表現しているあなたが一番ステキで輝いています。
たとえフラれても、裏切られても、どんな惨めな思いをしても、あなたの魅力はほんの少しも傷ついてはいないのですから。
実際カウンセリングを通して失恋を乗り越えていったクライアントはたくさんいますが、どの女性もむしろ失恋前よりも自信と輝きを放っていますからね。
とは言え、たくさんの愛情を感じてきた、たくさんの期待を抱いていた相手への想いを手放すことはなかなか大きな作業です。
このときも「私のどこが悪かったんだろう?」という考えは、あなたの苦しみを長引かせる罠になります。
手放すことは、パートナーを真剣に愛し抜いた自分の想いを大切に大切にいたわること。そしてその想いの気高さを誇りに感じていくことです。
それがやがて訪れる次の恋のチャンスの際に、勇気を出して相手に心を開くための自分自身へのエールになりますからね。
あなたがもう一度誰かを愛しながら生きることを選べるように、いつも応援しています。
次回に続きをお届けします↓
2017/12/23「失恋の後の罠にハマらないために(2)」
https://kondouakitoshi.jp/archives/65929188.html
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!