心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
「私カウンセリングに来ると、いつも同じことばかり話していますよね。」
「なんだか同じ場所をグルグル回っていて、全然変わってないように思えてしまうんです。」
そんな言葉をクライアントさんから聞くことがあります（じつはあまり珍しくないのです）。
たしかに、離婚や失恋などの大切な人とのお別れの痛みが癒えなかったり、片想いの相手が親密になるのを避けている気がしてやきもきしたり、転職や起業に踏み出すかどうか？または決断のタイミングに迷っていたり、あるいは環境を変えたのにまた同じパターンの問題が出てきたり・・・などなど
変わりたい、楽になりたいのに、なんだか前に進んでいる感じがしなくてイライラしたり、この悩みがいつ終わるのかと焦ったり、答えが全然見えてこなくて諦めたくなったり、そしてそんな自分が嫌になってしまうこともあるかもしれません。
深刻な問題が降りかかってきている分だけ、
「このしんどい気持ちの終りが、出口が本当にあるのかな？」
そんな思いが心を覆い尽くしてしまいそうになることもあるかもしれないですね。
でも必ず終りは来るし、安心できる時は来ます。
同じことを話しているようで、時間が積み重なるうちに最初とは別の思いが心に浮かんできて、いつの間にか問題に対して違う感じ方・捉え方・考え方をしているのに気づけるはずですよ。
なにより自分の問題のことをずっと考え続けるのはしんどいですから、特に一人でそれをやり続けることは皆さんが思っている以上に難しいものです。
だから同じことを話せる相手がいるというのは、とても大切で重要なことなんですね。
ただ、家族や友だちに何度も同じことを話すとなると気を使ってしまって本当のことが言えずじまいになったり、聞いてくれる相手もだんだん疲れてきて不機嫌にさせてしまったり、お互い気まずいことになる場合もありえます。
特にイライラや怒りが溜まっている状態だとしたら、家族のような近すぎる身内に相談するのは少し考えた方が良くて、なぜかと言うと、話しているうちにその人への（抑えてきた）怒りが出てきてしまうことがあるからです。
せっかく相談したのに、結果よけいにイライラが倍増してしまうなんてことになりかねないんですね。だから身内より少しだけ距離がある相手の方が、抱えている気持ちを聴いてもらうのには適しているんです。
いま皆さんがカウンセリングを受けていて、それでも同じ場所をグルグルしているような気がしているのは、抱えている痛みや、抑えてきた感情があまりにも大きいからなんだと思います。
それは感じながら流していくしかないのですけど、特に感情をずっと抑えてきた人にとっては“感じること”が“マズいこと”、“いけないこと”をしているような気がしてしまって、そんな自分を嫌悪しそうになることも少なからずあります。
それだけに、カウンセリングの場で心と向き合い、癒すための取り組みを何度も体験することで、感情に慣れるのも大事なポイントになるわけです（特に男性には多いケースですね）。
いつも同じことを話しているようで、皆さんの内側では着々と変容のための準備が行われているんです。
私たちカウンセラーは皆さんの変化を繊細に感じとりながら、今日この場で何を提供することがベストなのかに心を砕きながら毎回のカウンセリングに臨んでいますので、安心してお話いただければと思います。
皆さんの参考になりましたらとても嬉しいです。
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それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように。
心理カウンセラー
近藤あきとし
- 3/14（土） 19時、
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- 3/20（金祝） 13時、19時、
- 3/21（土） 13時、16時、19時、
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