パートナーへの嫉妬が教えてくれる、私たちの本当の問題(3)

心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。12月21日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。

●パートナーへの嫉妬が教えてくれる、私たちの本当の問題(3)

前回の記事では↓

自分の欲求(ニーズ)を素直に受け入れられる人は、その欲求が叶いやすいですよ。というお話をしました。

欲求の扱い方が上手であればあるほど、自分の欲しいもの・したいことが分かるようになります。

また、パートナーが何をしたいのか?何をして欲しいのか?も上手くキャッチできるようになるので、その分だけ幸せになれる確率が高くなるわけですね。

しかし、こういったテーマを扱っていると、同時に私たちの心の中から「ワガママなのはダメだ!」という心の声が聞こえてくることがあります。

【欲求=ワガママ=いけないこと】

カウンセリングをしていると、こんな思い込みを私たちはたくさん持っていることに気づかされます。(私も昔はがっちり抱えていました^^;)

とは言え、じつは誰もが「私のワガママを全部聞いてくれるパートナーがいたら良いな」と、どこかで願っているのかもしれません。

しかしその一方で、「それってワガママだよね」という、もう一つの心の声が私たちが願いを叶えたり、欲しいものを手に入れる邪魔をしてくるのです。

パートナーシップの中でも、

・言わなくても分かってほしい
・自分よりも稼いでいる人とつきあいたい
・家事や育児を積極的にやってほしい
・私のやりたいことを否定せずに応援をしてほしい

などなど。私たちがパートナーに求めるもの、条件、欲求はたくさんありますよね。ところが、その欲求を素直に伝えられたり、ストレートに求めることのできる人はそれほど多くないようです。

そして、恋愛や結婚のカウンセリングをしていて気づいたのは、パートナーシップが上手くいっていないクライアントの多くに共通している理由が、まさにこの欲求(ニーズ)をめぐる誤解から発生しているということでした。

ニーズという観点から見ると、パートナーシップに関する問題の多くは

  1. 本当は自分で満たせる欲求と、相手に満たしてもらいたい欲求の区別がついていない
  2. 欲求を悪いことだと思いこんでいるので、お願いしたいことを
    『悪いことをしている雰囲気いっぱいで』か、
    『逆に「してくれて当たり前だろう」という態度で』または、
    『上から命令するような言い方で』伝えてしまう。

この2パターンに集約されるでしょう。(もっと細かく分類することもできそうですが、今日は代表的な例をあげておきます)

1のパターンに当てはまる人は、ずっと我慢をし続けてきた人に見られる傾向です。

さらに、子供の頃から親や兄弟に甘えられず自分の欲求をグッと抑えて我慢してきた人は、大人になってからも我慢グセが続く「禁欲タイプ」になるか、

または『もう我慢したくない!』と逆方向へ行ってパートナーを振り回す「自分本位タイプ」のどちらかになりやすいですね。

外側に出る表現の仕方は違いますが、この2タイプは内側の根っこでは同じパターンを持っています。

「禁欲タイプ」は「パートナーにはあまり甘えないようにしないと」と思ってつきあうので、普段から自分の欲求を伝えることがほとんどありません。その為、何もしてもらえていない感じや、愛されていない気持ちがしてきます。

しかし、心の奥では「言わなくても気づいてよー!」と思っていることが多いのです。ただ残念ながらパートナーに分かってもらえることはほぼ無いのですけれど。

そうして積み重なった我慢が限界を迎えると、相手が受け止めきれないほどの不満や怒りをぶつけてしまうんですね。こうなると、パートナーにとってみると怒りをぶつけられた理由が全く分からないので、まるで八つ当たりされたように感じてしまいます。

そこから徐々に素直なやり取りがしずらくなって、気が着いた時には修復不能なくらい仲が険悪になってしまうこともあります。

「自分本位タイプ」は、親から貰えなかったものを取り戻すかのように、パートナーに求めたり甘えたり依存的になりすぎることがあります。

しかし、どれだけ甘えさせてもらっても、お願いを聞いてもらい、欲求を叶えてもらったとしても、なかなか心から満たされたり安心できることは少ないんですね。

なぜなら元々は両親や過去のパートナーに貰えなかったものを、今のパートナーを通して取り戻そうとしているので、どれだけパートナーが与えてくれても100%満足できないからです。

すると、多すぎる要求にパートナーが困り果てて疲れきってしまい「いい加減にしてくれ!」と不満が募ってきて、関係がギクシャクしてくることがよく見受けられます。

例えば「私は両親にもっと褒めてもらいたかったし、もっと甘えたかったんだなあ。」という感じに。

心の奥にしまい込んできた本当の欲求を感じていくと、溜め込んできた感情が洗い流されていくように少しずつ消えていきます。

そうすることで心の痛みが癒されて、パートナーへの欲求も小さくなっていって、求めすぎることがなくなっていくんですね。


そして、さらに一歩踏み込んで自分を変えていこうと思ったら、ぜひ目指してみてもらいたい目標が一つあります。

それは「与えられる自分」になることです。

欲求は私たちにとって常に当たり前のように存在するものですから、完全に満たしきることはできないんですね。

それなのに満たそう、満たそうとすると、まるでご飯をいくら食べても満腹になれずに、消化しきれない食べ物を体中に溜め込んでしまうようなもの。

気がついたら身動きが取れなくて苦しいうえに「欲張り」「自己中」なんていう印象でパートナーから見られてしまいかねません。

「与えるなんて。そんなことちょっと私には難しいわー」そう感じた人もいるかもしれません。

ただ、今のままで求め過ぎてパートナーに負担をかけすぎてケンカになったり、別れてしまったとしたら、とても辛いですよね。

自分を責めてしまったり、彼に執着したり、自暴自棄になってしまったり。

でも、そこで「自分を変えていこう」という勇気がどん底から自分を救ってくれるんです。

私たちは、欲しかった愛情をもらえたことの喜びの体験とともに、もらえなかった愛情のつらさ、悲しさも体験しています。そして、そこには、本当に大切にしたいものが隠れています。

あなたが深く傷ついたのは、そこに人生をかけて大切なものがあったからなんですね。

自分の隠れた欲求に気づき、痛みの体験を越えてそれを与えきった時に、あなたの人生は変わりはじめます。

その瞬間、あなたのパートナーにとっては、この上ない理想的なパートナーが現れたということになるんですよ。

2のパターンについては次回にお届しますね。

参考記事です↓こちらもどうぞ

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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