いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
昨日は、8月3日開催予定の東京カウンセラーズ・フェスタについて
お知らせさせていただきましたが、
今日は、本日から4回にわたって、
前回開催した5月3日のフェスタで、私が講演させていただいた、
『◎◎だけで、コミュニケーションはもっとラクになる』の講演原稿に
若干の加筆修正した記事をお送りしたいと思います。
この講演では、10年近くほとんど誰とも話せなかった私が、
どのような体験とチャレンジを経て、人と関わることを仕事に
していったのか?
そして、その中でつかんだ
「コミュニケーションをするうえで大切なたった1つのこと」を
お話をさせていただきました。
皆さんが、コミュニケーションをちょっと苦手に感じていたら、
もう一度人と関わるためのヒントになるのではないかと思います。
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『◎◎だけで、コミュニケーションはもっとラクになる』 ~その1~
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私は2007年からプロカウンセラーとしてとして活動していますが、その前は10年近く会社員をしていました。
30歳を過ぎた頃、うつ病にかかったことがきっかけでカウンセリングと出会い、これから目指す道を心理学と決めて、これまで進んでくることが出来たんです。
それまでの私は、卑屈なくらい自己価値を感じられませんでした。
自分の弱さ・悩みを誰かに打ち明けることなどありませんでしたし、それは自分にとって想像することも出来ない、ありえないことだったんです。
なぜかというと、弱い自分やダメな自分、頑張ってない自分が人に受け入れられるはずがない、そう思って生きてきたからです。
他人の顔色ばかり気にして、周りからからどう見られるかをとにかく一番に考えてたので、自分自身が本当は何をしたいのかは、まったく分からなかったと思います。
間違いなく頑張ってはいたけれど、何の為に頑張っているのかよく分かってなかったんですね。
言うならば、本当の自分の気持ちに目をつぶって、他の誰かの気持ちを勝手に背負って生きてきたようなものでした。
「本来の自分」というものに ずっと背を向けて、むしろ遠ざかるようにして生きていましたし、人からも遠ざかって生きてきたわけです。
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当時はそんな自分のことが私は大嫌いだったようです。
ようです、と言ったのは自分が嫌いだということすら当時の私は気づいていなかったんです。
むしろ周りのみんなが私のことを嫌っているんだろう、そう感じていたのでコミュニケーションは苦手中の苦手で、誰かと関わることから逃げまくっていました。
今でも誰かとお話しをする場面では緊張することは普通にあります。
実を言うとカウンセリングの時でもやっぱりドキドキしてはいるんです。
でも、クライアントさんの話ってどんなことかな?とか、私のほうからどんなことを提案できるかな?とか、問題や悩みを解消するするために何が出来るかな?といったことに意識が集中しているので、あまりドキドキは表に出てくることはないですね。
苦手だからと思うよりも、カウンセリングが好きという気持ちのほうが、きっと上回っているからなんでしょうね。
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少し前のブログにちょっとだけ書かせていただいたのですが、私は10年近くほとんど誰ともしゃべっていない時期がありました。
それがいつごろかというと、高校入学直後から大学そして就職するまでの期間です。
私は大学入試と就職でそれぞれ1年づつ浪人をしているので、9年間ほぼ会話らしい会話をした覚えが無いですし、どんな出来事があったのか、その記憶もほとんど無いんですね。
子供の頃から人見知りが激しかったり、上手く笑えなかったりと、自分てなんか変なのかな?と思うこともあったのですが、中学校までは部活もやっていたりしたのでそれなりに友だちもいたのですが、高校大学では友だちは1人もいませんでした。
なぜか、急に他人が怖くなってしまったんです。
どうやって周りに関わっていったら良いのかが分からなくなってしまって、学校には休まず行っていたものの、心は完全にひきこもってしまったんですね。
全くしゃべれなくなって、ずっと1人で過ごす時間ばかりでした。
家族ともほとんど会話をしなくなって、いったいいつ声を出していたかな?と振り返ると、コンビニでお弁当を買って暖めるか聞かれた時に「はい」と答えたことを覚えているくらいですね。
だからその時期の私の発した言葉を足していっても、トータルで1時間にもならないと思います。
とにかく自分の存在を見つけられないように、大勢の中に紛れ込んで、ここにいるけどいないような、そんなことに注意を払いながらの毎日だったように覚えています。
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◆2月3日の講演では「母子癒着」についてお話しました。
こちらの原稿も、あわせてどうぞ。
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その1 ・ その2 ・ その3 ・ その4 ・ その5 ・ その6
◆8月2日(土)に東京・五反田で開催されます、
【東京カウンセラーズ・フェスタ】で講演をさせていただくことになりました。
講演総合テーマ:「問題は乗り越えられる」
カウンセラーズ・フェスタとは、
8人のカウンセラーが、自らの癒しの体験、カウンセリングを通して
得た経験などから、それぞれの視点で共通のテーマについて、
その考え方や見かた、想いを語りつくし、みなさんにお届けする1日です。
近藤の講演タイトルは、
「『わたしならできる!』未来を創る自信の育て方」
です。
みなさんのご来場をカウンセラー一同楽しみにお待ちしています。