セックスのパターンを見直したら人生のパターンと同じだった話～あなたの人生を止めているものは何か～

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

●セックスのパターンを見直したら人生のパターンと同じだった話～あなたの人生を止めているものは何か～

パートナーシップを扱うカウンセリングの現場ではセックスについてのお悩みを伺うことは少なくありません。

「夫に魅力を感じなくなった」「求めたのに拒否される」などのレスのお悩みが最も多いのですが。

他にも、相性の合う合わない、お互いの求めるペースの違いや、「セックスがあることがパートナーとの絆を感じるのに不可欠」と考える人もいれば、「体の関係はそれほど重要ではない」と思っている人もいます。

お互いの価値観に違いはあるのは当然ですが、違いがパートナーと分かり合えない壁になってしまった時に、人生の問題になってしまうのです。

そういった問題を数えきれないくらい扱ってきた結果、私はあることに気づきました。

それは「セックスにはその人の生き方・人生のパターンが反映している」、ということです。

「いやいや、そんなわけないでしょう？」

多くの方はそう思うかもしれません。普通はそうですよね。私も昔は同じように感じていました。

でも、約20年のカウンセリングの経験から言うと、けっこう当てはまっているという実感があります。

＊

たとえば、

「セックスは性欲を満たすためのものだ！」

と欲望にだけフォーカスしている人は、仕事でも「成功欲」「名誉欲」や、「何でもいいから人に勝ちたい」、「一番になりたい」、などの欲望にフォーカスした生き方をしているかもしれません。

「セックスとは相手を支配することだ！」

と思っている人は、セックス以外、パートナーシップ以外の関係でも、常に支配的な立場に入り自分の希望を通したくなったり、あるいは逆に支配されるような関係ばかりになっているかもしれません。

「セックスとは義務だ！」

と思っている人は、セックス以外のジャンルでも、義務と役割に捉われた生き方になってしまい「やらなくてはならない」ことで忙しくて、燃え尽きそうになっているかもしれません。

「セックスとは愛されている証明である」

と考えている人は、あらゆる関係性の中でも愛されること、自分が特別な存在になることに一生懸命かもしれません。

「セックスは深いつながりを感じるもの」

そう感じている人は、人生のあらゆる場面でつながりを大切にしているのかもしれません。

いつもパートナーを満足させることばかり意識している人は、誰かの期待に応えることばかりの生き方をしているのかもしれませんし、パートナーを喜ばせたくて満たされたフリをしてしまう人は、相手に嫌われるのが怖くて楽しんでいるフリをする生き方になっているかもしれません。

どちらにせよ、自分は全然幸せではない人生を過ごしているでしょう。

＊

今回のテーマでの最も多いレスのご相談に関しては、前回のテーマであるセクシャリティが大きく関係しています↓

セックスを閉じている、ということは、セクシャルなエネルギーを閉ざしていると考えられるからです。

どこかで、本来の自分自身から離れてしまったり、引きこもっていると、自分に根差したセクシャリティを止めてしまうからなんですね。

するとパートナーシップから情熱やイキイキした感覚が失われていきますし、他のジャンルでも同様なことが起きて、人生そのものがデッドゾーンにハマり、退屈で文字通り死んでしまったような状態にすらなってしまいかねません。

あなたがどこかセックスに苦手意識があったり、自信の無さを感じているとしたら、人生の他のジャンルでも何かしらの苦手意識や自身の無さが、あなたの人生を止める障害になっているのかもしれないのです。

今日はあなたにとってのセックスのパターンを見直してみましょう。

⇒私のセックスのパターンは・・・

では、そのパターンと人生のパターンに共通するものがあるとしたら何でしょうか？

⇒セックスのパターンと、人生のパターンに共通するのは・・・

さらに、その共通のパターンからどんな悩みや問題が生じていると思いますか？

⇒共通のパターンがもたらす問題は・・・

少しだけ時間をとって、自分に問いかけてみてください。ひょっとしたら思いもよらなかった発見があるかもしれませんよ。

セクシャリティは私たちの生きる力、魅力とつながっています。なので、セクシャリティへの抵抗感を癒してオープンにできるようになれば、今まで解決できなかった人生の問題が癒されてなくなってしまう、ということも起こりえるんです。

もしかしたら、今あなたが抱えている問題はセクシャリティを閉ざしているために起こっているのかもしれません。

もしそうなら、あなたの直面している問題は、今よりももっと自分らしく魅力になるためのレッスンとしてやってきたと言えるかもしれないですね。

いったい、あなたが閉ざしているもの何でしょうか？