心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
10月7日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●倦怠期でパートナーに興味をもてなくなったときに一番必要なこと~隣の芝生が青く見えるのはなぜか?~
「ちゃんと私の話聞いてる?」
「また仕事のことばかり考えてるんじゃないの?」
パートナーからこんな言葉をぶつけられてしまったという人はいませんか?
自分ではそんなつもりはないのに、パートナーから「気持ちが私に向いてない」とか、一緒に過ごしている時間は前と変わらないのに「寂しい」と言われてしまう。
今日はそんな人に読んでもらいたい内容です。(つきあい始めは上手くいくのに、時間が経つとこうなってしまうパターンの人にもオススメです)
私たちがパートナーシップで幸せを感じるために大切なことはいくつかあるわけですが、その1つが目の前のパートナーに意識を集中すること。興味を持った眼差しで見つめることだと言えます。
たとえば、あなたが「Aくんもカッコいいし、Bくんは頭が良いし、Cくんはすごく稼いでいる・・・どうしよう。1人に決められないな~」なんて思っているとしたら、
この男性3人の立場から見た時に、あなたとおつき合いしたいと思ってもらえそうでしょうか?
意識が分散していると、当然誰か1人には集中(フォーカス)できませんよね。
パートナーと一緒に過ごしている時に仕事のことを考えてしまったり、趣味や遊びのことに気が奪われたりしてしまうのも同じことです。
ところが中には、昨日はデート。今日は朝サーフィンをしてからキャンプへ行ってBBQ。来週はランニングの後にヨガをしてからオンラインセミナーに参加する!
というような、ビッチリと色んなスケジュールを入れてもすべてを楽しめている人もいたりします。
こういう人は、働いているときは仕事!遊んでいるときは遊び!に集中して没頭できる人なんです。だから目の前のことを目一杯楽しむことができるんですね。
もし、あなたのパートナーが、あなたとデートしている時間を目一杯楽しんでいて、幸せな気持ちが溢れているのが分かったら「あ~、この人と一緒に過ごす時間がもっと続けばいいのに」と思ってしまうのではないでしょうか?
その一方で、パートナーと一緒にいるにも関わらず、あなたが他のことに気を取られていたら、体は同じ場所にいても心はパートナーと共にいない状態になっています。
あなたの意識はパートナーではなく、他の何かに向いているからです。
記事の最初に出てきたパートナーからの文句は、目には見えないけれど「あなたの心、気持ちが今ここにない」のをパートナーが、感覚的に察知した時に出てくる言葉なんですね。
*
私たちが誰かへの愛情を感じるのはどういう時か?それは、あなたの意識がその人へ集中している時だと言えます。
片思いをしているのをイメージすると分かりやすいですね。あなたにも大好きで仕方ない人がいましたよね。今まさに職場や学校でそんな人と出会ったところかもしれません。
あの人は、もしかしたら私のことはまったく知らないかもしれない。なのに私はあの人のことを24時間ずっと考えてしまう・・・夢に出てくることすらある。
あの人がちょっとこちらを見た。それだけで幸せになれたり、「もしかして私のこと好きなのかな?」なんて考えたりしてしまう。
どうしてそんな風に感じてしまうのかというと「あなたの意識が“あの人”にいつも向いているから」ですよね。
「愛の反対は無関心だ」と言った人がいましたが、今回の話にはピッタリの言葉だと思います。
目の前にパートナーがいるのに、意識を向けない関心を持たない。仕事や趣味やネット、あるいは他の異性に気を取られている状態は、パートナーを無視してるのと同じかもしれません。
ちょっと想像してみてくださいね。もし子供との関係で同じことが起きているとしたら・・・
親の意識が自分に向いているかどうかを子供はとても敏感に感じますから、「お父さんお母さんが、今、私に関心が無い」と分かると、子供はあの手この手で関心を向けようとしますよね。いたずらや悪さをしてでも、自分に気を引こうとします。
これは大人であっても、感情的には同じなんです。子供のようなストレートな表し方はしませんが、あなたのパートナーも、家族も、職場の上司や同僚も、友人たちも、潜在意識では同じような感情を感じているんです。
*
もしあなたの意識がパートナーに向いていないことで、こうした態度になっていたら、パートナーを悲しませることになるのはもちろんですが。
それ以上にもったいないのは、すぐ目の前にパートナーとの幸せがあって手を伸ばせば受けとれるのに、それを選ばず、今手に入らない別の幸せの方ばかりに気を取られていることです。ちょっとしたファンタジーを夢見ているとも言えますね。
仕事で言うなら、今の職場にいるからもらえている仕事や待遇、与えられているチャンス、トラブルがあっても守ってもらえていることには目がいかずに、知り合いが働いている好待遇の会社のことを考えているようなものです。
そうなると横目で別の会社を考えながらですから、目の前の仕事に集中できるはずもないので、やりがいも喜びもなく「つまらないな・・・」としか感じられない状態になってしまうでしょう。
「隣の芝生は青く見える」という言葉がありますが、まさに私たちが今与えられているものに意識を向けられず、目の前の幸せを受けとれていない時に、他のものに気を取られてしまうということなのでしょう。
パートナーに意識を向けられず他に気を取られてしまう状況は、いわゆる倦怠期でもっとも起こりやすいと言われています。
お互いのやり方でぶつかり合うケンカの時代が過ぎた後、もう相手のことに関心を持たないと決めることで、嫌な気持ちになるのを避けているのが倦怠期(デッドゾーン)の特徴です。
先ほど「愛の反対は無関心」だと書きましたが、無関心になることで、ケンカの時代に感じたパートナーへの【幻滅】【期待外れ】【諦め】【悲しみ】【絶望】【失敗感】などの、もう二度と感じたくない感情から遠ざかろうとしているわけです。
なので無関心の状態から、いきなり愛にシフトして戻るのはちょっと難しいんですね。なぜならパートナーをまともに見てしまうと、さっきのあの感じたくない感情が蘇ってくるからです
それでも、そんな状況になっても関係を続けているのは、お互いにどこかに諦めていない部分があるからだとも言えますよね。
カウンセリングでも「こんな状態だけど、また前のように愛し愛される関係を取り戻したい」というご相談を伺うことは少なくありません。
*
とはいえ、いきなりパートナーと向き合いましょうと提案してもクライアントさんの抵抗感も強く出てきますし、パートナー側の準備もできていないのでなかなか難しいのです。
そんな場合にまず何から始めたらいいかと言うと、今日のテーマである「パートナーに意識を向けること」「興味を持って相手を見てみる」ことなんです。
たとえば「もう夫のことは二度と信用しない!当てになんかしない!」そんな気持ちが出てくることもあるかもしれませんが、そう決めたのは、もともとは夫を信頼したかったし支えてほしかったからですよね。そして信頼に値する部分をあなたは十分知っていたからですよね。
だとしたら今もう一度、夫の信頼できる部分、「ここはすごい」と思う部分を見てみようと意識することがスタートになります(いきなり全部を好きになるのは無理なので)
他にも「どうして奥さんはいつも不機嫌で怒っているんだ!オレは一生懸命働いているのに!」と思っているなら、本当は奥さんに笑顔でいてほしい。幸せそうな姿が見たい。というのが本来のあなたの願いなわけです。
奥さんが笑顔で機嫌が良かった時、喜んでいたのはどんな時だったかを思い出しながら、奥さんをただ見てみると、「そう言えば、一緒にソファーでくっついていた時。体が触れ合ったり、ぬくもりを感じる時が嬉しそうだったな」そんなことも思い出せるかもしれません。
いくら給料を稼いで、物質的なもので満たそうとしても、相手が大切にしたい部分を見逃していたら、奥さんからしたらあなたに無視されているのと同じだったのかもしれませんからね。
今日はパートナーのために30分時間を取ってみましょう。
その間は仕事もお金も趣味も一切横に置いて、あなたのパートナーだけに意識を向けてみようと思ってください。
そして、ただパートナーに興味を持って、関心を持って見てくださいね。。
パートナーにとって今日はどんな1日だったんだろう?どんなことがあって、どんなことを感じた1日だったんだろう?
最初はそんな眼差しをむけることから始めて、少しずつ今日がどんな日だったのかを聞いてみるようにしてみてください。
余計な口を挟まず、ただパートナーの話に耳を傾けてみましょう。
意識を相手に向けたまま、パートナーの話すことを受けとめてみた時、あなたが何に頑なになっていて、パートナーのどこを拒絶していたのかが分かってくるでしょう。
その瞬間、ずっとあなたの目の前にあった幸せに気づくことができるはずですよ。
※参考記事です↓こちらもどうぞ
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。
★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ
★【保存版】パートナーシップの3つのプロセスを徹底解説!
★レクチャー動画でいつでも心のしくみを学べます
◎青字の予約枠は<オンライン専用>です
- 10/8(日) 予約済
- 10/9(月祝)3時、16時、19時、
- 10/11(水) 13時、16時、19時、
- 10/15(日)13時、16時、19時、
- 10/18(水) 13時、16時、19時、
- 10/21(土) 13時、16時、19時、
- 10/22(日) 13時、16時、19時、
面談カウンセリングのご案内
対面 または オンラインで、じっくりお話を伺います。プライバシーの保たれた環境で安心してご相談いただけます。
- 対面 カウンセリング(東京都目黒区駒場)
- オンライン カウンセリング(Zoomを使用します)
あなたのお悩みの本質を心の深いレベルから心理分析します。また、問題を根本から解決するための具体的な提案・心理療法を提供いたします。
面談カウンセリングについて
- 基本的な予約枠は【水・土・日曜日】に設定しております
※直近のカウンセリング予約状況の確認はこちらから
- 対面は東京都目黒区駒場の弊社カウンセリングルームで行います⇒アクセス
- オンライン面談カウンセリングの<予約方法>と<ZOOMの使用方法>について
カウンセリングのご予約方法
【完全予約制】です。
予約の際にオペレーターに「近藤あきとしの面談カウンセリングを希望します」とお伝えいただくとスムーズにご案内できます。
●いつも感想や質問をいただきありがとうございます。こちらの【お問い合わせフォーム】から近藤宛にメッセージを送ることができます(近藤あきとし宛とお書添えください)。
●いただいた感想、ご質問はブログ上でご紹介させていただくことがありますのでご了承ください。なお、ご質問にブログ記事で回答する際は数週間ほど日数がかかる場合がありますのでご了承ください。
※公開を希望されない場合はその旨をメッセージにお書きください。