いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
今回の記事について少し補足をすると、
男性の多くはパートナーとの関わりの中で
「愛されているかどうか」
についての不安を感じることはあまり無いんですね。
男性の場合、愛されているかどうかより
「好きな女性の役に立てているかどうか」
のほうが気になってしまうのです。
パートナーを喜ばせられているだろうか?とプレッシャーに感じる部分でもあります。
ですので、あなたが彼に愛情を伝えたいときには
「あなたのおかげで、私は~になれたわ(助かっている・楽になれたなど)」
という伝え方で感謝を表現できると、彼は自分の価値を認められてることがとても分かりやすいのです。
◇ ◇ ◇
2月27日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
- 彼の浮気を疑ってしまうのは、そもそも自分の心の中に「私は愛されるにふさわしくない」という間違った思い込みがあるからかもしれません。
- 彼があなたとおつきあいしているのは、誰よりもあなたの素晴らしい部分を見ているし、愛されるべき存在だと知っているから。
- あなたが彼の愛を叩き落したり、受け取り拒否をしていないか?もう一度2人のこれまでを振り返ってみましょう。
本文に入る前に、1月31日に投稿した
「つきあった彼が超自立だったんですけど、どうしたらいい?(その9)」
を読まれたお客様から感想をいただきましたのでご紹介させていただきたいと思います。
いただいた感想はこちらから↓
「今は距離を置いて、私の心が喜ぶことをドンドン行動に移しています」
感想を送ってくださったお客さまは、私がお伝えしたかったことを余すところなく受けとって下さり、行動として実践されていました。
とても素晴らしい内容でしたのでブログ上で分かち合うことで、読まれた皆さんが何らかのヒントを得ていただけるのではないかと思い、今回ご紹介させていただきました。
◇ ◇ ◇
さて、ここからが今回の記事になります。
たとえば、おつきあいしている彼が、会社の後輩の女の子がいる場の飲み会に行った。
彼のSNSを見たら、あなたの知らない女性と楽しそうに写っているいる写真がUPされていた。
そんな時に「もしかしてパートナーが浮気をしているかも?」と疑ってしまったり、
「まさか私のこと裏切ったの?」という不安がムクムクと湧いてくることがあるかと思います。
私たちの持っている心の働きの一つに「投影」と言われるものがありますが、
これは、自分の心の中にある思いや、考えていること、感じていることを目の前の相手に対して、この人も同じように感じているはずだと思ってしまうことです。
映画館でスクリーンに映し出されている映画を見ていると想像していただくと分かりやすいでしょう。
その場合、映写機にセットされたフィルム(自分の心の中)を、相手というスクリーンに映し出していますよね。
ということは、そもそも自分というフィルムにどんなストーリーを想定しているかで、映し出されている映画を見て、勝手にこれ(映画のストーリー)が相手の気持ちだと思い込んで判断してしまうわけです。
先ほどの例の捉え方のベースにあるものは、
「ひょっとしたら私も彼と同じような状況になって、素敵な男性に優しくアプローチされたら浮気してしまうかもしれない」
「ロマンチックな雰囲気になって、情熱的に誘いかけられたら断り切れないかも」
というマインドが心のどこかにある、あるいはそう信じてしまっている自分がいるからなんですね。そこへ
「私には、彼から愛され続けるほどの魅力があるのかしら?」
という自分への疑いや、人によっては
「私は幸せな恋愛・結婚よりも、浮気・失恋という罰がふさわしいんだわ」
などの自罰的な人生の信念を持っていると、どんどん疑惑と嫉妬と不安は増していって、いっそう苦しくなってしまいます。
◇ ◇ ◇
そんな時には、彼を愛している気持ちよりも、彼を疑う気持ちのほうが強まってしまうものです。
彼を愛していない自分を感じた分だけ、彼からももう愛されていないような気持ちに支配されてしまうこともあるでしょう。
「もう私のことは好きじゃないんだ・・・」
その思いのまま彼に気持ちをぶつけて、自ら状況を悪くしてしまった、なんこともあるかもしれませんね。
ところが、当然ですが彼には彼なりの気持ちがあるわけで、けっしてあなたが想像したような気持ちではないことのほうがずっと多いはずなんですよね。
むしろ投影していた感情とは全く違っていると思ったほうが、自分と彼との境界線を意識する上では健全だと、私は思っています。
彼があなたとおつきあいしているということは、あなたの素晴らしい部分が誰よりも見えているからですよね。世界中の女性の誰よりも、あなたが魅力的だから恋人同士でいたいわけです。
しかしあなたが、彼との恋愛のストーリーの主役でいることを信じられない分だけ、
あるいは、幸せな物語の中心にいるにふさわしくないと感じている分だけ、
「どうせ私のことなんかもう愛してないんでしょ」
「いつか私のことを捨てていくのよね」
という、自分を悲劇のヒロインにしたり、主役でなく途中で消えていく脇役にしてしまったり、
彼をヒーローではなく、「私に後ろ足で砂をかけて去っていく最低の男」にするストーリーにしてしまうのです。
◇ ◇ ◇
先ほども言いましたが、彼はあなたの「愛されるにふさわしい」部分を見ているから、おつきあいしているのです。でも、あなたが
「私は彼に愛されていない」
と思い込んでいるとき、こんな心の中ではこんな思考が展開がされていたりします。
私は愛されるにふさわしくない。だから、きっと彼はもう私のことを愛していない。
(最初の思い込み)
↓
彼に愛されていると感じられない。だから私も彼への愛を止めてしまった。
↓
『彼を愛そうとしていない私』を彼が好きであるはずがない。
↓
「もう私のこと愛していないんでしょ」
(心の表面に出てくる思い込み)
もともとは自分の中の「私は彼から愛されるにふさわしくない」という思いがスタートだったのに、彼が私を愛さなくなったという結論(本人的にはここが始まりだと思っています)に結びつけてしまうのです。
もっとも、たいていの場合一瞬で結論まで行ってしまうので、この思考を自覚できる人はそうはいないでしょうけれど。
ただ彼への疑いや嫉妬や不安や怒りを、そのまま相手のせいだと思って彼に当たってしまうと、間違いなくケンカになってしまいます。
なんとか仲直りしても、あなたがこれまでと同じストーリーを持ち続けていたら、
今度は彼の行動を監視したり、彼を試すようなことを繰り返してしまうかもしれません。
そうするうちに疲れ果てた彼があなたのもとから去ってしまったら、結果的には最初に想定したストーリーと同じことになってしまいます。
◇ ◇ ◇
この状況の一番の問題は、
「あなたが彼にとって素晴らしい魅力を持った女性だということ」
「あなたが愛されるにふさわしい存在だから、彼はあなたを愛していること」
という彼からの愛を受けとれていないことです。
「本当にこんな私でいいの?」
そんな思いを持ったことや、実際に彼に聞いたことのある人は少なくないのではないでしょうか?これは、
「きっと本当の私を知ったら、いくらあなたでもきっと嫌いになるわ」
という間違った自己概念から、彼を疑ってしまうからです。
彼はあなたの素晴らしい部分を見ていて、あなたは自分が愛されるにはふさわしくない酷い存在だと思っているとしたら、
お互いに見ているものが違いすぎるわけですから、食い違い、すれ違い、思い違いの連続になって上手くいかないのは無理もないことなのです。
だとしたら、あなたに必要なのは彼を疑うことでも、嫌われないように彼の顔色を伺うことでも、都合のいい女になることでもありませんよ。
「私は愛されるにふさわしくない」という思い込みを手放すことなんですね。
今日は、彼が送ってくれている愛を、あなたの方が叩き落としたりしていないか?
あるいは受け取り拒否をしていないか?もう一度見直してみましょう。
そして、自分から意識的に受け取るという選択をしてみてくださいね。
「自分の人生」というストーリーの主役は、あなた自身だということにもう一度立ち返ってみましょう。
今、あなたの周りにある幸せを受け取ることから、それは始まるのです。
※次回から好評の「超自立男性との恋愛シリーズ」が再開します。
2016/3/13『超自立男性との恋愛がうまくいくシリーズ(1)「恋愛の被害者から抜け出すために知っておきたいこと」』
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!