超自立の彼が「距離をとろう」と言いだしたり、音信不通になるのはどうしてか?(9)~「寂しかった自分から助けましょう」

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

●超自立の彼が「距離をとろう」と言いだしたり、音信不通になるのはどうしてか?(9)~「寂しかった自分から助けましょう」

【こんなことについて書いてます】
  • 寂しそうな彼を助けてあげたい気持ちは間違いなくあなたの愛情。でも彼が今、必要としているかどうかが見えていないと、あなたと一緒にいることがしんどく感じてしまう。
  • 我慢を重ねたあまり、意識とつながりの切れた感情は潜在意識に潜り込んで、投影をおこしやすくなる。
  • まずは自分を助けること。隠れていた「助けてほしかった」という未完了の感情が癒され、同時に「助けたい自分」の欲求も満たすことができる。

今日も前回からの続きになります。
↓コチラを読んでから、今日のブログをご覧になると内容が分かりやすいですよ。

女性側が「自分の寂しさ」を、彼に投影していることに加えて、超自立の彼もまた心の底に寂しさを抱えているところがポイントです。

彼女がなんとなく彼の感じていることを察知してサポートしたり、何かと彼に世話を焼いてあげたくなってしまう。

彼からすると、つき合い始めのうちは細やかに気づかってくれるし、アレコレと支えてくれて助けてくれる、優しい彼女だと感じるものの、

もう十分だと思った後にも、その次も、そのまた次もと、際限なくサポートを押し付けられているように感じたりするんですね。

例えば、和食でお腹一杯になって満足していたところに間髪入れず、次は大盛パスタが、その後には厚切りのステーキが運ばれてくるような状況を想像してみてください。「ちょっと待って!」って思いますよね。

お腹がペコペコのときなら嬉しいけど、もうお腹一杯だったり、今は必要ないと感じているときにも、もう十分って言ってるのに、次から次に口にご飯が運ばれたら…

つい、その手を払いのけたくなってしまわないでしょうか?

そうなると、あなたは優しい彼女どころか、一緒にいるのがしんどい人になってしまうんです。

でも、これって彼女側からはなかなか気づけなかったりします。

なぜなら潜在意識には、「自分の寂しさを埋めたい」という欲求あるので、彼をどれだけ助けても、自分の欲しいものは手に入っていません。

いくらやっても十分じゃない感じがしますし、むしろ不安が増してしまうこともあります。

心の中には「助けてほしい自分」もいますが、「助けたい自分」もいますから、両方の欲求が満たされていないので落胆や焦る気持ちは、ことさら大きいのです。

その不安をかき消すために、また彼の心配をして助けたくなる・・・

パートナーの為にがんばった結果が、彼からの拒絶だったり、距離を取られたりということになってしまったら、悲しくて、つらくて、やり切れないですよね。

◇ ◇ ◇

私も同じかもしれない、そう思われたかたもいるかもしれませんね。

そんなあなたは、もれなく「いい人」ではないですか?

が口癖になってはいませんか?

そんな人は総じて頑張り屋さんで、周りに迷惑をかけることが嫌で、人に気を使わせることが苦手なのですが、あなたはどうでしょうか?

周りから褒められても、出来ていることは「当たり前」だと思ってしまったり、評価を受けとることや自分を認めるのが苦手だったり、いつも世間的な基準と自分を比べてダメなところを探してはいないでしょうか?

周りに弱みを見せられなかったり、助けることは得意でも、助けられることは最初から考えになかったりはしませんか?

人に気を使い、誰かを助けていることは間違いなく優しさです。でも、いつもいつも人を優先し自分のことは後回しにすることで、つらいことがあっても表には出さずに、平気な顔をすることに慣れてしまうんです。

みんなに見せる外側の顔は笑顔、でも心の内側のしんどい顔は誰にも見せません。

知らず知らずのうちに、本当の気持ちを隠すことが当たり前になってしまうんですね。

すると、心の中には寂しさがどんどん溜まっていくんです。

本当は気づいてほしいのに気づいてもらえない想いが積み重なっていくものの、「それは出せないし、出したくない」という葛藤になっていきます。

それが繰り返されていくうちに、「もう感じないようにしよう」と、どこかで感情を切ってしまうのです。

そうなると、もう自分では寂しさを感じていたことなんて、意識することは出来なくなってしまいますし、感情を隠していることも自覚することは難しくなります。

私たちは感情を抑圧した分だけ、言い換えると、意識とのつながりが切れて潜在意識に潜ってしまった感情ほど、より強く周りに投影します。

そして無意識のうちに、抑圧した感情に振り回され、気がつくと大きな問題となって目の前に現れたりするのです。

前回でご紹介した女性も、人づきあいが上手で、細やかな気づかいの出来る優しい方でした。

でも心の奥には、本当は誰かに気づいてほしい「寂しさ」を抱えていたのです。おそらく感じてはいけないと思う分だけ、心を麻痺させてしまったのでしょう。

その結果、より強く周りに投影してしまったようです。

彼女の抱える不安が大きい分だけ、彼が本当にサポートを求めているかどうかは見えなくなり、彼の中に見えてしまう寂しさを癒したいと思っていたんですね。

その女性とのカウンセリングでは、彼女の中の2つの心理に意識の光をあてることが最初の課題でした。

1つには、彼の心の奥に見ているのは「ずっと昔から抑えてきた『本当は気づいてほしかった私』」だということ。

2つ目は、彼を助けることで「『寂しさを抱えた私自身』を助けようとしていた」気持ちがあったこと。

少しずつ段階を踏みながら、彼女の「寂しさ」のルーツとなる心の痛みと向き合い解放するセラピーへと移っていきました。

イメージを使いながら、心の中にいる、寂しさを我慢している小さな女の子を受け入れていきます。

「寂しかったね」
「ずっと我慢してきたね」

そんな言葉をかけながら、小さな女の子を優しく抱きしめてあげるように促すと、彼女も抑えてきた感情が自然に溢れてくるように泣いていました。

後日、彼女から「以前よりも母親と仲良くなれました。そして妹にも優しくできるようになってきました。」という変化を教えてもらいました。

それともう一つ、連絡の取れなくなった彼とはお別れをしたとのことでした。

さらにカウンセリングを継続しているうちに、もともと友達だった男性と仲良くなり、おつきあいが始まりました。

今までと全然違うタイプの男性で、彼女は「自然な自分でいられることが嬉しいです」と語っていました。

彼女にとっては寂しさを封印することが、忙しい両親を助けることのできるただ一つの方法でした。子供なら誰でも、お父さんに頼りたい気持ち、お母さんに甘えたい気持ちがありますよね。

今回はここまでになります。
次回に続きをお話ししますね↓

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

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