いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
5月23日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
・恋愛でよくある嫉妬の悩みのパターン
・嫌っているのは相手の持っている要素
・魅力アップのサインを逃さないために
ということについて書いてみました。
2015/5/23掲載
●『魅力的なわたし』になりたい。その気持ちは諦めないで大丈夫
嫉妬の悩みは2パターン
4月11日の記事「嫉妬を感じるとき、それって魅力UPのチャンスかもしれません」について、読者のみなさんから感想を送っていただきました。
“嫉妬は認めるのも感じるのも苦しい感情ですね。
別のパターンの嫉妬についても話を聞きたいです”
ありがとうございます。ご紹介が遅くなってスミマセンでした。
そうですね、嫉妬は気づいて認めることも、嫉妬している自分を感じるのもしんどいものですね。
じつは同じような感想のメッセージを何通かいただいてます。
私たちの中にある嫉妬してしまう心は、幸せを望む生き方にすらブレーキをかけてしまうくらい、強いパワーがあるということなのでしょう。
今日読んでくださっているみなさんの中にも、自分の嫉妬心で悩んでいるという方は少なくないと思います。
恋愛のカウンセリングをしていても、「嫉妬してしまう気持ち(誰かと比較してしまう)を止められない」という悩みは、よく伺うテーマだったりします。
嫉妬は恋愛のプロセスの中でも大きな罠の一つですが、嫉妬心の悩みの多くは2つに分かれます。
- 一つは、嫉妬心をぶつけてパートナーを攻撃したり、振り回してしまったり、感情を抑えきれずヒステリックになったり、逆に引きこもってしまうことです。
- もう一つは、嫉妬している自分を相手に悟られたくなくて、何にも感じていないように気持ちを隠すのだけど、段々としんどくなって、我慢を続けることが辛くて、パートナーと別れたくなることです。
気持ちをグッと抑え込んで我慢してしまうので、当然ですが自分の本心がパートナーに伝わりにくくなってしまいます。
するとパートナーはいつまで経ってもその気持ちに気づけずに、あなたが嫉妬するような言葉・態度をとり続けてしまうんですね。
よくあるパターンとしては、
・彼女が他の男性と仲良く話をしているだけで、イライラしてくる。
・彼が仕事や趣味、友達との付き合いにばかり時間を使うことに腹が立つ。
・妻がプチ起業して、ビジネス仲間と出かけてばかりいるのが気になる。
・夫が私よりも、実家の家族のことばかり大切にしているような気がする
ということがあげられます。
嫌いなのは相手?それとも要素?
嫉妬とは、分かりやすい競争相手である同性に対してだけではなく、色々な人やモノにも向けられます。
そして一番重大なポイントですが、嫉妬の感情に支配されてしまうと、私たちの魅力は確実に下がってしまうのです。
「それが分かっていてもやめられない」というのが嫉妬心のやっかいな所ですが、実は嫉妬を上手に使えば、自分自身の魅力を高めることもできます。
一例をあげれば、嫉妬心にかられる第一の要因は「奪われる」と思っていることです。
「本来なら、私に向けられるべきパートナーの愛情や時間、エネルギーが仕事や趣味や他人に、奪われている」という感覚です。
ここには「どうせ私よりも、◎◎の方が大切なんでしょう!」という劣等感が隠れているんですね。
そして「私は●●のようになんかなれないのよ!」という自信のなさもあるでしょう。
たとえば、あなたの彼が職場の新入社員の後輩の女の子と楽しそうに話をしているのを見かけたと思ってみてください。
すると、
「彼、最近あの若くて素直で可愛げがある女子社員と話しているときって、なんだか嬉しそうに話しているわね・・・」
「あんなちょっと顔が整ってるだけの頭の悪そうな女とチャラチャラ話して、楽しそうに仕事教えてあげて、あんたバカじゃないの?」
と嫉妬するわけです(あくまで多くの意見を集約したフィクションです^^;)。
表面的には、彼や後輩の女子社員に腹を立てているのですが、心理的に起こっていることは、女子社員に感じている「可愛さ」「素直さ」「甘え上手なところ」を嫌っているわけです。
本当は特に新入社員が嫌いなわけじゃないんですね。
ですので、その人ではなくても、「可愛さ」「素直さ」「甘え上手なところ」という要素を持っている女性が苦手だったり、嫌悪感を感じるわけです。
その理由というのは、
「どうせ私は可愛くないし、素直じゃないし、甘え下手ですよ!」
と自分で思っているからなんですね。
もし上に書いたような要素が、あなたの中にあって魅力として発揮していたら、嫉妬自体を感じないですし、「奪われる」怖さもないのです。
そして、もう一つは、「可愛さ」「素直さ」「甘え上手なところ」という要素を自分は持っていないだろうと決め付けて、諦めているということです。
私たちが嫉妬するものが何であれ、その裏には必ず「私はあんな風にはなれない」「私には手に入らない」という思い込みがあるんですね。
だから、それを持っている人が現れると羨ましいと同時に腹が立って、遠ざけようとするわけです。
ここが嫉妬の一番の罠と言えるでしょう。
魅力を教えてくれるサイン
しかし別の側面から見てみると、あなたの近くに上に書いたような人が現れるということは、チャンスが来ているとも捉えられるのです。
自分が持っていない魅力(あくまで思い込みですが)を持ってる女性が側にいる。
それは先ほどの例で言うと「可愛さ」「素直さ」「甘え上手」という良い見本が目の前にあるわけです。
彼女を良く観察して、彼女がどう振る舞っているのか、どんな仕草で、どんな話しかけ方をして、どんな反応を返しているのか、事細かに研究してみましょう。
そのうえで、彼女をモデルにして真似をしてみるんです。
遠ざかるのではなく、自分から興味を持って近づいてみることで、彼女の魅力を取り入れるとてもよいチャンスにすることができるわけです。
でも、嫉妬心にとらわれてしまうと、そのチャンスをみすみす逃してしまいます。
いつも魅力的に見える人というのは、自分の良い部分を自覚して磨いていることはもちろんですが、周りにいる魅力的な誰かをお手本にして、その人の良いところを吸収していくことができる人なんですね。
これは成熟さというモノをもっていないとなかなか上手にはできないかもしれません。
しかし周りの持っているキラリと光る魅力に素直に反応できれば、あなたもどんどん魅力的に変化していくことができます。
そういった意味では「嫉妬」は、あなたが潜在的に感じてる「こんな要素が欲しいなあ」「こんな人みたいに変化したいなあ」という「魅力」を教えてくるサインだと言えます。
ぜひ、あなたももそのサインを受け取って、嫉妬を感じる人にあえて近づいて、モデルにして真似てみてください。
きっと、自分の変化と魅力の幅が広がったことが成長に感じられるし、自信にもなります。
またいつの間にか「嫉妬」することが少なくなった自分に気づくでしょう。
なによりパートナーに対して、より変化した新しい魅力を持ったあなたでいられることできますよ。
それでは、今日がみなさんにとって素晴らしい日でありますように!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
次回の恋愛テクニックは↓
2015/6/8「家族の三角関係がもたらす嫉妬の罠」