こんにちは、心理カウンセラーの近藤あきとしです。
1年ほど前に結婚についてこんなブログをお届けしました↓

こちらの記事では、理想のパートナーと出会えない理由について、「条件が漠然としているのか」、それとも「条件は明確だけど、それが本当に望んでいるものじゃないのか」というセルフチェックをお伝えしました。
じつは先日、ちょうどこの記事を思い出すような出来事があったので今回のブログを書こうと思ったんです(何があったかは後半で出てきます)。
記事を読んだ方は「自分の望みが、驚くほどぼんやりしていた」と気づいた方もいれば、「条件はハッキリしているのに、それが『本当に欲しいもの』じゃないって、どういうこと?」と、少し混乱された方もいたかもしれません。
今回は、その「条件」という霧の向こう側にある、本当の意味での「出会いの秘訣」について深掘りしていきたいと思います。
すでにパートナーがいる方も、「自分には関係ないかな」と思わずに、ぜひ読み進めてみてください。出会いの本質を知ることは、ビジネスや趣味、友人関係など、あらゆる場面で「人生を好転させるギフト」を受け取ることにつながるからです。
「手放すこと」で見えてくる本当の望み
「本当に欲しいもの、大切なものを知る」ということは、裏を返せば「不必要な条件を手放す」ということです。表面的なスペックや世間体に、振り回されなくなるということでもあります。
そこに気づくまでの間は、何かを条件から外そうとするたびに、猛烈な不安や悲しみに襲われることもあるでしょう。でも、その葛藤を抜けた先にこそ、あなたが結婚やパートナーに「心の底から求めているもの」が、自然な形で姿を現してくるのです。
これは、仕事選びもまったく同じです。
「どんな仕事がしたいかわからない」と立ち止まっているとき、私たちはつい給料や福利厚生といった「条件」だけで判断しがちです。
でも、その条件を満たす会社に入っても、「これが本当にやりたかったことだろうか?」と違和感を覚えるケースは、決して少なくありません。
そんなとき、「私はまだ、自分にとっての幸せが何かを模索している最中なんだ」と、今の自分をまず優しく受け入れてあげてくださいね。
いろいろな仕事を体験したり、人の話を聞いたりするプロセスは、自分にとっての「最高の答え」に出会うための、大切な準備期間なのです。
恋愛も同じです。まずは友だちから始めてみる。いろんなタイプの人と会ってみる。幸せそうなカップルの惚気話を聞かせてもらう。そうした経験のすべてが、未来の「この人だ!」という出会いへの、大切な伏線になっていきます。
「決められない」の裏側に隠れた恐れ
もし、あなたが長い間「自分探し」を続けていて、なかなか一歩を踏み出せないのだとしたら…そこには「決めることへの恐れ」が隠れているのかもしれません。
その恐れは、相手のスペックが足りないから生まれるのではありません。実は、「相手に足りない部分があったとき、自分の力でそれを補う自信がない」という、自分自身への無価値感から来ていることが多いのです。
たとえば、こんなふうに感じたことはありませんか?
「彼は収入も安定しているし、誠実な人。でも…笑いのセンスが、もう壊滅的なのよね(笑)」
そこで「だから彼とは結婚できない」と切り捨ててしまうなら、あなたは「笑いのセンス」という一つの条件のために、「幸せなパートナーシップのすべて」を手放していることになります。
もしかしたら、「幸せの要素はすべて相手から与えてもらうもの」と、どこかで思い込んではいないでしょうか?
あなたがその関係にユーモアを持ち込んで、彼を笑わせてあげてもいいはずなのに、「それは私の役割じゃない」と、気づかずに心のシャッターを下ろしてしまっているのかもしれません。
あるいは「経済力」に強くこだわる場合は、自分自身の仕事へのコンプレックスや、自立することへの不安を、パートナーに肩代わりしてもらいたいというニーズが隠れている場合もあります。
または、お金や権力というパワーを持つパートナーを手に入れることが、過去の欠乏感・不足感の埋め合わせになっていることも考えられます。
未来の幸せを決める「今の立ち位置」
こうした「心の小さなズレ」を放置したまま形だけの結婚をすると、やがて苦しい構図を招きがちです。
すべてを一人で背負い込み「自由になりたい」とため息をつく夫と、
仕事にのめり込む夫に幻滅して「子どもだけが生きがい」になっていく妻…。
そんな寂しい夫婦関係の種は、実は今のあなたの「条件」の中に、もうひっそりと眠っているのです。
パートナーへの条件には、大きく分けて2種類あります。
- 理想の人生をともに歩むために、本当に必要な条件
- 自分の欠落感やコンプレックスを埋めるために、相手に求める条件
後者の「穴埋め」のための条件ばかりを積み重ねると、理想の人は遠ざかっていきます。たとえ手に入ったとしても、「いつかこの条件が崩れたらどうしよう」という不安に怯えながらの結婚生活になってしまうでしょう。
ここで、自分にこう問いかけてみてください。
「その条件は、あなただけを不幸にしないためのものですか? それとも、二人を幸せにするためのものですか?」
「不幸にならないための結婚」か、「幸せになるための結婚」か。
あなたは、どちらの扉を開きたいでしょうか。
霧が晴れる瞬間
さて、ここからが1年前の記事を思い出すことになった出来事です。
先日、去年の春にカウンセリングをしていた男性クライアントから「結婚が決まりました!」と嬉しいご報告をいただきました。
当時の彼は、パートナーとの結婚に対して強い葛藤を抱えていました。セッションの中で、彼の生い立ちや過去の恋愛、そして「結婚観」を一つひとつ丁寧に紐解いていったある瞬間、一つの問いかけをきっかけに、彼の表情がパッと輝いたのです。
「…そうか。違ってたんだ。結婚って本来、もっと楽しくて幸せなもののはずですよね!」
彼は何度も深く頷いていました。憑き物が落ちたような、それでいて情熱が宿ったあの表情は、今でも忘れられません。それから1年も経たないうちに二人は結ばれました。
彼に起きた変化は、実はとてもシンプルなことです。「自分が本当に欲しいもの」と「実は不要だったもの」に、ただ気づいただけ。
人は、自分の魂が心から望むものに気がついたとき、自分でも驚くほどの情熱と行動力が湧いてくるものです。もし今、あなたに前向きな気持ちが湧いてこないとしたら、それは単に「本当に欲しいもの」が、霧に隠れて見えていないだけなのかもしれません。
人生の大切なものは、すべて繋がっている
「本当に大切にしたいものは何か?」
この問いは、パートナーシップだけでなく、お金も仕事も、人生のすべてに通じています。何を大切にしたいかが明確になれば、優先順位が決まり、お金の使い方も時間の使い方も変わっていきます。そして人生は、自然と望む方向へと動き出します。
何か一つ、たとえばパートナーシップに真剣に向き合うことは、あなたの「生き方の核心」に触れることです。あなた自身の価値観がハッキリしてきたとき、不思議と同じ価値観を持つ誰かから、ふと声がかかるようになるものです。
今日は少し立ち止まって、あなたが今掲げている「条件」を、改めて眺めてみてください。
それは「足りない何かを埋めるため」のものでしょうか?
それとも「二人で幸せを育むため」のものでしょうか?
その立ち位置をほんの少し変えるだけで、あなたの目の前の景色は、劇的に変わり始めるはずですよ。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
心理カウンセラー
近藤あきとし
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