どんな痛みがあっても、それはもう一度魅力として輝くことができる

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

4月25日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。

・私たちは魅力的になるのが怖い
・出る杭は打たれるという体験から自分を隠してしまう
・もう一度魅力を輝かせるために
ということについて書いてみました。

2015/4/25掲載
●どんな痛みがあっても、それはもう一度魅力として輝くことができる

◇魅力的になるのが怖い?

前回は、嫉妬してしまうときと魅力の関係についての記事をお届けしました。

この関係について、今日は少し違った観点から見てみたいと思います。

日々カウンセリングをしていると、クライアントさんの中には、ご自分の魅力に気づいていない人が思いのほか多いということに気づくことがあります。

・とても可愛らしい女性なのに「私は全然キレイじゃない」と感じている人もいれば、

・誠実で頼りがいがありそうに感じるのに「自分はもっとしっかりしないと!」と思っている人もいます。

・暖かい心を持っている人なのに「私は本当に冷たい人間なんです」と言う人もいれば、

・男らしく落ち着きがあるのに「なんで自分はこんなに自信がない情けない男なんだ」と自己嫌悪でいっぱいの人もいます。

どうしてこんなことが起こるのでしょう?

これは自分が見ている「私はこういう人間だ」という自分のイメージと、周りの人から見た自分のイメージが違っていることから起こるのですが、

深層心理的にみると、また別の意味合いが隠されているのです。

それは「本当に魅力的な私」になるのが怖い、という感情です。

目次

初めての「出る杭は打たれる」という体験

カウンセリングの時にこの話をクライアントさんにすると、たいていは首をかしげて眉をひそめた顔になります。

今ブログを読んでいるみなさんからも、

「魅力的になるのが怖いどころか、私には魅力がないから今まで苦しんできたし、恋愛も上手くいかないんですよ!」

と言われてしまいそうな雰囲気を感じているところです。

ただし、それは意識の表面上での認識で、みなさんの潜在意識・無意識のレベルでは、とっても恐れを感じているんですね。

もう少し掘り下げた言い方をすると、みなさんの過去に魅力を抑えこんで隠してしてしまいたくなるような、あるいは「隠さなければいけない」と思うような出来事があったケースが少なくないのです。

たとえば、子供時代というのはほぼ感情100%で動いています。

ほとんどの子供は目立つことを何とも思わないですし、むしろ自分が自分がと、自己主張をしたい時代ですよね。

家族と一緒にいるときであれば子供がわがままを言っても、親もまず子供を一番に優先してくれる。そんな家庭も珍しくはないでしょう。

ただ、学校へ通うようになるとクラスメートや他の子供たちも自己主張したいわけですから、お互いにぶつかり合りあうので問題が生じるようになります。

もし、あなたが家族と一緒のときと同様にクラスで自由にものを言って、やりたいように振舞っていたら、周りから除け者あつかいされたかもしれませんし、いじめを受けたかもしれません。

先生から「みんなと同じにしなさい」と怒られるかもしれません。

ここで生まれて初めて「出る杭は打たれる」という体験をするわけです。

あるいは、勉強がみんなよりも出来たり、女の子であれば他の女子より成長が早かったりしても同じようなことになりがちですね。

本人の意思とは関係無しに必然的に目立ってしまいますわけですね。みんなに注目されてしまうのです。

魅力を隠さないと・・・

注目されることで自信をつけていく人もいますが、人によっては周りの注目が【嬉しい視線】ではなく、【嫌な視線】に感じて周りから攻撃されるかのように受け取ることもあります。

周りを気にしすぎてクラスメートと打ち解けるきっかけを失ってしまい、自分だけみんなと違う感じがして学校生活はずっと孤立していた、と話すクライアントと私はたくさん出会ってきました。

多くの場合こうした体験があると、また同じ失敗をしたくないがために必然的に自分の中の目立ってしまう要素を抑圧しようとします。

「思っていること言いたいことを、そのまま言うのはやめておこう」

「背が高いと目立っちゃうから背中を丸めて小さく見せよう」

「勉強が出来るとみんなが仲良くしてくれないから出来ないフリをしておこう」

自分の一部を抑えこんで、周りから見えないように隠そうとしてしまうんです。

たとえば、みなさんのクラスメートや友だちに、

体格が良くて大きな体に恵まれているのに、いつもオドオドしていて気弱そうな雰囲気の男の子や、

本当は背筋をピンと伸ばすとスラッとしてモデルのようなスタイルなのに、いつも猫背でうつむいて目立たない印象の女の子、

あきらかに音楽や美術の才能があるのに、大人しくていつも自信が無さそうな子がいた。

という記憶に思い当たることはありませんか?

その子たちは、みんな何かしらの痛みの体験から、目立ってはいけないという感情を感じた時に、「隠さないと」と思ってしまったのかもしれません。

もう一度魅力として発揮するには

本来こういった要素はすべて「魅力」のはずなんですよね。

言いたいことが言えるのは、裏表のない素直さや本質を見る目があること。

体が大きいことは、頼りがいや受け止めてくれる安心感を感じます。

背が高くスタイルが良いことは、美しさや自己表現するパワーがある、と言えます。

ほんの少し意識的に見方を変えるだけで、私たちが隠そうとしてきた自分の一部はとても大きな魅力になります。

でも、過去に体験した「これがあると嫌な感情を感じる」出来事から、私たちは自分で自分の魅力を否定するように無意識的にエネルギーを注いでしまったようです。

今日はみなさん自身の過去に、自分の魅力を「隠さないと」と思った地点がどこかになかったか、これまでの体験を振り返って探してみましょう。

そして隠してきた魅力を当時とは違う見方で再評価してみてください。

あの時の痛みはもう手放して、あなた本来の魅力をもう一度発揮する許可を出してあげましょう。

あと少しだけ書ききれない部分があったので、続きを次回書きますね。

再来週まで少々お待ちください。

最後までお読みくださいましてありがとうございました!

次回の恋愛テクニックは↓
2015/5/10「『魅力的なわたし』になるために肝心なのは、◎◎を受け入れること」

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