心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
4月8日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●パートナーの依存を上手に受け入れて、今よりもっと幸せな未来をつくる方法
前回のブログでは↓
・パートナーシップで【自立タイプ】が【依存タイプ】をなぜ嫌うのか?
・にもかかわらずパートナーに依存的な甘えん坊タイプを選んでしまうのはどうしてなのか?
・依存を嫌う自立タイプの隠し持っている心理
などについて解説しました。
締めくくりに、じつはあなたの弱点やコンプレックスや甘えたい気持ちこそが、あなたのパートナーが一番愛したい部分。つまり「あなたの弱さは相手の強さ」になるというお話をしましたね。
さて、今回は「パートナーが私の許容量を超えて依存してきたとき」にはどうすればいいのか?についてお届けします。
*
自立タイプにとって大きな問題となるのは、パートナーの依存を受け止めきれずに「そんなに甘えられても困っちゃうよ!」となってしまうときではないでしょうか?
今まさにこのような状態だという人がいたら、あなた(自立タイプ)にとってのテーマが浮上してきていると考えてみましょう。
多くの人に当てはまるであろうテーマを4つのステップにしてみました。
1.「パートナーの依存を受け入れる・受け入れない」が、「愛している・愛していない」に直結しないことをパートナーにちゃんと伝えること
2.パートナーの依存はあなたの潜在意識に隠れた依存心を表しているということ
3.パートナーの向けてくる依存にどう対処するのか?また、愛情と癒着の違いを学ぶことが求められている
4.依存の受け入れ方を覚えると、あなたの魅力がアップすること
それでは1つずつ見ていきましょう。
ステップ1.
私たちは、ついつい「パートナーがどんなことをしてくれるのか?」で相手の愛情の大きさを計ってしまいがちです。
たとえば会いたい時に会ってくれる。話をちゃんと聞いてくれる。欲しかったものをプレゼントしてくれる。良いところを褒めてくれる・・・
こうした望みを叶えてくれたら、愛されていると感じられる、などですね。
ただ、実際には自分の望みを叶えてくれなかったとしても、愛されていないとは限らないですよね。
でも依存のポジションにいる人は、頭では分かっていても、そうは感じられない場合が多いんです。
自立側は「こんなに言っているのに、何で分からないんだ。子供みたいな態度はやめてくれよ」と言いたくなるのですが、依存側のパートナーにとっては感情的にストンと入ってこないと分からないんです。
こうしたやりとりが上手くいっていないと、相手の依存がうっとうしくなってしまい、パートナーから逃げようとして、コミュニケーションに失敗してしまいます。
ステップ2.
前回の内容ともつながってきますが、パートナーが依存的になるのは、あなたが自分の依存を抑圧しているからだと考えることが出来ます。
私たちは無意識的に人間関係での心理的なバランスを取ろうとします。あなたが自分の依存を嫌って自立に傾けば傾くほど、相手が逆に依存側にどんどん傾いてしまうわけです。
なかなか「なるほど」とは思えないかもしれないので、こんな風に想像してみてもらえますか?
もしかしたら、あなたが過去に家族関係や恋愛関係で依存のポジションにいたときに、たくさん傷ついた経験があったのかもしれません。
そして、その痛みが今も潜在意識の奥に残されたままになっていて、パートナーの依存の態度を見るたびに古傷が刺激されてしまうのだとしたら、
その痛みは過去の傷がまだ癒されずにいることを教えてくれるメッセージなのかもしれません。
すると、パートナーの依存を嫌ったり、うんざりしたり、腹が立つのは、自分の内側に反応する傷があるからなんだと思えた分だけ、自分自身の癒すべきテーマが出てきたのだと認識できるようになります。
ステップ3.
2.を受け入れられると、3.に進むことが出来ます。だんだんと依存を嫌わなくなってきます。
なぜかというと、誰の中にも依存心や過去の傷があることを受け入れ、パートナーシップを通して自分のテーマとして向き合えるようになるからです。
さらに、その痛みはお互いに癒しあえることを理解できるようになるからです。
しかし、その一方で「パートナーの依存を受け止めきれない、愛しきれない自分はダメな人間なのではないか?」という、自己嫌悪や自己攻撃を抱えてしまう人もいます。
こうしたケースでは、パートナーとの癒着というもう一つの問題が隠れています。
これは自分とパートナーとの境界線が引けずにいるためで、パートナーの問題を自分が肩代わりしてしまい、自分の問題であるかのように感じてしまうからです。
癒着でつながっているときは、相手のことが見えなくなっています。愛情でつながっているときは、この人をどう受け入れて、どう愛そうか?ちゃんと相手を見ることができています。
こうした癒着と愛の違いを学ぶことが求められています。
ステップ4.
ここでは相手の依存に対して、パートナーとして自分が助けてあげられる部分と、パートナーが自分で対処するべき部分を切り分けて理解できるようになっています。
さらにパートナーにそのことを正面から思いやりを持ってコミュニケーションできる状態です。
すると、今はパートナーの依存を受け入れて助けるときなのか?それとも受け入れずにパートナーを信頼して任せるときなのか?決めることができます。
パートナーの依存を受け入れて満たすことだけが愛ではない。
逆に受け入れず満たさないからといって愛がないわけではない。
これはとても成熟した態度になるだけに、ここまで進んできたときには、あなたは懐の深い人間性と奥行きのある魅力をもった人になれているはずです。
パートナーの依存にうんざりしたとき、「今の自分に必要なテーマが来たんだな。ここをクリアしたら二人のパートナーシップがさらに進んでいくんだな。」と思いながら、先ほどのステップを意識してみると良いですよ。
すると、あなただけでなくパートナーの痛みも癒されて、お互いに成長し合える関係性が手に入りますからね。
パートナーの依存をどう読み解き、どう受け入れるかによって自分もパートナーも成長できるのだとしたら、この先にどんな幸せな二人の姿が見えてきそうですか?
楽しみな未来を思い描きながらトライしてみてくださいね。
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
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