心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
7月31日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●浮気をするパートナーが隠している「心の痛み」と癒し方(2)
前回の記事では↓
常に複数の浮気相手がいるような人には、過去に大きな心の傷(ハートブレイク)があることが多く、「もう二度と傷つきたくない!」思いから、「誰も本気で愛さない」という思い込みを抱えてしまうこと。
さらに、その痛みを無かったこと(心の奥に封印する)にしてしまうために、意識(頭で考えたこと)と無意識(心の奥の本心)にギャップが生じて、恋愛などの人間関係が上手くいかないパターンを繰り返すことが多いこと。
また、浮気がどうしても止められない、という男性のカウンセリングの事例から、『拒絶』の痛みが強い分だけ、浮気相手を『麻酔薬』のように使ってしまう心理をご紹介しました。
*
じつは、この男性クライアントのような痛みを抱えていると、過去の人間関係で感じた痛みの経験を、今のパートナーに対して感じさせてしまうことが良く起こるのです。
たとえば、あなたのつき合っていた昔のパートナーが浮気癖がひどく、あなたがとても傷ついた末に分かれたとしましょう。
ようやく落ち着いて新しいパートナーと出会ってつき合いはじめたのに、今度は自分の方が浮気をしてしまった・・・
あるいはモラハラや束縛をしてパートナーを傷つけてしまった・・・
というケースはそれほど珍しくないんです。
普通に考えると「されて嫌だったのだから、しなければ良いのに」と思うかもしれませんよね。
しかし私たちの心というものは、無意識の奥にある感情、過去の痛みの体験を言葉にできない時、自らの態度や行動で、分かって欲しい相手に伝えようとしてしまう性質があるのです。
今回のテーマ「浮気」のように、浮気された人にとってどれだけ辛く苦しかったのかをパートナーに分かって欲しい、伝えたい、と思った時に、一番簡単で速いのは・・・
(無意識の世界では)自分が浮気をして、パートナーに辛い思いをさせること。になってしまうんです。
*
事例として紹介した男性クライアントは、両親に関心を持ってもらえず、裏切られたり切り捨てられた(ように感じている)、惨めさや寂しさをたくさん抱えてきた人でした。
そんな人が、自分の人生や体験してきたことをパートナーに分かってもらう方法、それは、なるべくパートナーに関心をもたないこと、パートナーの愛を裏切ることになってしまうんです。
私たちは自分の気持ちを大切な人に分かって欲しい時、自分の体験したことと同じ状況で、同じ感情をパートナーを味わわせることで、気持ちを伝えようとしてしまうことがあります。(辛かったことはもちろん、逆に嬉しかったことでも、同様です。)
【あなたが浮気の当事者の場合】
もし、あなたの過去の痛みの体験を、態度でなく言葉でパートナーに誠実に伝えようとした時、過去の、あの当時に心に封印した痛みが溢れてきて、つらかった感情ともう一度向き合わないといけないこともあるかもしれません。
しかし、あなたが心の奥に隠してきた本当の感情を知ったパートナーは、そんなあなたの姿を見て、あなたの一番の理解者になってくれるはずです。
【パートナーが浮気を繰り返している場合】
もし、あなたの今のパートナーが、浮気を繰り返したり、あなたが傷つく行動をしたり、悲しむ言葉を言ってきた時、それでもパートナーと人生を分かち合っていきたいと感じたら、こんな目で相手を見てあげてもらえますか?
この人は、いったい過去の誰との関係で傷ついたのだろう?
どんな扱われ方をして、どんな言葉を言われたのだろう?
本当は家族の喜びになりたかったのかもしれませんし。大切な人たちを笑顔にしたかっただけかもしれません。
だけども、そんな存在になれなかったことで酷く傷ついてきた(思い込みの場合もあります)としたら・・・
この眼差しを持ち続けて、相手の痛みを見出せた時には、きっとあなたはパートナーの一番の理解者になっているはずです。
*
とは言え、すぐに答えが出ることはないでしょうし、拒絶の痛みのような大きなハートブレイクにいきなり触れさせてもらえることは難しいはずです。
さらに言えば、パートナーは鏡と言いますから、あなたの無意識にも相手と同じような「痛み」や「恐れ」が隠れている場合も少なくないんですね。
なので、まずはあなた自身の心のテーマと向き合うことをオススメします。
あなた自身の癒すべき心の痛みや、未完了の過去の感情を解放することで、「どんな痛みも問題も癒すことができる」という心にバージョンアップできます。
カウンセリングの世界には、「自分を癒せた分だけ、相手を癒すことができる」という言葉があるくらい、いつでも自分の癒しが先なんですね。
あなたが自分を癒せた分だけ、パートナーを愛そうという心の姿勢が整っていくのを実感できるはずです。
そこで、パートナーという存在があなたにとって、「どれだけ掛けがえのない存在なのか」、「一緒にいることでどれだけ幸せになれたか」を、何度も何度も伝えてあげてください。
疑いと不安と恐れで凍りついたパートナーの心を、あなたの愛で溶かしてあげるようなイメージで関われると良いですね。
傷つきの度合が大きな分だけ時間はかかるかもしれませんが、あなたの愛からの言葉と態度と眼差しが少しずつ彼の心に届いていくはずです。
パートナーの中の「自分は誰の喜びにもなれない」「自分の存在に価値なんてない」という思い込みがひっくり返ってしまったら、いったいあなたとの関係性にどんなことが起こるでしょうね?
※参考記事です↓こちらもどうぞ
「超自立の彼が『距離をとろう』と言いだしたり、音信不通になるのはどうしてか(2)」
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。
★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ
★【保存版】パートナーシップの3つのプロセスを徹底解説!
***
<直近の【対面】or【オンライン】面談カウンセリング空き枠>
- 8/31まで対面カウンセリングは中止します
- 8/1(日)19時、
- 8/3(火) 16時、19時、
- 8/4(水) 13時、
- 8/7(土)16時、19時、
- 8/8(日)13時、16時、19時、
- 8/11(水) 13時、16時、19時、
- 8/15(日)13時、16時、
面談カウンセリングのご案内
対面 または オンラインで、じっくりお話を伺います。プライバシーの保たれた環境で安心してご相談いただけます。
あなたのお悩みがどんな心理状態から生じているのか、心の深いレベルから心理分析をします。また、問題を根本から解決するための具体的な提案・心理療法を提供いたします。
- 対面 カウンセリング(東京都目黒区駒場)
- オンライン カウンセリング(Zoomを使用します)
料金: 60分 11,550円
120分 23,100円
面談カウンセリングについて
- 基本的な予約枠は【火・水・金・土・日曜日】に設定しております
※直近のカウンセリング予約状況の確認はこちらから
- 対面は東京都目黒区駒場の弊社カウンセリングルームで行います⇒アクセス
- オンライン面談カウンセリングの<予約方法>と<ZOOMの使用方法>について。
カウンセリングのご予約方法
ご予約はすべて下記《カウンセリング予約センター》で承っております。
どうぞペンとメモをご用意の上で電話をおかけください。
予約の際にオペレーターに「近藤あきとしの面談カウンセリングを希望します」とお伝えいただくと、スムーズにご案内できます。
●いつも感想や質問をいただきありがとうございます。こちらの【お問い合わせフォーム】から近藤宛にメッセージを送ることができます(近藤あきとし宛とお書添えください)。
●いただいた感想、ご質問はブログ上でご紹介させていただくことがありますのでご了承ください。なお、ご質問にブログ記事で回答する際は数週間~数ヶ月かかる場合がありますのでご了承ください。
※公開を希望されない場合はその旨をメッセージにお書きください。