いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
今日は「自分らしさを見つけるためのリストをつくる」シリーズの第8回をおとどけします。
第8回 「五感を磨くということ」
私たちの感覚というものは、頭で思考する・判断することよりも先に働いているんですね。
つまり周りで起きている、あらゆることは感覚を通して伝わってくるということです。
感覚(五感)を磨くことは、それだけ多くのものに気づき、魅力を感じ、楽しみや喜びにすることができると言えるでしょう。
今この瞬間、あなたの周りに見えているモノは何ですか?、香ってくる匂いは?、口にしている食材はどんな味わいですか?、イスの座り心地は?、聞こえてくる生活の音や音楽は心地よいですか?
もし今、あなたが少し人生が楽しくないと感じているとしたら、五感で感じるものにあえて意識をむけてみるといいでしょう。
五感の感受性を磨くというのは、毎日の誰かとの出会いや、あなたの周りにおこるモノゴトの微妙な変化や繊細な美しさに気づく感度をあげることで、あなたの幸せの感度があがることにつながる、というわけですね。
より多くの楽しみや喜びを受けとれれば、その分だけ、今よりももっとイキイキとした時間を過ごせるということです。
第1回でお話したことですが、
私たちは自分の「好き」を自覚することで、自身の価値観との調和がとれ、人生にスムーズさを感じることができる。
とお伝えしましたね。それは「わたしは何が好きなのか?」を自覚できると「わたしらしさ」が輝きはじめるということです。
あなたの個性が際立ち、あなただけの才能に気づき、人を惹きつける魅力を発揮できるということです。
また「自分を知る」ことで、自分が何によって満たされるのかが分かります。
あなたの感覚を「好き」で楽しませてあげることで、自分で自分に喜びを与えられるようになれるんです。
そうした心が満たされているときほど、じつはあなた本来の魅力が自然に外へと出ているときなんですね。
私たちのカラダとココロは24時間休むことなく、まるで高性能なアンテナのように外側から来る情報をキャッチし、受信をしてくれています。
それらをどう美しく感じて、何に楽しさを憶え、いま本当に満たされているなあ、と感じている自分が自覚できるようになれるとイイですね。
自分の感覚が解かれば解るほど、人生の喜びはより味わい深く、丹念に吟味する余裕と本質をとらえる見識をもたらしてくれるでしょう。
【実践編】
ひとつの項目にたいして思いつくだけ、いくつでも書き留めてみてくださいね。
【あなたの五感を磨くリスト】
〈視覚〉
◆〔何があなたの目を楽しませてくれますか?何を見たときに感動していますか?〕
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〈嗅覚〉
◆〔思わず気分が良くなってしまう香りは?つい懐かしくなってしまう匂いって何でしょう?〕
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〈味覚〉
◆〔どんなものを食べたときに幸せな気分になりますか?好きな味好きじゃない味・好きな味の組み合わせは?〕
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〈触覚〉
◆〔何度も触れたくなる感触ってどんなもの?あなたの好きな質感を表現してみてください〕
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〈聴覚〉
◆〔聴く度にあなたの心が震えるのはどんな音楽ですか?特別な想いがある音はありますか?〕
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※いつも通り、以下に私の書き出したリストをご紹介しますので参考にしてくださいね。
・レストランやカフェなどで、カウンター越しに熟練の職人の業を見たとき。
・画家エゴン・シーレの描く思春期の不安や怒り、悲壮感に、当時の自分自身どうすることもできなかった感情を思い出します。
・オーブンから出したばかりの焼きたてのパンの香り。
・雨が上がった後の木々から薫る緑と土の匂い。
・繊細にドリップした、豆の旨さを出しきった美味しい珈琲を飲んだ時。
・夏に井戸に放り込んで冷やした、畑からもぎたてのトマトの青臭い味。
・十分に手入れをして馴染んだ革のバッグや財布の感触。
・マッサージ(特にタイ式)でセラピストの指に触れられている時。
・モンゴル民謡のホーミーを聞くと自然と涙が流れてきます。
・人の生活音が全く聞こえないくらいの山奥へ行った時の、自然だけが出している音を聴いている時。
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第1回「誕生日にやってみたこと ~“二度とやりたくないこと”リストを作る~」
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第2回「これがわたし!」を感じられるリストを作る
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日曜日の記事に書いておくのを忘れてました^^;
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第3回「相手の魅力は自分の魅力」~あなたの周りの人たちの魅力リストを作る~
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第4回「影響された人物(モデル)は誰ですか?」
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第5回「ただ1つ」という価値
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第6回「時」を意識することで人生の充実度を高める
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第7回「美しさに気づくこころ」
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第8回「五感を磨くということ」
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第9回「人生の優先順位をつける」
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第10回「ネガティブな感情を整理する」
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第11回「心をクリアにするリスト ~自分にOKを出す~」
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第12回(最終回)誕生日に考えてみる「自分にしかできないこと」