第10回「ネガティブな感情を整理する」

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

今日は「自分らしさを見つけるためのリストをつくる」シリーズの第10回をおとどけします。

目次

第10回 「ネガティブな感情を整理する」

私たちは24時間365日、ひと時も休むことなく感情を感じていると言われています。

ただ、できることならネガティブな感情は感じることなく過ごしたいと思うかもしれませんが、わたしたちが人間である以上それは難しいですよね。

なぜなら、すべての感情は水に浮かぶ一枚の板の上に乗っているようなものだからです。

どこか一部分だけ隠したいと思って上から抑えようとしても、全部が沈んでしまい、一緒に「嬉しさ」や「楽しさ」まで感じられなくなってしまうものなのです。

自分だけが我慢をすれば良い、とか、ポジティブなことだけを考えよう、という思考は短期的には上手くいくかもしれません。

しかし、徐々に生きている感覚がしなくなって「うつ」になったり、本当にやりたいことが分からなくなって、誰かが与えてくれる成功法則のようなものに依存してしまったりと、人生に何らかの歪みが生じることも少なくはないでしょう。

そのように、つい意識的にも無意識的にもやってしまうのが、感情を選り分けて、これはOKこれはNGという判断をしてしまうことです。

でも、じつは感情それ自体には本来「良い」も「悪い」もないんですね。

ただ私たちが自分でこれは良い、これはダメと意味づけをしているんです。

もちろん、その意味をつけるだけの理由というのは、みなさんそれぞれの人生経験に根差すものではあるのですが、

感情自体は中立的なものなのです。

仮にもし、感情に意味・目的があるとしたらと想像してみると、どんなことが考えられるでしょうか?

私には、それは「ただ感じてほしい」ということのような気がしています。

また、前向きでポジティブな感情にあふれているときというのは、閃きやインスピレーション、細やかな情緒から得られるはずの人生のヒントに気づくことが難しいんですね。

なぜなら、上手くいっているときというのは今のやり方を変えることを考えないからです。

もしかしたら、今を超える選択肢や、それに気づくためのヒントが周辺にあっても、必要性が低いと感じるからなんですね。

つまり悲しみや不安や怒りなど、ネガティブな感情を無くすことが重要ではないのです。

それらを感じるような状況や問題があらわれたとしても、感情に振り回されるのでも、切り捨てて無かったことにするのでもなく、受けとめて感じつくすことのできる「心の器」を持ってること・育てることが大切なのです。

感情を表現することは、とても大きな力を私たちに与えてくれます。

どうしてかというと、感情とはエネルギーそのものだからです。

感じて表現すること自体がパワーになるというわけです。

人生の問題や悩みやトラブルは「隠れた原動力」と言われることがありますが、それが理由なんですね。

自分の内面と向き合い、言葉を選び、外に出すことは、感情のエネルギーを私たちが使いこなす上でとても大事なことです。

ときには、過去の失敗や辛い体験が連想されてよみがえってきたり、「また同じことになるに決まっているという」恐れが出てくることもあるかもしれません。

でも自分の心が作った恐れであれば、自分で受けとめて、手放すことができるはずなんですよね。

ネガティブな感情や悩みや問題を取り除くことでは、いずれまた同じ問題があらわれる、ということに心当たりはないでしょうか。

そんなときには、ある意味「問題に私たちを解決してもらう」くらいの発想を持ってみても良いかもしれないんですね。

どういうことかというと、人生の負の面から学んだり、今までとは違う視点を得ることで、全く新しい可能性が生まれてくるということです。

(これは私がカウンセリングを進めていく上でも最も大切にしていることです。)

今日はあなたの悩みやネガティブな感情を言葉にして、文章に書き出すことで、ごちゃごちゃになっている心の中を整理してみましょう。

漠然とした感情を言葉にして書き出してみると、それだけで外へ出て行ってしまうこともあります。

自分で綴った言葉を客観的に観察していたら、解決の為のアイデアがポンと出てくることもあります。

そして、あなたが本当に大切にしたいものが何なのかにも気づくことができますよ。

【実践編】

ひとつの項目にたいして思いつくだけ、いくつでも書き留めてみてくださいね。

【あなたのネガティブな感情を整理するリスト】

◆〔今どんな気持ちか言葉にすると?〕

◆〔気がつくと、つい陥っている気持ち〕

◆〔いつも振り回されてしまう感情〕

◆〔私をイラつかせる相手〕

◆〔昔傷ついた出来事〕

◆〔あきらめてしまった経験〕

◆〔失敗から得た学び、教訓があるとしたら〕

◆〔問題を通して気がついた自分の才能〕

連載目次

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