■Vol.12~「なんとなく調子が良くないとき」
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
最近はスケジュールのご案内や、アメブロの転載記事のご紹介ばかりで、こうして連載記事を書くのは、すっかり久しぶりになってしまいました。
というのも、夏場あたりから仕事が急に忙しくなったせいか、ここ1ヶ月ほどだいぶエネルギーが落ちていた感じだったんです。
カウンセリングをしている時は問題は無いのですが、デスクに座ってブログ記事を書こうとすると、集中することが難しく感じてモヤモヤした気持ちになってしまい、言葉が上手く出てこないような状態でした。
キチンとした内容を考えようとすればするほど、頭の回転が鈍くなって意識が途切れ途切れになるような、緊張感が続かない気がしていたんですね。
しかし、ここ最近でようやくエネルギーが充填されてきたのでこうしてブログ連載記事の更新もできるようになりました。
記事の更新を楽しみにしていたみなさんには、ご心配をおかけしてすみませんでした<(_ _)>
調子が落ち込んでしまった時でも、ハッキリとこれが原因ということが分かっていれば、対策を立てて対応もできるのですが、
なんとなく調子が落ちてる、とか、イマイチやる気が出ない時にはどんなことを心がけたら乗り切れるのかはよく分からないですよね。
せっかくの機会ですので、今回はそんな時にどのようなことに気をつけて過ごしたら乗り越えやすいのか、私自身の経験で得た自分の調子との付き合い方を、お送りしたいと思います。
おそらく、うつ病を抱える本人の方はもちろん、周りで支える方々にも参考になる内容だと思いますので、いつもと趣の違う記事になりますが、お役立ていただければ幸いです
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もう6~7年前ですが、カウンセラーになってしばらく経った頃に、いつも通りカウンセリングをしているのに、上手に言葉を選べないというか、何故か口がもつれるような気がして、ちゃんとしゃべれないということがたまにあったんですね。
そのことを先輩カウンセラーに相談したら、
「それは疲れているだけだから、キチンと休んだほうがいいよ」
とアドバイスしてもらったんですね。
その時は、そうなのかな?と半信半疑でしたが、ひとまず休みを増やして、カウンセリングのペースをグッと落としてゆとりを感じられるスケジュールで過ごしてみたら、気づいたときには口のもつれが無くなっていたんです。
どうも私は心身ともに無理をしたり疲れが溜まると、身体症状に出やすいようで、その変化に気づいて早め早めに対処をすると、回復も早いようなんですね。
逆に、昔は調子が落ちているという体からのサインに気づかずに、いつも通りにやらなくては!と思って頑張ってしまったり、
キチンと出来ていない自分が許せなくて、自分を無理やりにやるべき事や仕事に向き合わせて、力ずくで乗り越えるやり方ばかりしてきました。
なので、いつも無理が重なっては、気づいた時にはエネルギー切れで倒れそう、という状態によく陥っていました。
当然その時には、調子のどん底にまで転がり落ちていますので、心身ともにボロボロで、もう前にも後ろにも動けなくなってしまっていたんですが、
それでも自分の心の声と向き合い、今どういった状態で何を感じているかをキャッチすることは、当時の私の発想の中には無かったように思います。
そのような自分のパターンには、私がうつ病にかかってからもやっぱり続いていたんですね。
治療を始めてから1年以上経って、回復の兆しが見えてきた時にもちょっと調子が良くなるとスグ頑張って色んなことに手をつけてしまい疲れてまた倒れる、ということを何度でも、本当に懲りずに続けていました。
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今はそこまで調子が落ち込むことはありませんので、今回も本調子ではないながらも通常通りのスケジュールでカウンセリングができました。
また無料相談コーナーやメルマガなどの記事の執筆であったり、細かな事務作業をこなしていたら、気づいたら優先順位としてブログの連載記事が後回しになってしまったのでした。
そこで、ここしばらくは無理をせず、エネルギーをチャージする期間に当てていたものですから、連載記事をなかなか更新できずにいました(すみません)。
今はデスクのパソコンの前にいてもガクッとくることもなくなりましたし、記事を書こうという気持ちが蘇ってきています。
ちゃんと言葉も出てくるので良かったです。
この間はただ無理をしないように注意していただけなく、連休を使って大好きな京都のカフェめぐりや、神社仏閣を廻ったりして、楽しいことや心が落ち着くことをいつもより優先して選んだり。
また体のメンテナンスのためにマッサージに通ったりと、楽になれること、嬉しいことを自分に与える時間を作るということを、あえて意識しながら過ごしていました。
ただ、そういったことも重要ではあったのですが、実は私がうつから回復してくるなかで気づいた、自分の心の調子との付き合い方で、一番大切なこととして心がけていることが他にあるんです。
ちょっと長くなりそうなので、続きは明日また「その2」としてお送りしますね。
ちょっとした近況報告のようになってしまって、あれこれと書いていたらすっかり長くなってしまいました。
前回更新を飛ばしているので、その分も含めて続きをお届けしますので、楽しみにお待ちくださいませ!
(続く…)
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Vol.0~新連載シリーズのお知らせ「あなたの大切な人の『うつ』をラクにする方法」
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Vol.1~「支えている皆さんへ」
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Vol.2~「幸せのリーダーシップ」
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Vol.3~「周りにいるからこそ気づけるサイン」
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Vol.4~「初期段階の心理と接し方のコツ part.1」
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Vol.5~「初期段階の心理と接し方のコツ part.2」
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Vol.6~「初期段階の心理と接し方のコツ part.3」
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Vol.7~「お客さまのメッセージから」
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Vol.8~「お客さまのメッセージから その2」
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Vol.9~「必要な時間」
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Vol.10~「どうして“頑張って”と言ってはいけないのか?」
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Vol.11~「いっぱいいっぱいなのはどちらか?」
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Vol.12~「なんとなく調子が良くないとき」
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Vol.13~「なんとなく調子が良くないとき(その2)」
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Vol.14~「普通に接することの大切さ」