子供時代の心の痛みには「理想のパートナーシップ」のヒントが隠れているという話

5月に書いたblogの中で↓

最後に「幸せの方向性」を見直して、本当に欲しいパートナーシップに気づくための3つの質問を提案しました。

●「私は本当はどんな人生を生きたいの?」

●「私は本当はどんなパートナーシップが欲しいの?」

●「私は本当はどんなパートナーと一緒に人生を生きたいの?」

真剣に取り組んだ人は分かると思いますが、実はこの質問に向き合うのはけっこう心のエネルギーが必要なんですよね。

それでも腹を決めて自分と向き合うことができたとき、ようやく

と自分の理想に気づく人は多いはずです。

中には、ずっと思い描いていた「理想のパートナーの条件」に当てはまらないタイプが浮かんできた人もいるかもしれません。

だとしても、ガッカリする必要はないですよ。そういうことはよくあるんです。

私たちは両親の姿、友人の言葉、ネットやSNSなどの情報を取り入れすぎてしまい「自分の本当に欲しい幸せ」が何だったのか?見失っていることがよくあるからです。

特に両親の夫婦関係から受ける影響は小さくありません。

よくある話では、ケンカばかりで仲が悪い両親の姿を見てきた子どもというのは、自分なりにケンカの原因を探そうとします。「◎◎が無いせいで、二人は仲が悪くなったんだ」という感じに。

・・・などなど、こうした夫婦関係の姿を見ているうちに、子供はこんな考えを持つようになることが多いんです。

こうして自分なりに両親の夫婦関係(または自分の過去の恋愛の失敗)から、同じ失敗をしないために「これがあれば(こんな相手なら or こんな自分になれば)、両親のようにはならなくて済むだろう」という方法を考え出すんです。

しかしながら、よく考えてみると、これは「もう二度と傷つかないための方法」であって、「本当に欲しい幸せを手に入れる方法」ではないんですよね。

また最初はうまくいっているように思えるのですが、徐々に別の問題が出てくるんです。

こういったケースは、カウンセリングをしていると決して珍しいことではないんです。

私たちは心の痛みを感じないようにするため、ありとあらゆることをしていますが、「過度な防衛」は、新たな痛み(問題)を作り出してしまうのです。

過去の失敗を学びにして、「次は絶対に幸せになろう」と思うのは自然なことですし、何も悪いことはありません。

ただし、その失敗の体験で感じた「心の痛み」が癒えていないと、「二度と傷つかないためのパートナー選び」や「失敗しないためのパートナーシップ」ばかり考えてしまうんです。

●「私は本当はどんな人生を生きたいの?」

●「私は本当はどんなパートナーシップが欲しいの?」

●「私は本当はどんなパートナーと一緒に人生を生きたいの?」

この質問に取り組むと、皆さんが避けたかった心の痛みともう一度向き合わないといけなくなるんです。でも、その向こう側にこそ、皆さんが本当に欲しいと思っていた「理想のパートナーシップ」が見えてくるはずです。

なぜなら、心の痛みを避ける生き方は、ある意味では「心の痛みに縛られたまま」だからです。人生の軸が「心の痛み」が基準になっているようなものです。

しかし、心の痛みを癒せれば「痛みを避けること」を人生の軸から外すことができます。

こうした感情は、ふだんは潜在意識の奥にあるだけに、気づくことはなかなか難しいモノです

たとえば、あなたは一番好きな人、一番好きなモノを、24時間365日いつも手に入れるために行動しているでしょうか?

それとも、「相手にされないんじゃないかな?」「告白しても断られるだけだ・・・」、「お金が無いから無理だ」「手に入れても自分には似合わないんじゃないかな?」といった不安を感じたり、諦めているでしょうか?

不安も諦めも「自分なんかが相手にされるはずがない」「一番欲しいモノはきっと手に入らない」といった、子供時代に何度もあった経験がルーツにあることがほとんどなんです。

・一番欲しいおもちゃは、値段が高いから買ってもらえない…
・お父さんの一番大事なものは仕事で、私たち家族はその次…
・親は私よりもお姉ちゃん(お兄ちゃん、or 弟、妹)の方ばかり可愛がっている…
・勉強ができることが一番で、私が一番じゃないんだ…

誰にでもこういった思いはあるかもしれませんね。こうした過去の体験からくる痛みが「私には手に入らない」「一番は私にふさわしくない」という思い込みを作っていくんです。

そして、この痛みを感じないようにするために

・ある人は、親や周りの期待に応えることばかり頑張ったり
・社会的地位やお金を稼ぐことに執着したり
・パートナーや家族を顧みず仕事に没頭し過ぎたり
・パートナーを好きになり過ぎないように感情に蓋をしたり
・良い妻になることばかりにエネルギーを使って、自分の気持ちを我慢したり

やり方はさまざまですが、私たちは本当に欲しいモノに手を伸ばそうと思った瞬間、

同時に、過去に手に入らなかった時代の痛みが出てくるので、欲しいと願っているモノから何とか目を逸らそうとして、別の何かを必死に追いかけようとしてしまうのです。

必死に追いかけたモノなのに幸せを感じられないとしたら、あなたの人生の軸が「心の痛み」が基準になっているからです。

今日は、あなたが心から願う「本当の幸せ」を人生の軸に戻すと決めてください。

ずっと避けてきた痛みのすぐ隣に、幸せの道への扉があるはずですよ。

※向き合うことがむずかしい心の痛みを感じたら、ぜひカウンセリングを受けてみてくださいね。

それでは皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし

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