心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
12月31日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●新しい年に新しい恋愛と出会うために大切な3つのステップ~過去を完了させると次の流れがやってくる~
そろそろ新しい恋がしたいと頭では思っているのに、なぜか誰を見ても興味が持てない。
ついかつてのパートナーと比べてしまい、「やっぱり昔の彼(彼女)」の方が素敵だなと思ってしまう。
好きな相手ができたとしても、その人に自分が選ばれるとは思えない。
こうした思いが浮かんでは消えて、なかなかスッキリと次の恋愛に進めない。重たい気持ちが頭の中をグルグル回っていて、気づいたらけっこう時間がたっていた。
もしあなたが恋愛のことを考えた時に、そんなどんよりとした気分ばかり感じてしまうとしたら、それは昔の恋愛を完了させていないからかもしれません。
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私たちは大切なもの(恋人、仕事、家族、友人など)を失ったショックと悲しみが大きいほど、起こったことに対して憤りを感じずにはいられません。
喪失の直後は、まずはそのショックに直面しどう乗り越えるか?が当面の課題になるので、心を強く持って自分を保とうとします。なので周りからは「しっかりしている」ように見られてしまうことがよくあります。
できるだけ気丈にふるまい、平気なふりをしてしまうこと。あなたにも覚えがあるのではないでしょうか?
パートナーシップでは、大切な人とお別れしなくてはならなかった場合、パートナーとの楽しかった時間、楽しかった関係が、幸せだった分だけ、「喪失した」痛みが強くなってしまいます。
そして痛みと悲しみをまともに感じたくない分だけ、私たちは「あの人のことはそれほど好きじゃなかった」ことにしようとします。
「あの人も私をそれほど愛してなかった」
「私も彼(彼女)をそんなに愛してはいなかった気がする」
だからこのお別れ(喪失)はそんな大したものじゃないんだ。と思おうとするんですね。
「愛されていたのに別れてしまった」では悲しすぎるので、そこに大した愛はなかったということにして、相手の愛も自分の愛もそんなに大きなものではなかったんだ、と思い込もうとするわけです。
ですが、今一度ありのままに当時を見ることができたとしたら、別れがあったのは事実ですが、あの時の二人には、確かに愛がそこにあったはずです。
自分もパートナーを精一杯愛していたし、パートナーも愛してくれた。
そこにあった愛を受けとることは、もう一度、人を愛するため、そして愛されるための自信を取り戻すためにはとても大切なのです。
あの人と過ごした時間はどんなに幸せでしたか?
あの人のどんなところが好きでしたか?
嬉しかったのはどんな時だったでしょうか?
どんなところを愛してあげましたか?
あなたのどんなところを喜んでくれましたか?
どう愛してくれましたか?
あなたはどう愛しましたか?
あの人と出会えたことであなたはどう変わりましたか?どんな自分に出会えたでしょうか?
出会いが素晴らしいものだった分だけ、失ったとは思いたくないですし、しがみつきたくなるのも無理はありません。
ですが、あの人と出会うべくして出会ったのだとすれば、そこに何らかの目的があったのだとしたら、
あの人があなたの人生にもってきてくれたもの、すべてを愛として受けとることで、その目的を完了させる勇気にすることができます。
この出会いから得たものに感謝できるあなたになれた時、ようやく相手も自分も許すことができるのです。
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元彼、元カノの話をし始めると、ついつい恨みつらみが出てきてしまうこともあります。
上にも書いたように「好きな人を好きなまま」にしておくと別れがつらすぎるので、不満や恨みつらみを向けて「あいつはひどい人だった」ことにしたくなるんですよね。
「あんな奴とはもうこりごりだわ!」と文句を言うことで、傷ついている自分から遠ざかろうとしてしまうのは、誰しもやってしまうことかもしれません。
ただ、ひとしきり文句を吐き出し切ると、今までとは違う気持ちが出てきたりします。
「彼がいっぱいいっぱいだった時、私は自分のことばかり考えて不満をぶつけてしまっていたな」
「彼女がなんでも受け入れてくれたから、そこにあぐらをかいて感謝を伝えてこなかった・・・」
「私がどんなに荒れていても、あの人は一度もその場から逃げたことがなかったなあ」
恨みや文句の下にあった「もっと何かしてあげたかった。もっと愛したかった。」思いが浮上してきて、つい自分責めモードになってしまうものです。
本当はもっと愛したかった。でもできなかった。させてもらえなかった。
後悔が大きければ大きいほど、あなたがあの人に与えたかった愛が大きかったという証明なんです。そしてその思いがあったということは、すでに愛していたという証明でもあります。
さらに言えば、「愛したかった」思いがあるのは、「愛されていた」ことを知っていたからなんです。
「あなたに愛されていたのを分かっていたのに、愛を受けとれなくてゴメンナサイ」それが何より苦しいので、あの時パートナーを疑ってしまった自分、素直になれなかった自分を責めてしまうのです。
だとすれば、あなたのたくさんの後悔はすべて「愛されていた」記憶の裏返しなのかもしれません。
ずいぶん時間が経ってしまったかもしれませんが、ここであらためてあの人からの愛をしっかり受け止めることで、この関係性の完了へ一歩進むことができます。
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大切な人との関係性を「完了」させるための3つのステップをご紹介します。
1,出来事をありのままに見る
喪失のショックと悲しみを認めたくない、受け入れたくないがために、つい自分も相手もちっぽけに扱ってしまいがちです。
ですが、ただそこにあった愛を見つめてみましょう。
あの人があなたの人生にもってきてくれたものは何でしたか?その大切なものを受けとってみましょう。
もし、今も後悔や悲しみがあるとしたら、その痛みを誤魔化さずに受け入れようと思ってください。
今も過去の恋愛に胸を痛めているということは、それだけあなたがかつてのパートナーに与えたい愛があったということです。
今あなたが胸を痛めている度合いが、あなたの愛の大きさなんです。あなたの中にそれだけ愛したかった想いがあったことを認めてあげてくださいね。
2,相手も、自分も責めない(許す)
別れの後は、文句や恨みごとを言うことで相手を大したことない人にしたり、自分の至らなさを悔やんで自分責めモードになってしまいがちです。
しかし「愛したかった」のは「愛されていた」のを知っていたから。後悔の度合いは「愛されていた」記憶の裏返しです。
あらためて、あの人からの愛を受け止めてみましょう。
3,完了させる
関係性を完了させて手放すのは、次のステージへ進むためには重要な要素とはいえ、あの人との関係を手放してしまうことに一抹の寂しさも感じてしまうものです。
しかしながら、新しい出会いを楽しみ、次の恋愛を喜びにするには、心が過去を「過去」として受け入れ完了させる必要があります。
別れはつらかったけど、あの時にあの人との間にあったものは、あれもこれも「愛」だったのかもしれない。
すると、ふとした瞬間に「ありがとう」の気持ちが、あなたの心に染みるように広がっていくのを感じられるはずです。
その「ありがとう」を自然に感じられたら、あの恋を本当に卒業する時がきたということです。
さて、今日は12月31日。1年を完了させる日ですね。
新しい年に、新しい流れを受け入れるために、今日あなたは何を完了させますか?
※完了させた後で次の出会いのためにやるべきことを執筆しました↓
参考記事です↓こちらもどうぞ
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
来年も皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
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