パートナーの言葉に心が折れそうになったとき~感情が未来を変える大きな分岐点になる~

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心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。

12月3日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。

●パートナーの言葉に心が折れそうになったとき~感情が未来を変える大きな分岐点になる~

(※女性の視点からの記事になっていますが男女どちらにも当てはまる内容です。)

たとえば、皆さんが彼氏や夫との関係がうまくいかないことでカウンセリングを受けているとしましょう。

二人の関係を見直していくうちに、どこかで相手の態度への不満よりも、自分自身の態度や振る舞いへの気づきが増えていくタイミングが来ます。

「パートナーにも色々と問題はあるけど、どうやら自分の方にも変えていかないといけない部分があるみたい。」

多くのクライアントさんが、パートナーをどうにかするのではなく、自分がどう変わっていけばいいのだろう?というテーマになっていくんですね。

そうして、たとえば「これからはなるべく怒らずに、パートナーに優しくしよう!」と思い行動を変えていこうと決めたと思ってみてください。

彼が部屋へ来たとき、あるいは夫が帰宅したときに、できるだけ穏やかな気持ちになって

「お疲れさま。今日はゆっくりしようね。」
「この前は◎◎してくれて助かったよ。ありがとう。」

と声をかけたのに、パートナーは皆さんの方を見もせずに「ああ・・・」と言っただけでソファーで寝転んでスマホを見てる。

そんな態度を見せられたら、なんだか腹が立ってくるかもしれませんよね。

せっかく「優しい私」で関わろうと思ったのに、パートナーがなぜか不機嫌。

「あんな態度や言い方をするんなら、もう優しくなんかしてやらない!」

つい元の自分に戻ってしまうなんてことがあるかもしれません。

私たちが欲しい幸せにたどり着くまでの間には、いろいろな感情の痛みがブロックになっていることがよくあります。

なぜかほしい幸せが手に入らないと感じるとき、感情のブロックが立ちはだかって足が止まっているから、というのが大きな理由の一つです。

    自分⇒⇒【感情のブロック】⇒⇒「幸せ・夢・願い」

先ほどのようにパートナーの態度で嫌な感情になったことで「もう優しくしない!」と思って、元の自分に戻ったとすると、期待外れの痛みは感じなくて済みますよね。

ただ、それは嫌な感情のブロックを避けて通ろうとしているだけなので、結果的には同じ場所で止まっていたり、グルグル回っているだけで、欲しい幸せには近づけないんです。

そういう意味では、人間関係を始めとするあらゆる悩み(家族関係、仕事、キャリアに関しても)というものは、変化成長しようとしていない自分に直面して、立ち止まっていることで浮き彫りになるものかもしれません。

パートナーの態度や言葉が引き金になって、「こんな自分でいよう!」と思ったのにできなかった。そんな自分が嫌になってしまい落ち込んだ経験のある人は少なくないでしょう。

でもその瞬間こそが人生の分岐点なんですね。あなたの情熱や愛情の本気度が試されている機会がきているようなのです。

気持ちがブレてしまいそうなとき、心が折れてしまいそうなとき、ここで皆さんが何を選ぶのかで、

今までと同じ繰り返しか?それともほしい幸せに向けての新しい一歩を踏み出すか?の分かれ目なのです。

ひょっとすると人生で最も難しいことは、
自分の感情がブレても、期待通りにならずに落ち込んで下を向きそうになっても、目の前の本当に大切にしたい人、大切にしたいものを大切にすることかもしれません。

たしかにパートナーに腹が立つことも、ガッカリすることもあるでしょう。

「なんで私がこんな嫌な思いをしないといけないの?」と愚痴を言いたくなることもあります。

だけど、そこで自分が大切にしたいものを投げ捨ててしまっていいのか?一度立ち止まってみてください。

私の話になりますが、
まだカウンセリングの勉強を始めたばかりの頃に、どんどん先へ進んでいく仲間のことを見て、同じようにできない自分が情けなくなった時期がありました。

もうカウンセリングスクールも辞めてしまいたい、と思うくらい落ち込んでいたとき、仲良くしていた先輩カウンセラーに相談してみたところ、こんな言葉をかけてもらいました。

「悔しいと思えるのはそれだけカウンセラーになりたい気持ちが強いってことでしょう?」

「何よりも大切なものだからこそ、嬉しくもなるし、悔しかったり自分に腹が立つこともあるよね。」

「本当の情熱がある人だけがそんな思いを抱えるんだよ。その気持ちを大事にしていってね」

その時の私は、じつは先へ進んでいく仲間の姿を見るのが嫌だったのではなくて、本当は自分の無力さ(会社員時代に挫折した失敗感からきていました)とまともに直面するのに耐えられないと感じていたのでした。

でもそこに向きあわなければ、その先にある目標も見ることができなくなります。先輩カウンセラーのおかげで、私はもう一度カウンセラーを目指すチャレンジへの一歩を踏み出すことができたのです。

私たちは今感じている感情に耐えられないと思ったときに、欲しい幸せや夢を諦めて投げ捨てたくなる衝動に駆られてしまいます。

パートナーが不機嫌だった時に「やっぱり愛されてない」という無価値感、「どうせ私が何しても無駄なんだ」という無力感を感じて、もう「どうでもいい」自分がでてくることもあります。

たしかに目の前で起きたことは残念で、悲しいことかもしれません。

相手の理由はさまざまですが、起きていることはただそれだけのこと。と言ってもいいのです。

「そのうえで、相手をどう愛そうか?自分の何を差し出そうか?」

ただただ誠実に正直に、あなたにできるベストをやりきることだけが求められている、と思ってみてください。

パートナーシップで問題が起きているというのは、二人の関係性が変わっていく(距離がもっと近づくこと)タイミングだというメッセージなのだとしたら、

誤魔化したり本当の気持ちから離れた態度でい続けたら、結果的に二人の距離がもっと離れていってしまうでしょう。

大事なのは「彼が◎◎するなら、私も■■するわ。」といった、条件をつけたり取引にするのでなく、

次の段階のパートナーシップでは自分がどう在りたいか?を表現することです。

こういったテーマに取り組んでいる人は、「私はすでに100%以上与えてきました。これ以上なにをすればいいんですか!」そんな思いでいる方も多くいらっしゃいます。

頑張って与えてきた割には帰ってくるものが少なすぎて、期待外れが積み重なっているとこうした感情を抱えやすいのですが、そこには気づかないところで犠牲が隠れていることが多いですね。

だとしたら、頑張って何かを与える前に、パートナーが与えてくれたモノに気づく必要があるのかもしれません。

それは分かりやすい愛情だけではありません。特にパッと見たら良いことではない出来事が、あなたにもたらしてくれたモノになっていないか?と見つめ直してみることです。

最初のたとえ話をベースにすると、

「夫は優しくてなんでも受け入れてくれていた。でも『私が頑張らないと愛されない』という思い込みにとらわれていて、夫の愛をまったく受け取っていなかった。」

「夫にしてみたら、私に差し出した愛が叩き落されていたようなもので、まるで失恋を繰り返してた感覚かもしれない。」

「だから今のそっけない言葉は、長年の私へのハートブレイクで傷つきすぎた心が、あの態度にさせていたのかもしれない・・・」

夫のあの酷い態度、そっけない言葉がどこから来ていて、何を表現しているのか?

そして自分がどんな思い込みを抱えていて、そのために相手にどんな関わり方をしていたのか?そしてその思い込みはどこから生じてきたのか?

あの人の問題行動があったおかげで、自分の向き合うべき課題に気づかせてくれた。そう思えるとパートナーをなんだか「ありがたい存在」に見ることもできそうです。

人によってはパートナーの浮気・不倫・借金・ビジネスの失敗などの「問題・やらかし」ですら、自分自身の「見つめ直すべき心のテーマ」や、「癒すべき感情の痛み」などの気づきに変えていくことができます。

ここまで深い心の領域を見直して、掘り下げられると、パートナーをあなたの「喜びの存在」として感じられるんですね。相手がもたらしてくれるどんな愛にも気づいて喜べるからです。

こうした心の姿勢でいられる頃には、二人の関係性の再生への兆しが感じられるはずです。

パートナーの同じような態度、同じような言葉に出会ったときに、どんな自分でいることを選ぶのか?それがあなたの未来を大きく変える分岐点になりますよ。

参考記事です↓こちらもどうぞ

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし

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