心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
8月27日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●失恋したわたしの扱い方~もう二度と傷つきたくないと感じたら~
今日は前回に続いて失恋のお話をしたいと思います↓
私たちが大好きなパートナーとお別れをしなければならなかったとき(片思いだった場合でも)、もう世界が終わったのではないかと思うくらいの絶望を感じてしまいますよね。
なにしろ大切な人との別れは人生の中でも、最もつらい体験の一つと言われています。
ただ、お別れをしたことで分かることもあります。それは「あの人とはうまくいかないんだな」ということです。
ある意味、うまくいかないことが分かったことで、『真実のパートナー』と出会うためのスタート地点に立てたとも言えるわけです。
そんな時、ある人は「残念だけど、彼は違ったんだな。よし!次に行こう。」と思える人もいれば、
また別の人は「どうしてうまくいかなかったんだろう?」「私の何がダメだったんだろう?」と、何年も失恋の痛みを抱えてしまう人もいますよね。
頭の中には後悔ばかりがグルグルと回っていたり、失った存在の大きさの分だけ心にポッカリと穴が空いてしまったような気がして、寂しさいつまでも消えない・・・
こうした感覚を『喪失感』といいますが、失恋の時にはまるで人生の喪失感を今すべて感じているような気がするものです。
私たちの感情というのは理屈が通じないので、本当にしんどいのは今の失恋の喪失感のはずなのに、
「あの時もあの時も、私の人生は失ってきたものばかりだ・・・」とか、
「またつきあっても、どうせ捨てられるに決まってる・・・」
というように、過去も未来もなにもかも喪失という方向へ考えてしまうものなんです。
*
さらにそこへ、「フラれたのは、私が可愛くないから」「性格が悪いから」「ワガママだから」「彼の言いなりになってたから」などなど、自分が悪かったからというストーリーを失恋とくっつけてしまうと、
「私は何をしてもダメなんだ」
「こんな私を愛してくれる人なんているはずがない」
と自分を責め続けることで、自己否定の泥沼からいつまでも抜け出せなくなってしまいます。
私たちが自分を責めている時には「私は私を責めますから、どうか皆さんは私を責めないでください」心の奥にこんな心理が隠れていると言われています。
そこには「私は周りから罰せられる。拒絶される。」という恐れを感じているからなんですね。
ただ、この怖ればかりに捉われいると、とても大事なことを見落としてしまうのです。
それは『あなたにお別れを告げる相手の方もつらかった』ということです。
好きだと言ってくれる人に「ごめんなさい」を伝えれば、その人が傷つくことが分かっていますからね。
そういう意味では、失恋はフッた側もフラれた側も傷ついてしまう体験なのかもしれません。
(「あいつが傷ついているわけない!」って言いたくなる人もいるでしょうけど。)
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こうして、たくさん自分を傷つけていると、
「好きになるからこんなに傷つくんだ!」
「だったら惚れるよりも、惚れさせる立場でいればイイんだ!」
惚れたら負け。惚れさせていれば傷つくことはない、と考える(超)自立タイプの人も出てきます。
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ただし、これもまたしんどい生き方になります。
なぜかというと、惚れたら負けなわけですから、絶対に自分が好きにならないタイプの人ばかり追いかけるようになるからです。
もし本気で好きになって、またフラれて酷く傷つくくらいだったら、絶対に好きにならない夢中にならないような相手だけと関係を持つようにしてしまうからです。
「傷ついたのは大好きだったから。だから傷つかないように二度と誰のことも大好きになるものか!」
それはある意味、自分の人生から『好きなもの』を追い出す努力をし続けるようなものです。
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前回のブログで、自分に大きなご褒美をあげましょう。心の栄養になるモノを与えましょう。という提案をしました。
心を満たす体験、さらにそれが未体験であるほど、心の区切りをつける儀式にもなり得るのです、とお伝えしましたよね。
それ以外にも、安らげる・美味しい・嬉しいと感じられていると、私たちの心はだんだんとリラックスできるという効果もあるからです。
ベストなのは心も体も緩んで、ボーッとできるている状態です。私たちが本当にリラックスできていると、「自分の周りに何の脅威も恐れるモノもない」と感じられるからです。
私たちが罪悪感(私が悪い)や無価値感(愛されるはずがない)といわれる感情でしんどい時には、心の中が攻撃的なマインドでいっぱいになっているはずなんです。
「なんでどいつもこいつも私を傷つけるのよ」
「男なんてみんな浮気するんでしょ」
といった怒りの感情が奥底に渦巻いているものです。(自覚できない場合も多いんですけどね。)
そしてこの怒りが周りに投影されて、自分が周りから傷つけられる攻撃されるように感じるのです。
でも自分に優しくすることができていると、当たり前ですが優しい気持ちになれます。つまり優しいあなたになれているわけです。
その時には攻撃性はどこかへ行ってしまい、心の中に何一つ怒りがない状態になり平和な気持ちになれます。
すると、あなたが今まで生きてきた中で、誰かに優しくしてもらった感覚をたくさん思い出せるようになります。
そして、あなたが自分に優しさを与えられた分だけ、周りもあなたに同じくらい優しさを与えてくれるはず、という世界観で人を見ることができるようになるのです。
先ほどは「攻撃性・怒り」でしたが、ここでは「優しさ」の投影が起こるわけですね。
さて、今日は前回の補足的かつ、さらに心の深い部分をお話しました。
最後に、あなたが「好きな人は私を傷つける人」「痛みのシンボル」にしたままだと、これから好きな人の前ではいつも自分を隠し続けなければいけなくなってしまいます。
それは好きだった人を敵にしてしまうようなものです。そして自分が相手への恨みを抱えている分だけ、そんな自分を魅力的だと思えませんから「こんな自分を愛そうとしてくれる人なんていない」という思いになっていってしまいます。
別れたパートナーをどんな存在にするかで、あなたのこれからの恋愛に大きな影響があるとしたら、「今回はこんな結末になったけど、色んなこと、幸せな時もあったね」そんな眼差しを持つことが、結果的にあなたの幸せなパートナーシップを後押ししてくれそうです。
とは言え、すぐにそんな感情になれないこともあるでしょうから、そんな時には過去に好きだった人・元カレ元カノ・両親でも良いです。期待通りの愛はくれなかったかもしれないけど「あの人なりの優しさ、送ってくれていた愛」を思い出から掘り起こして、あらためて受け取り直してみるところから始めてください。
それがあなたの閉まりかかった幸せの恋愛のドアを、もう一度開くことに繋がっていきますからね。
※参考記事です↓こちらもどうぞ
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
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