プロポーズされたのにフラれてしまったのは、◎◎を分かっていなかったから?

心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。

●プロポーズされたのにフラれてしまったのは、◎◎を分かっていなかったから?

東京都をはじめ11都道府県に緊急事態宣言が出されました。

不安な時には、どうしても目先のことにばかり気持ちが持って行かれそうになりますよね。

そうなると往々にして、外側の情報や環境に振り回されて自分を見失って混乱してしまう、なんてことも起こり得ます。

もちろん自分と大切な人たちを守るためにも、変化していく状況に対応することは重要なことです。

ただ、その一方で、今の経験から「自分が本当はどんなことを喜びに感じ、大切な人とのどんな関係性を幸せに感じるのか?」を見極める機会にもできそうです。

5年後10年後に、皆さんはどうなっていたいのでしょう?どんなパートナーシップを築いていたいのでしょうか?

それは皆さんがどんな人生を生きたいのかが分かっていて、初めて決められることだと思います。

以前、こんな女性クライアントさんのカウンセリングをしたことがありました。

彼女はとてもモテる人で、彼氏が途切れたことはなく、二人三人から同時にアプローチをされることもあったそうです。

その彼は明るくいつも楽しませてくれる人でしたが、女友達が多いところが気になっていたとのこと。

彼女はどうしようか悩んでしまい、ハッキリと返事をすることができなかったのですが、そうこうするうちに彼が待ちきれずに離れていってしまったのです。

彼女の詳しく話を聞いていくと、以前にも2度ほど同じような状況でパートナーが離れていってしまったことがありました。

その彼氏たちのうち、一人は優しく真面目で堅実な性格だけど、引っ張っていくリーダーシップは得意じゃない人。

もう一人は気の良いタイプで人気者、共感力が高くて寄り添ってくれるけど、お金にルーズなところがあったとのことでした。

そこまで聴くと、彼女の本当の問題が分かってきました。

それは「どんな人生に幸せを感じるのか」「パートナーシップで大切にしたいことは何か」のどちらも彼女自身ハッキリ分かっていなかったことでした。

ですので、結婚したいのはこの人!と決めることができなかったのです。

立て続けにアプローチされるくらいですから、彼女はとても魅力的な女性なのは間違いありません。

でも、彼女の態度はパートナーにはあまり魅力的に写っていなかったのかもしれません。

私たちは危機に直面すると、誰もが今までの自分を振り返って「本当に大切にしたいのは何だろう?」ということを考えるようになります。

皆さんも「不況や自然災害などが起きると、次の年に結婚する人が増える」という話を聞いたことがあるかもしれませんね。

なぜなら、私たちは社会不安を感じると、パートナーシップや家族など「絆」をもう一度求めたくなるからです。

今は、これまでのやり方や当たり前を見直していくと同時に、これからの自分の人生のベースを作っていくための時間にできるように思います。

ただ、こういった本質的な問いはすぐに答えが出る訳ではないので面倒になったり、モヤッとした霞の中を進むような感じがして途中で辞めたくなったりしがちです。

でもその分、これだ!というものに出会えたら、その後の幸せや人生の方向性がハッキリと定まってきます。

すると「自分のやりたいこと=才能」だということが分かってくるんです。

たとえば、好きな彼女ができたとして、どこかで素晴らしいものに出会ったとき、

「このレストランの名物メニューを彼女にも食べてもらいたい」
「この素晴らしい風景を彼にも見せてあげたい」

など、喜びや感動を一緒に味わいたくなりますよね。

パートナーの笑顔や感動した顔を想像しただけで、ワクワクする感じが湧き上がってくるかもしれません。それは誰もが持っている感情のエネルギーなんですよね。

そして実際に彼女が喜んでくれたら、また喜ばせたくて、次はどこへ行こうか?一緒に何をしようか?なんて自然に考えるようになります。

すると、楽しませるためのアイデアを探すアンテナが常に貼られている状態になります。

なので、仕事でお客さまに喜んでもらうためのアイデアがパッと浮かんだり、職場が楽しくなるようなアイデアを思いついたりすることも良くあるのです。

すると、こんなことが起こったりします。

・自分は、じつは企画やイベントを考えるのが得意で、さらにチームを盛り上げるアイデアを出すのが好きなことを自覚する。

・最初はすぐ近くの人たちを喜ばせることをしていたら、徐々に実績が上がっていって社内でも知られた存在になる。

・最終的に社外規模へ広がっていき、正式な仕事になってしまった(本当にあった話です)。

誰かを喜ばせたい、幸せにしたいという愛情や情熱は限度がないですから、パートナーシップを越えて他のジャンルにも流れていくとこういうことが起こるんですね。

「恋愛が上手くいくと仕事も上手くいきだす」と言われているのは、こうした理由があるからなんです。

私たちは自分が心から喜びを感じるもの、本当に大切にしたいものに気づけたとき、

要は『どんなことに自分の感性が反応し、何に感情が動くのか?』を知ることが出来ると、それが才能として開花していきます。また、直観的に才能を活かす情報をキャッチできるようになるのです。

たとえば街を歩いている時、電車に乗っている時、ポスターや中刷り広告を何気なく眺めていたら、急にピン!とアイデアが浮かんだり、思ってもみなかった発想がストン!と降りてきた。

そんな体験をしたことがある人は、必ずその前に「求めているもの」があって、感情と感性のアンテナが貼られていたはずです。

読者の皆さんの中には、失恋したばかり、別れ話が出たばかり、恋愛や夫婦関係の危機を迎えている方がいるかもしれません。

またパートナーシップだけでなく、何らかの人生の転換期を迎えている方もいるかと思います。

もし今あなたがそうであるなら、

と思って、心の深い部分と向き合ってみると良いと思います。

そして自分の中の信頼できる部分を感じながら、今できることをやってみてくださいね。

「自分には何もできないよ」と感じることもあると思います。でも、今できることは必ずあります。

それがあなたが本当に欲しい幸せに近づく一歩になります。

そんなあなたを心から応援しています。

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし

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