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前回の記事でお伝えしたポイントは↓
2018/7/14「リハビリくん」は恋するハートを取り戻してくれるだけじゃない
https://kondouakitoshi.jp/archives/65937508.html
「リハビリくん」は、あなたがパートナシップを通して「本当に欲しいモノ」に気づかせてくれること。
そして悩み迷いながら、その本当に欲しいモノを大切にしようとすることが「自分を大切にする力・自分を愛する力」を育ててくれるということでした。
今日は、こんな人もリハビリくんになっているかもしれないというお話です。
例えば、
彼と出逢ってすぐに意気投合して、デートを何度かするうちに結婚を意識するような話にもなって、自然と体の関係にも進んだのに、急に音信不通になってしまったような場合。
別れ際も良い雰囲気だったし、「また会おうね」って言っていたのにどうして?体が目的だった・・・?
いろいろと考えては、自分のどこが悪かったんだろうと振り返ってみたり、友だちに相談したり、占いに行ってみたり、
「私が何か嫌われるようなことをしてしまったのかな?」
と自分に落ち度がなかったかを、何度も思い出しては不安になったり、ひたすら自分を責めてしまったり、訳が分からなくて落ち込んでしまうんじゃないかと思います。
また、連絡はとれても
「やっぱり君のこと好きじゃなかった」とか
「最初からつき合うつもりはなかった」など、
否定的なことを突然言ってくる場合や、つき合い始めたら急に態度が曖昧になってしまったという場合もあるかもしれません。
いずれにせよ理由が分からないだけに、ずっと頭から離れなくていつも気持ちが沈んだままになってしまうこともあるでしょう。
こんな状態でカウンセリングに来られるクライアントさんもたくさんいます。
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とにかく「分からない。どうして?」がたくさん頭を巡ってしまいますし、連絡がとれないだけに理由が聞きようがないのも、しんどさを大きくしてしまいます。
ただ、私はこういったお話を伺っていると、こんなことを聞いてみたくなります。
「彼は女性との関係で、何かつらい経験をしていたって話聞いてませんか?」
すべてのケースに言えるわけではないですが、どうも彼女が何かをしたからよりも、彼の方がビビッているんじゃないか?と考えてみたくなるのです。
彼のこれまでの女性関係で、心に痛みを抱えるようなつらい出来事があったとしたら、「また傷つくんじゃないか」と思うと、ある一線を超えることが怖くて仕方なくなってしまうからです。
おそらく最初は彼も彼女のことをちゃんと好きだったはずなんです。でも、心の痛みがそのままになっていたり、自覚がないまま引きずっていると、
【誰かを好きになる=また前と同じように傷つく】
が心の中で一緒に浮かび上がってきてしまうんですね。だから、この一線を超えたらもう後戻りできないんじゃないか?という地点へ来ると、彼は恐ろしくて仕方がなくなって関係を壊そうとしたり無かったことにするような態度をとってしまうわけです。
女性にとっては訳が分からない部分もあるかと思いますが、何しろ男性は自分の弱さやネガティブな気持ちを感じることが苦手すぎて(怖すぎて)、そういった感情を無かったことにしてしまうことが多いんです。
ですので、当の彼自身も自分がビビッていることに意識的にはまったく分かっていなかったりするんです。(女性の皆さまホントにすみません)
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こういう場合の男性が抱えている過去の痛みの典型的な例を上げると
・過去に自分を見失うくらいの大失恋をしている。
・元妻と離婚話がもつれて、大変な思いをして別れたばかり。
・昔の恋愛で元カノの気まぐれや心変わりに振り回されてきた。(逆に彼が振り回す側で加害者になった自分を責めてる場合もあります)
・小さいころから母親から愛されていた実感がもてなくて、寂しさをずっと抱えてきた。
などは、カウンセリングでもよく聞くお話です。
また、最初の方であげた例で言えば、良い雰囲気だったのに音信不通になったのは・・・ 彼も昔、出会ってからトントン拍子におつき合いまで進んだ彼女がいて、だけれども突然彼女から「ゴメン。やっぱりつき合えない」と言われてしまったことがあったのだとしたら。
今回も彼女との関係が順調に進んでいって、親密さを感じはじめた時に「またあんな目に会うのでは?」という過去の痛みが蘇ってきて、怖さのあまり逃げてしまったのかもしれないんです。
否定的な言葉を言ってきた彼は・・・ ひょっとしたら昔つき合っていた彼女を酷く傷つけてしまったと思っていて、「優しい男でいなきゃ」「モノ分かりが良い人にならないと!」という思いがあったとしたら。
彼女の前での良い人の自分がまるで偽物のように思えて、自己嫌悪から自己攻撃になり「どうせまた前と同じことを繰り返すぞ」という彼自身の心の声が、彼女への否定的な言葉になってしまったのかもしれません。
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女性からしたら、「いったい何をしているんだか」と思ってしまうかもしれないですね。
ただ男性というのは、感情を切っている度合が大きい分だけ、自分がじつは怖くて逃げていることに気づけないものなんです
そして逃げている時というのは、たいてい必死になっていますから、相手のことが全く見えていないし考えられなくなってしまいます。
彼のあの誠実でない態度の裏には、このような隠れた心理があるからなんですね。
ここまで読んでみたみなさんどんな感想を持ったでしょうか?
彼女側の落ち度ではなくて、彼の側にいろいろ抱えているモノがあって関係が上手くいかないことも少なくないんですよね。
それならば、もう次の恋愛に進んでいった方が、出会うチャンスも可能性も広がりそうではないでしょうか。
もちろん潜在意識的に考えれば、自分の罪悪感や無価値感が引き寄せている状況もあるのでしょうけど、あまりにそこを見つめすぎて次へ進むきっかけを見逃しているとしたら、もったいないなあと感じることも多々あるんです。
好きになった人を手放すことは、口でいうほど簡単なことではないですけれど。
好きを手放そうとすると、つい嫌いにならなければいけない気がしてしまうものですが、その必要はないんです。大好きなまま離れる決意をすることはできますからね。
もちろん別れるのは悲しいし、つらいし、寂しいし、絶望しそうになることもあります。
でも、そこに向き合えるだけの強さをあなたは持っています。
そして、向きあえた分だけ、驚くほど心が軽くなるんです。
「私が今よりもっと幸せになるために、大好きだけど、手放します」
もうあなたは次へのステップを踏み出して大丈夫です。
自分のためにほんの少しの勇気を持てたら、そしてその選択をできた自分を大切にいたわることができたら、次の恋愛のチャンスが来た時に再びハートを開く勇気につながっていきますからね。
※ただ、あまりに彼への怒りや執着が強い場合や、悲しみを長く引きずっている時には、あなた自身の心の課題として見つめ直す方が良いと思います。
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!
心理カウンセラー
近藤あきとし
★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ
★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。
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