いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
今日は「自分らしさ」を見つけるためのリストをつくるシリーズの第4回をお送りします。
第4回 影響された人物(モデル)は誰ですか?
あなたは子どもの頃になりたかった憧れの人は誰でしたか?
ああなりたいと夢見ていたヒーロー・ヒロインはどんな存在だったでしょうか?
私は子どもの頃に夢見ていたことは【仮面ライダー】か【ウルトラマン】になることでした。
あたり前ですが、大人になった今その夢はかないませんでした^^;
しかし、テレビの中に見ていたヒーローたちの姿やストーリーの根底に流れてた、
・モノゴトを力ずくで押し通すことはあってはならないこと
・辛いときほど仲間を信頼する気持ちを大切にすること
・弱き立場の人たちの声に耳を傾けること
などの想いは、大人の私の心にも今だに影響を与えてくれているように感じています。
(今、書きながら【カウンセラー】になったのは、けっこう影響してるかもしれないと思いました。)
そもそも私たちはずっと誰かの真似をしてきたんですよね。
小さいころなら、まず両親をモデルにして、それこそ何でも真似して同じようにコピーしてきました。
日本語が話せるのも、言葉のわからないうちから、両親にくり返し話しかけてもらったから真似ができるようになって、単語レベルから会話ができるところまで成長できたわけです。
もちろん親だけでなく色々な場面でであった人たちに影響され、少しずつ自分という人間を形作り、自分だけのオリジナルな人生を創ってきたのです。
意識しても、いなくても、さまざな部分で私たちは誰かの影響を受けて今ここにいるということですね。
また影響をうける大きさや、学習するスピードは誰から影響を受けるかによって違いますよね。
両親からの影響が大きいのは当然として、それ以外の人たちから受けた影響の度合いはどのようにして変わってくるのでしょう?
たとえば学生時代には、好きだった先生もいれば、嫌いだった先生もいると思います。
どちらに影響を受けたかといえば、みなさんの心に残っているのは、おそらく好きな先生の態度や教えや言葉のほうではないでしょうか。
(後のち、嫌いだった先生の厳しさが生徒への愛から来るものだったと気づく場合もありますが)
つまり、相手への好意や興味や憧れが、私たちの影響を受けたい人を決めている、ということなんですね。
前回の記事で書かせていただいたことを覚えていますか?
「相手の中に見える魅力があなたの魅力なんですよ」
憧れだった人たちの影響は、確実に今のあなたの魅力や才能の一部になっているんです。
だからこそ今、影響を受けた人を意識し、よく知ることで、本当になりたい自分へ近づくきっかけにしてみましょう。
・あなたが子どもの頃に夢見ていたマンガやアニメのヒーローは?
・感動した映画や小説や物語はどんなものでしたか?
・好きだったアイドル、俳優、ミュージシャンは誰だったでしょうか?
・どんな想いを持ってその人を見ていましたか?
・どうして真似をしたくなるくらい好きだったのでしょうか?
その理由こそが、あなたの個性を形作り、導いてくれたんですね。
今日はそんなあなたの想い・夢見てたこと・憧れを思い出すリストを作ってみます。
心から願っていた、こうなりたかった自分を知ることもまた、自分らしさを知るひとつの助けになるでしょう。
私たちはファンタジーの中のヒーローにはなれなくても、本当になりたい自分に近づくことで、人生は子ども時代に想像していたものより、ずっとドラマチックになものにできる可能性を秘めています。
今日リスト作りを実践して下さったみなさんが、本来の想いに出会って、「あなた」という人生のストーリーのヒーロー・ヒロインになれますように。
【実践編】
ひとつの項目にたいして思いつくだけ、いくつでも書き留めてみてください。
いつも通り、以下に私の書き出したリストをご紹介しますので参考にしてくださいね。
【あなたが影響を受けたモデルを見つけるリスト】
◆〔子どものころ好きだったヒーロー・ヒロイン〕
・「ウルトラマン」…説明不要の子供みんなのヒーロー。小さいころは大人になったらウルトラマンになるものだと思っていました。
・「ブラックジャック」…手塚治虫先生のマンガの主人公。法外な料金で手術をする闇医者で悪人ではないが正義の人でもない、ただ生命あるものを平等に扱う人なのではないかと感じています。
◆〔お気に入りの映画・小説・ミュージシャンなど〕
・「ノッティングヒルの恋人」(1999年アメリカの恋愛映画)…恋愛に向き合う勇気をもらえます。何度も見直してしまうくらい好きな映画です。主題歌『SHE』も素晴らしい。
・「Whitesnake」(イギリスのハードロックバンド)…ボーカルのDavid Coverdaleは憧れであり理想の男性像ですね。15歳の時からずっと私の中でNO.1のロックバンドです。
・「業田良家」さん(漫画家)…『自虐の歌』は本当に泣けます。生きるという意味を考えさせられる作品でした。
◆〔将来“この人のような幸せな生活を送りたい”と思う、モデルとなる人〕
・「山川紘矢」さん(翻訳家・作家)…日本中を講演して周り、多くの人と出会いながら、本を書き、セミナーをして、まさに「好きなことをして生きる」モデルです。
・「関根勤」さん(タレント)…家族・仕事・仲間を大事にして、またそのみんなに尊敬され大事にされているところが素晴らしいと思います。関根さんは自分が好きな人やモノについて本当に無邪気に楽しそうに話すので、そこもマネしたい部分ですね。
◆〔心を揺さぶられた言葉・好きな言葉〕
・「和顔愛語」…和やかな笑顔と優しい言葉は人を幸せにできる、という意味の言葉です。いつもこうありたいと思います。
・「何かに悩んでいる人は、解決策を知らないのではなく、最良の解決策を面倒でしたくないだけだ。」…小説家の森博嗣さんの言葉です。最後は「やる」か「やらないか」の選択になりますからね。いつ読んでもドキッとしてしまいます。
他にも、〔人生に迷ったときにアドバイスをしてもらいたい人物〕・〔あなたの感動した憧れの人物の言葉・行動〕・〔お手本にしたいと思う考え方や人生観の持ち主〕などもリストにして書き出してみるとイイですよ。
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第1回「誕生日にやってみたこと ~“二度とやりたくないこと”リストを作る~」
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第2回「これがわたし!」を感じられるリストを作る
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日曜日の記事に書いておくのを忘れてました^^;
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第3回「相手の魅力は自分の魅力」~あなたの周りの人たちの魅力リストを作る~
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第4回「影響された人物(モデル)は誰ですか?」
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第5回「ただ1つ」という価値
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第6回「時」を意識することで人生の充実度を高める
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第7回「美しさに気づくこころ」
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第8回「五感を磨くということ」
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第9回「人生の優先順位をつける」
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第10回「ネガティブな感情を整理する」
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第11回「心をクリアにするリスト ~自分にOKを出す~」
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第12回(最終回)誕生日に考えてみる「自分にしかできないこと」