いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
私は42年前の今日産まれてきました。
そして、今年はあえてこの日にやってみようと考えていことがありました。
せっかくの機会ですので、みなさんにご紹介したいと思います。
みなさんも、出来たら少しだけ時間をとって一緒に取り組んでみてくださいね。
第1回 誕生日にやってみたこと ~“二度とやりたくないこと”リストを作る~
私がやってみたのは・・・
【もう二度とやりたくないことリスト】をつくることです。
少し前に、「幸せに生きること」っていったいどういうことだろう?と考えてみました。
そして、私にとっては「自分の価値観に沿って生きられること」ではないかと思えたのです。
私は子どもの頃、自分が好きなコトがよく分かりませんでした。
大人になったからといって、本当に好きなコト・やりたいコトが何か分かることもなく、そんなものがあると思うことも諦めていたのです。
たまに、周りの言う“もっともらしい価値観”に合わせて、なんとなく人並みっぽいことをしてみたりもしたのですが、心の底から「楽しい~!」とは感じられなかったんですよね。
私自身の好き・嫌い、気に入る・気に入らない、楽しい・つまらない、嬉しい・悲しいという基準がよく分からなかったからなんだと思います。
「自分の価値観」を見つけることは、私にとっての大切なテーマになりました。
カウンセリングをしていても、「やりたいコト・好きなコトが分からない」と言われるクライアントに出会うことは少なくありません。
だからといって、いきなり好きなコトを探してみようとしても、すぐに思いつくかというと・・・まあ、あまりないんですよね。
むしろ見つけられない自分に失望してしまい、つい自己嫌悪に陥ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時には、徹底して「やりたくないコト・嫌いなコト」をあげていってもらう方が、返って好きなコトが見えてきやすいものなんです。
好きと嫌いはコインの裏表のようなものですから、嫌いを際立たせることで自然と好きも浮かび上がってくる、というワケです。
誕生日というのは、誰でも年齢を意識する日ですし、また自分の限りある時間を実感できる日でもあると思います。
その限りある人生から、やりたくないことを減らしていくことも、今以上の幸せを求めるのに大切な要素になるんですね。
「やりたくないことをやらない」というのは、「好きなコトをする」のと同じくらい自分を大切にすること、と言ってもいいかもしれません。
リストにしなくても、もう既にやりたくないと分かっていることもたくさんあるとは思います。
しかし、あえて書き出して(パソコンで入力するより手書きをオススメします)、目に見える形にしておくことで、「やりたいこと・やりたくないこと」は自分の選択なんだな、ということがより意識として明確にすることができるのです。
それだけで、人生の自由を一つ手に入れているんですね。
【もう二度とやりたくないことリスト】をつくることとは、「私たちの人生において望まないコト」を明確にすることなんです。
人生で迷ったとき、どうしたらいいのか考えつかないときに、やりたくないことを明確にできたとしたら、それは一つの基準(価値観)を手にしていることになります。
私たちが普段なにげなくしている行動は、ただ単に今までもそうしてきたから、という理由であることがとても多いのです。
無意識のうちに習慣だからと繰り返してきたことが、人生を幸せな方へ進めていなかったとしたら、あえて目に見える形にしてみることで意識ができるんですね。
もっと自分らしい選択・望ましい行動を楽にできる自分になるための道すじになってくれるでしょう。
それが「私たちが望む人生」に近づくことになっていくはずですよ。
【実践編】
・やりたくないことをさらにジャンル分けすると書き出しやすいので、下の実例を参考にしてください。時間をかけてもいいので、出てくるだけ書き出してみましょう。
・書き出していくときには、まず左に「やりたくないこと」を、そして右には「今度はこうしてみたい」と思うことを書いてみましょう。その際できるだけ具体的に表現してみてください。
※以下、私の作ったリストの一部です(青字が「やりたくないこと」、赤字が「今度はこうしたいこと」です)
【もう二度とやりたくないことリスト】
◆〔自分にとって大切でないことに費やした時間〕
・良い人に思われたくて、ホントはやりたくもないことを犠牲でしていた時 ⇒ 自分の才能を活かして、自分も周りの人も幸せになることをしたい。
◆〔自分を幸せにするためにはやらない方がいいのに、してしまったこと〕
・一発逆転を狙ったギャンブル ⇒ 自分に無いものを探して不安になるより、既に持っているもの・誰かにもらったモノに光をあてて感謝をしたい。
◆〔本当は好きではないこと〕
・時間を他人に管理されること ⇒ 環境の奴隷になるのではなく、自分が求める環境に飛び込んでいく、または望む環境を作っていきたい。
◆〔もうやりたくないこと〕
・周りの空気に合わせて自分の意見を変えること ⇒ 心の奥にある自分の本来の想いに気づいて、言葉と行動が自然に調和するシンプルで分かりやすい人になりたい。
※他のジャンルとして、嫌いな話題・つきあいたくないタイプの人・心がかき乱された出来事なども書き出してみてもいいでしょう。
そして、これで終わりではありません。
やっぱり、イヤなことばかりではバランスが悪いですからね^^;
少し時間を空けてから、次は好きなコトについて書き出す機会もつくっていきますので、まずは今回のリストにチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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第1回「誕生日にやってみたこと ~“二度とやりたくないこと”リストを作る~」
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第2回「これがわたし!」を感じられるリストを作る
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日曜日の記事に書いておくのを忘れてました^^;
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第3回「相手の魅力は自分の魅力」~あなたの周りの人たちの魅力リストを作る~
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第4回「影響された人物(モデル)は誰ですか?」
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第5回「ただ1つ」という価値
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第6回「時」を意識することで人生の充実度を高める
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第7回「美しさに気づくこころ」
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第8回「五感を磨くということ」
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第9回「人生の優先順位をつける」
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第10回「ネガティブな感情を整理する」
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第11回「心をクリアにするリスト ~自分にOKを出す~」
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第12回(最終回)誕生日に考えてみる「自分にしかできないこと」