いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
好きだった彼(彼女)に振られてしまったけど、やっぱり彼のことが好きみたいでなかなか次の恋愛に踏み出せない。
そんな時に感情面から見えてくるのは、どんなことかと言うと…
「好き」と思っているのは心の表面で、実は相手にしてあげられなかった「罪悪感」を抱えていることなんですね。
・もっと愛情を注いであげられたんじゃないか?
・もっと相手を理解してあげられたんじゃないか?
・もっとしてあげられたことがあったんじゃないか?
・私がもっと大人になっていたら、別のやり方で上手くいったんじゃないか?
やり残したことがあると、それを「好き」と思ってしまい、無意識に自分にそう言い聞かせていることがあるようです。
カウンセリングの場面で、その感情を掘り下げていくと、ずっと昔にやり残したこと(多くは両親との間で)がルーツになっていたことに気づくことが多くあります。
両親にしてあげたかったことが達成できずに、やり残したことが未完了のままになっていると、大人になってからも(特に恋愛の中では)、やり残しというものが妙に心に引っかかってしまうんですね。
その罪悪感に気づけていないと、
ずっとやり残しを解消する相手を探してしまうかもしれないのです。
罪悪感とは文字通り罪の意識を抱えていて、償わなくてはいけないと感じているわけです。
だとしたら、ここでチャレンジする課題は「自分を許す」ということになります。
人は自分を責めながら、他人に優しく愛情をかけることはなかなか難しいものです。
自分を許すことで、自分にも他人にも愛情をかけることができるようになれるんですね。
もう一度、誰かを愛せる自分になれるんです。
もう少し詳しい話をすると、感情というものは我慢したり抑え込んで無かったことにしてしまうと、そのまま心の中に残ってしまうんです。
例えば、感情が流れるパイプがあるとしたら、
抑えた感情はパイプの内側に瘤のようにへばり付いている。と想像してみると良いと思います。
一つひとつは小さなものでも、いくつもが積もりに積もると大きな塊になってしまいますよね。
すると流れが悪くなったり、滞ったりしてくることもあります。
流れていくはずの(つまり感じていくはずの)感情が詰まって渋滞をおこしてしまいます。
その状態が続くとどうなるかというと、
だんだん自分でも何を感じているのかが分からなくなってしまうんですね。
そうなると今度は、
自分のことだけでなく、相手の気持ちや事情も理解することが難しくなっていくのです。
例えば、急に事情も知らされずにパートナーから振られてしまった場合。
自分では相手との仲が「順調に行ってる」と思っていても、実は相手の本当の気持ちが理解できていなかった、ということも考えられますよね。
だとすれば、今の状態から抜け出せるようになるには、
感情の渋滞を解消して流れを良くしてあげることがテーマになります。
そのうえで相手の事情や、相手の抱えていた問題を理解するという次のステップに踏み出せるのです。
突然別れを切り出されて訳が分からなかったのが、理解というステップを通して少なくとも(完全に納得はできなくとも)訳は分かるようになってくるんですね。
罪悪感という塊を溶かすには、許しが必要です。
塊が溶けて流れが戻ってくると、
ようやく罪悪感の後ろで滞っていた寂しさ・孤独・不安が動き出します。
感情はちゃんと感じてあげると、心にとどまっていたものでも流れて消えていくんです。
許しの根本というのは、誤解をして自己攻撃していた自分を許すということです。
それは本質的には自分を愛するということです。
でも罪悪感があるときには、どうしても愛よりも(罪を裁かれる)恐れの世界に身を置きたくなってしまうものですよね。
罪悪感は、誰だってできれば感じたくない感情ですから、無意識的に避けてしまいますし、向き合うことが難しい場合もあります。
そんな時には、カウンセリングで行っているセラピーを利用することも効果的なアプローチのひとつになるでしょう。
「頭でわかっているんだけど、なかなかできない」
「恋愛がうまくいかない原因はわかったんだけど、心が言うことをきかない」
「しんどさや哀しみ、孤独感を癒したい」
私たちは心にいろいろな痛みを抱えています。でもその痛みを癒すと埋もれていた魅力がイキイキと輝きだすんですね。
自分を癒すことで、あなた本来の魅力の原石を見つけていくことができるんです。
セラピーを体験することで、そこから得られる気づきと深い癒しが、より幸せを受けとれるあなたへと成長する大きなきっかけになるはずですよ。
一度体験すると、その後ご自分で取り組まれる場合にもやり易いという声も多く聞いています。
恋に立ち止まっているみなさんが、イキイキとした本来の自分で、もう一度誰かを愛せるようになれますように^^
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
それでは、今日がみなさんにとって素晴らしい日でありますように。
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