いつもありがとうございます。
今日も前回からの続きをお届けいたします。
- 2016/11/5【いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その1)】https://kondouakitoshi.jp/archives/65910590.html
- 2016/11/19【いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その2)】https://kondouakitoshi.jp/archives/65911289.html
- 2016/11/26【いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その3)】https://kondouakitoshi.jp/archives/65911289.html
前回の最後に、助けたい恋愛を繰り返している人は「本当に助けたいのは自分自身」というお話をしました。
子供時代に「私は両親に愛されていなかった」という痛みがあると、寂しさ、悲しさ、絶望などを心の底にかかえてしまいます。
すると、本当は分かってほしかった、助けてほしかった、気づいてほしかったという思いを目の前のパートナーに投影してしまうんです。
助けてほしかった自分の姿を、パートナーの中に見てしまうからです。
ということは、傷ついていたり問題をかかえている人の方が自分の痛みを投影しやすいですから、助けてあげたい人をついつい無意識のうちに選んでいるんですね。
例えば、あなたが長男長女で下の弟妹の面倒をみることを求められてきたり、
「あなたはお姉ちゃん(お兄ちゃん)だから」
としっかりすることを言われ続けてきた場合。
幼い心には
「私だってもっと甘えたい」
という気持ちも持つこともあるでしょうし、弟妹ばかりが両親に優しくされているように見えることもあったでしょう。
そんな、
「私だって」
という寂しさを抑えて良い子をしてきた分だけ、良い子をしてきたからこそ、
心の奥には満たされていない
「私だって」
が沢山しまわれていて、大人になった今でも気づいてほしいと声を上げているのだとしたら。
あるいは、次女や末子で上に兄姉がいる場合でも、ただ可愛がられるだけでいい存在として見られることが不安につながるケースもあります。
両親に期待をかけられるのは兄姉たちで、自分はあてにされてないような、認められていないような気がする。それもまた両親に見てもらえていない寂しさを抱えることになるのです。
「どうして私だけ大事にされないんだろう?どうしたら認めてもらえるんだろう?」
「そうだ。お兄ちゃんやお姉ちゃんみたいに頑張って役に立てば、私も期待してもらえるかもしれない」
そう思って、必死に頑張って人の役に立つことをして、気づいてもらおうとするんですね。
そんな思いをパートナーに映し出して、手を差し伸べたくなってしまうのです。
*
こういった幼いころの寂しさや気づいてほしい気持ちは、我慢してきた分だけ抑圧されて、意識できないことも多いのです。
すると、無意識的にパートナーに対して「助けたい」を押し付けてしまっていることに気づけないんですね。
「助けたい」という思いを持つこと自体には何の問題もないのですが、ここに「私が」がくっついていると、パートナーとの感情の境界線があいまいになることがあります。
相手が「助けて欲しい」と思っているのか、自分が「助けたい」と思っているのか、が区別がつきにくくなってしまうのです。
パートナーが、
今は一人になりたいと思っている時でも、
自分のやり方でじっくり取り組んでみたい時でも、
ひとまず休んでおこうという時でも、
相手の気持ちが見えずに自分の欲求(寂しい・気づいてほしい)を押し付けるかたちになって、つい手を出してしまったり先回りしてしまう、なんてことになりかねないんですね。
「彼(彼女)が助かって幸せになること」が目的になっているのなら、自分以外の人が助けることも受け入れられるでしょうし、自分以上にできる人に頼むことも可能なはずですが、
「『私が』助けたい」ことが目的になってしまうと、パートナーが幸せになれる機会を見失ってしまうかもしれませんよね。
だとすると、相手からしてみるとありがたいどころか、しんどい人・迷惑な人に思われるかもしれません。
せっかく助けたい気持ちで関わっても、パートナーに迷惑に思われては悲しすぎますよね。
このしんどい状況から抜け出すには、まずはパートナーの中に「救いを求めている自分」「気づいてほしい自分」を見ていることに気づくことが大事です。
「助けてもらいたい自分」を癒せると、「助けたい自分」が今よりもずっと自由になります。救いを求めている人に気づけることは才能になるのです。
「あなたはいったい誰なのか?何をしたい人なのか?」
あなたのこれまでの人生を振り返ってみた時に、その答えを見つけることが出来るはずです。そしてきっと人生が大きく変わっていくはずです。
ひょっとしたら、不自由さや苦しみから解放したい人なのかもしれません。
希望や幸せの方へ導きたい人なのかもしれません。
「これ」があったらもっと楽に簡単に解決できるのに、の「これ」を見つけられる人かもしれません。
才能というのは出来ることでも能力でもないんですね。
自分の感情が強く動くもの、あるいは静かに揺さぶられるものは何か?心の深い部分からの「願い」と「想い」とつながることで発揮されるものです。
それを見つけられたとき、あなたの「助けたい」は真の才能に変わりますよ。
次回の恋愛テクニックもお楽しみに
2016/12/11「この気持ちは私?パートナー?(その1)~感情の境界線のはなし」
>>https://kondouakitoshi.jp/archives/65912330.html
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!
心理カウンセラー
近藤あきとし
★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ
★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。
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