いつもありがとうございます。
前回からの続きをお届けいたします。
2016/11/5【いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その1)】
https://kondouakitoshi.jp/archives/65910590.html
2016/11/19【いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その2)】
https://kondouakitoshi.jp/archives/65911289.html
ここ2回にわたって「パートナーを助ける」かたちでの恋愛を繰り返してしまう人についてお送りしています。
「このブログ、私にまるっきりあてはまります」と言って、カウンセリングへ来られたお客さまが何人かいらっしゃいました。必要な人へ届いていたことが分かって嬉しかったですね。
前回は助けたくなるという人の無力感の裏側にある罪悪感を取り上げましたが、今日はまた別の側面から見て取れる、自己攻撃についてお話ししていきます。
復習も兼ねて過去2回を読み返してから、記事をご覧いただくとより深く理解できると思いますよ。
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過去に助けたかった大切な誰かがいたけれど、当時の自分には助けることができなかった。
「私には力がない」
「失敗してしまった」
「私なんてダメなんだろう」
そこにはたくさんの失敗感と自己嫌悪があったと思います。
頭ではそうは思っていなくても、心の底では無意識的な自己攻撃でひどく自分を責めてきたのではないでしょうか。
そんな自分を罰するかのように、ダメな自分を証明するかのように「幸せになれない恋愛」を繰り返してしまう人もいます。
自分の意識では幸せになりたいと思っているのに、いつもパートナーを助けてばかりのしんどい恋愛になってしまい、カウンセリングを受けてはじめて自分の罪悪感と自己攻撃に気づく方もたくさんいます。
また、両親から褒められるよりも否定されることが多かったり、出来てない部分ばかり見られて指摘されてきたりした場合。
自分が愛されれている感覚を感じられず(親の想いはそうではなくても)、「どんな私もOK」という自己肯定感が育ちにくくなってしまうと、
自己嫌悪が強くなり、「こんな私はNG」と自分にダメ出しをしてしまうことがあります。
するとやっぱり、ダメな自分を責めて痛めつけるかのように「自分を傷つける人、問題を抱えている人」をパートナーに選び続ける、なんてこともあるんです。
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この自己攻撃は、「私を愛してくれなかった親へのあてつけ、復讐」になっています。
自分が不幸でいればいるだけ、両親に対して
「お父さんお母さん、あなたたちに育てられてこうなりました。今の私を見てどう思いますか?」と恨みつらみをぶつけられるわけです。
ただ、このやり方は復讐心が続く限りずっと不幸でいないといけないので、こんなことはもう止めたいと考えても、無意識は「問題を抱えているパートナー」を探してしまうのです。
「私には愛される価値なんてない」
と思っている分だけ、大切にしてくれないパートナーと恋愛をすることで、「愛されない私」を証明しているからです。
たまたま「愛してくれるパートナー」と出会えても、なんだかしっくりこなかったり、どれだけ大切にされても魅力を感じられずにお別れしてしまうなんてこともありえます。
なぜなら、自分の無意識が求めているのは「愛されない私」を証明できる「愛してくれないパートナー」だからです。
以前あるクライアントさんが話てくれたのですが、
その人は実家へ帰ったときには、いくら楽しいことがあった後でも、絶対に両親の前では笑顔にはならないと決めていたそうです。そして5分と家族と一緒にいられず、すぐに自分の部屋にこもっていました。
どうしてだったのか聞いてみると、「両親を喜ばせたくなかったから」とのこと。
その人も上に書いたことと同じ理由で、長い間自分を責め続けてきたことが分かりました。
そしてやはり「幸せになれない恋愛」ばかりを選んできたことも。
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このクライアントさんだけでなく、同じような状況で苦しんできた多くの人たちと出会いましたが、
この無意識的な自己攻撃を止めるには、自己嫌悪・自己否定を癒す取り組みから始めることが大切です。
「私は親から愛されていない・愛される存在じゃなかった」という思いは、誰にとっても心につらい痛みを残します。
「本当に大切で大好きな人たちから愛されなかった自分に価値なんてあるの?」
と感じても何も不思議ではないですからね。
「両親ですら愛してくれなかった私を、他人が愛してくれるはずがないじゃない」
そう思ってしまうだけの痛みが、今も当時のまま残っているとしたら、まずはその傷の手当てが一番に優先されることです。
前回でも少しお話しましたが、こういったケースでは
「助けたかった誰かを今のパートナーに映し出して代わりに助けようとしている」という見方ができる一方、もう一つ別の見方もできます。
それは、「本当に助けられたいのは自分自身」ということ。
自分の心の奥の痛み、傷、助けを求めている部分をパートナーに映し出して、相手を助けることで自分を救いたいという思いがあるんですね。
当然ですがパートナーは自分ではないので、助けても助けても一向に楽にはなりません。
だから、より傷ついている人・問題のある人を探してしまうことになってしまいます。
そのうえ、自分を誰かに助けさせることはしないので、どんどん疲弊していってボロボロの状態になってようやくカウンセリングに来られるかたもいます。
ちょっと想像して欲しいのですが、
もし、そのボロボロのあなたの目の前に、本当に助けを求めている人がいたとしても、傷つき疲れ切ったままでは助けられるものも助けられないのではないしょうか?
だから、まず見つめていくのはあなた自身なんですね。
自分自身を救うこと、誰かに助けさせること。
おそらくあなたにとっては、あり得なかった選択かもしれませんが、そのプロセスを体験し味わうことが、「楽に幸せになれる恋愛」を手に入れやすくしてくれるんです。
来週も続きをお送りしますね。
↓
>>>いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その4)
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!
心理カウンセラー
近藤あきとし
★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ
★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。
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