いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その2)~【アメブロ】恋愛テクニックより

アメブロ恋愛テクニック
いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。


前回からの続きをお届けします。

2016/11/6【いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その1)】
https://kondouakitoshi.jp/archives/65910590.html


前回は、なぜかいつも助けたくなる彼(彼女)とばかりつきあっている人の抱えている無力感についてお話しました。

今日は、そんな人の心の裏側にある「罪悪感」について見ていきたいと思います。

傷ついていたり、問題を抱えているパートナーを選ぶのは、じつは罪悪感を埋め合わせする行為になっていると言ったらあなたはどう感じるでしょうか?

過去に助けたかったけど、助けられなかった誰かがいて、そのかわりに無意識的に今のパートナーを助けようとしているとしたら。

あなたが昔、本気で助けたかった相手は誰だったでしょう?

心に傷を負っていて、でもそれを必死に隠して我慢していた人。
初恋の人かもしれませんし、大失恋をした昔の彼(彼女)かもしれません。

あなたはなんとかしてあげたくて、全力でその人を支えようとしたはずですよね。

でも残念ながら思ったようには助けることが出来なかった・・・

 

 

カウンセリングの中でそんなお話を聞いていると、たいていはお父さんにそのルーツを求めることがほとんどです。(男性の場合はお母さんになります)

たとえば、感情をほとんど表すことなく、家族の誰かを責めてばかりいたお父さん。

「なんでこんな人が父親なんだろう!」
と思っている一方で、悪い態度をとるお父さんのふるまいの裏に隠し持った心の傷が、あなたには透けて見えるようだったのかもしれません。

子供というのは本当に繊細な感性を持っていますから、ただただ自然に純粋に助けたい、楽になって欲しいと感じてしまうものです。

意識的にそう思ったわけではありませんが、その分だけ助けられなかったという結果は、心の深い部分に失敗感を残してしまいます。

もちろん、子供の力で大人の事情を好転させるなんてほとんど無理なことです。

ふつうに考えて、上手くいくことのほうが少ないのは今なら理解できるでしょう。

ただ、そんなことも当時のあなたには分かるはずなく、
「私がダメだったんだ。」
「力が足りなかったんだ。」
「失敗しちゃったんだ。」
という罪悪感が深く刻まれていきました。


「どうして私は大切なお父さんを助けられなかったんだ!」
と心の底では(無意識的に)ひどく自分を責め続けてきたとしたら。

助けられなかったお父さんのかわりに、次から次へと傷ついたパートナーと恋をして助けようとしてきたのかもしれません。

でも相手はお父さんではないので、やっぱり失敗することになり、罪悪感は重くはなっても、癒されることはなかったかもしれないですね。

理屈ではもう過去のことだと分かっていても、助けたいけど助けられない人を見つけてしまうのは、今も達成できなかった想いがそうさせているからではないでしょうか?

私の目からは、まるで失敗した自分に罰をあたえるかのように、より痛みが強いパートナー、より複雑な問題をかかえるパートナーを、あえて選んでいるように感じてしまうこともあります。
 

 

じっくり考えるまでもなくお分かりになるでしょうが、この罪悪感は誤解なんですね。
あなたがやらなくてはいけないことではなかったんです。

ここで大切なのは「許すこと」です。自分自身に無罪を言い渡すこと。
罪を背負ってつながれていた牢獄からあなたを解放することです。

無理でしかなかったことで失敗した罪悪感が、誤解だったことを解いてあげるんです。


今ならできるかもしれないけれど、子供の自分には経験も知識も無かったことを。

あの頃の自分には精一杯だったことを。

とっくにベストを尽くしていたことを。

ここまで読んでみて、

「私も助けたいパートナーばかり選んできたけど、親を助けたいなんて思っていませんよ。」
と感じている人もいるでしょう。

それもそのはずで、私たちは罪悪感なんて感じたくですから、まともに向き合うことはせずに心を麻痺させて鈍感になったり、感じていないフリをすることがほとんどなんです。

ただ、心のどこかでは「私は幸せになってはいけない」とか、「私は大丈夫だから」と思っていて、自分のことは横に置いて他人の世話ばかりしていたりするものです。

「諦め」
「我慢」「遠慮」が心を縛りつけて、あなたらしさを押さえつけていなかったのでしょうか?
(その状態があまりに当たり前のこと過ぎて、気づいていない人は本当に多いです。)

もし当てはまるように感じたら、それは隠れた罪悪感があるからこそのパターンかもしれません。


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こんなとき、カウンセリングではイメージをつかったセラピーをすることがあります。


時間を巻き戻して、かつての自分を思い出して古い罪悪感と向き合い、「こんな自分はダメだ」と自らを罰していた痛みを癒していきます。

「助けられない自分もいて良いよ」
「役に立てない時もあっても良いよ」
「ずっと我慢してきたよね」
「大丈夫じゃなかったよね」


こんな声を過去の自分にかけながら、過去に築き上げた「こうあるべき」姿からはみ出している自分にも、OKを言えるあなたになれるように、心を解放していくのです。

そんな優しいまなざしを自分に向けられるようになると、「もう私は幸せの道を歩いても良いんだ」という許可と、「私は幸せになっても良いんだ」という自由を、自分に与えることができるのです。

すると、今度は犠牲でも補償行為でも自己攻撃でもなく、我慢も諦めも自分も隠すこともしなくていい、対等な関係性を築けるパートナー(今の相手かもしれませんし、別の新しいパートナーかもしれません。)が手に入るんですね。

誤解の罪悪感の鎖から解放されて、本当に楽で自由になり、人を癒す才能が目覚めたときには、

暖かな慈愛で相手を優しく包んであげられたり、
信頼をベースに関われる余裕のある心を持てたり、自分も相手も大切にできる懐の深さをもったあなたになれているでしょう。

そんな生まれ変わったかのような、新しいあなたでパートナーの前に立つことができたら、2人の関係にいったいどんな変化が起こるでしょうね?

次回も続きをお送りします。
>>>いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その3)


***

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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