いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その1)

いつもありがとうございます。

心理カウンセラーの近藤あきとしです。

●いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その1)

恋愛問題のカウンセリングをしていると、クライアントさんの過去の恋愛経験をお聞きすることが少なくありません。同じような恋愛のパターンをもっているのかな?と思いこんなことを聞いてみることもあります。

すると、クライアントさんから返ってくるのは・・・

伺う以前にそのことを自覚されているかたもいるのですが、カウンセリングを受けて初めて気づくという場合も少なくないですね。

私たちは目の前に傷ついている人がいたら助けてあげたと思うのは当たり前なのですが、無意識的に抱えているマインドがそうさせているケースもあるのです。

一度も傷ついたことのない人はいないでしょうし、過去に問題を抱えたことのない人など一人もいないはずですよね。

なのでそうした相手と出会うことは少しも珍しいことではありません。

また自分自身が心に傷を抱えていても、痛みと向き合い癒すことによって、私たちの心は成長することができます。

それによって出会う相手も変化していくはずんなんですね。

でも、なぜかつきあう人つきあう人「傷や問題を抱えているパートナー」ばかりだったとしたら、そこに何が起きているのでしょう?

・つい傷ついたパートナーを助けたくなる
・問題のあるパートナーを支えたくなる

そんな経験があったり今もそんなパートナーがいるとしたら、あなたは間違いなく愛情の深い人ですし、豊かな母性(あなたが男性であっても)や、痛みを癒すという才能を持っています。

周りの人が喜んでくれることや、笑顔になってくれることが大好きなので、その為には自分がどれだけの労力を使おうと、相手のために頑張ってしまうこともあるんじゃないでしょうか。

でも、なんだか自分だけがいつも助ける側で、助けてもらえることがあまり無かったとしたら。

いつもパートナーが「傷ついている・問題がある(あるいは作る)側」で、あなたがいつもそれを「助ける・癒す・支える側」になって、お互いの役割が固定されているのかもしれません。

そして、助ける側は相手のためになることを与えたい思いが強すぎて、つい何でもしてあげたくなってしまうのです。

あれこれ何でも世話を焼いたり、お金や体も与えたり、自分のプライベートや家族友人を犠牲にしてでもパートナーを支えることを優先してしまうときもあります。

ところが相手はそう簡単には助けさせてはくれないことがほとんどです。

なぜなら傷ついている分だけ、二度と他人をあてにして傷つくことがないように、誰の助けも必要としないで済むくらい超自立するからです。

また他人を信用できない分だけ、決して心を開かずに徹底して周りをコントロールすることで自分を守ろうとするからです。

あなたがどれだけ助けの手を差し伸べても、支えるためのサポートを与えても、一切受け取らなかったり、むしろ冷たい仕打ちをしてきたり。

それでも助けたい思いは強くなる一方ですから、なんとか手を尽くして与える方法はないものかと頑張るのに、まったく役に立たせてくれません。

すると、あなたはどんどん疲弊してボロボロに傷ついてしまうでしょう。

なのに助けたい側が感じるのは自分の痛みではなくて、「どうしてパートナーを助けられなかったんだろう」という自分の無力感だったりします。

この感情は、相手を助けたい思いが強い人ほど酷い自己攻撃を生んでしまうのです。

さらに言えば、そこには相手の役に立てている自分はOKなんだけど、そうでない自分には愛される価値がないんじゃないか?という大きな恐れがあるのです。

という自分を罰する気持ちがあると、私たちはそれを覆したり隠したりするために、さらに周りの人の役に立とうとしたり、面倒をみようとしたりして、他人のために過剰に頑張りすぎることをしがちです。

また、自分が良い思いをすることに躊躇したり、幸せを素直に受け取ることにブレーキがかかることも良くあります。

「誰かの役に立てているときの私はOK」だったとしても、そうでないときの私は誰にも受け入れてもらえないのでは?」という思いに捉われてしまうこともあります。

すると「役に立ててない私」を感じるだけで罪悪感がのしかかってきてしんどくなったり、

「そんな不安を感じたくない」ということが行動の動機になって、自分が役に立てそうな相手を探し出してみたり、いつも人助けをすることに躍起になってしまう、なんてことが起こるんですね。

※この無力感はパートナーにも同種のものがあるんです。じつは二人の心の深層にある「こんな私はダメ」という思いが無意識的に共感しあって、関係をつくるベースになっていることが多いのです。

このように自分のことを横に置いておいて

・パートナーに対して犠牲的に面倒を見たり
・自分の欲求はできるだけ抑えて彼に合わせてしまったり
・本当に言いたいことがあってもつい我慢してしまうのは

助けられなかった罪悪感を隠したいが為なんですね。(これを補償行為と言います)

相手を助けるためなら、自分を犠牲にしてでもそのエネルギーが発揮できるのに、自分が助けを受け取ることには強力なブレーキがかかってしまうのは、

「他人の役に立たなければいけない」
「そうでない自分はNG」

という自分を縛る鎖にがんじがらめにされているからなのです。

無力感をそれほど大きな恐れに感じなくなれば、今度はパートナーを助ける・支えるという行為にも「私がなんとかしないと」という気持ちに飲み込まれずに向き合えるでしょう。

パートナーを助けるために、先に自分を誰かに助けさせること。

それはあなたの本来の才能が自由に発揮できるように育てるためのプロセスなんですね。

この記事が他人事とは思えないとしたら、あなたには傷ついた人を癒す才能が間違いなくあるはずです。

「なんだか良く分からないけど、いつも出来ちゃうんですよね」

そう言えてしまうのが真の才能だとは思いませんか?

次回も続きをお送りします。

***

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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