心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
9月14日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
前回の記事の最後で、
2019/8/31「パートナーに「どこまで言ってもいいのかな?」と悩んでしまったら(1)」
https://kondouakitoshi.jp/archives/65951036.html
多くの上手くいっているカップルが、どうやって幸せなパートナーシップを持つにいたったのか?その秘訣である「聞く」コミュニケーションのポイントをご紹介しました
1.パートナーが最後まで話し終わるまで聞く
2.パートナーを自分だけの価値感で批判しない
3.その時の自分の感情を素直に受け入れる
また逆に、コミュニケーションがうまくいかないカップルには次のような特徴があります。
1.パートナーが話している途中に自分の話をし始める
2.パートナーに自分の考えを押し付けてしまう
3.パートナーの考えを批判する
4.パートナーの問題を解決する方法を話し始める
5.パートナーの話を聞かない
6.まったく自分の話をしない
こんなコミュニケーションのやり方を続けていると、関わることが嫌になってくるので、いずれ会話がなくなるか、あっても業務連絡だけになってしまいます。
では、どうして最後まで話を聞くことができなかったり、解決策を話し始めてしまうのか?について、今回はお伝えしたいと思います。
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最初に結論から言ってしまうと、「自分の感情を認めることが怖いから」なんです。
ちょっとここで、前回ご紹介したA夫婦とB夫婦のケースを思い出してみてください。
A夫婦は、お互いに自分の言い分を譲らないので、話し始めるとすぐにケンカになっていましたよね。その理由は、パートナーと話をすればするほど
「あの人は私のことなんて全然分かろうとしてくれない・・・」
という気持ちを感じてしまうからです。分かってもらえない寂しさ・悲しさ、孤独感や絶望をどこかで感じていたんです。
でもその感情を正面から認めて感じるのはつらすぎるので、とにかく相手に自分の思いをぶつけて批判することで、つらい感情をごまかしていたんです。
B夫婦の場合は、ご主人は、本当は何か言いたいことがありそうなのに言い出さない奥さんを見ていて
「ひょっとして僕が何か間違ったことをしていたんじゃないか?」
「僕は彼女の望んでいることを叶えてあげられていないんじゃないか?」
と感じていました。でも奥さんは何も言ってくれないので、どんどん不安になっていきます。
その不安を感じたくないために、アレコレと解決策を提案したり、色々とアドバイスをしていたんです。
こういったケースでは、どちらの夫婦にも必要なことは、お互いに自分の感情を認めて、それを素直にコミュニケーションしてみることです。
*
例えばもし私がA夫婦のカウンセリングをするのであれば、
お互いに相手を批判したい気持ちが出てきたら一度その場を離れてクールダウンしてから、自分の感情をじっくりと受けとめて、その気持ちを素直に伝えあう取り組みをしてみるように提案するでしょう。
すると、経験上こんな気持ちがやり取りされるようになってきます。
「いつもケンカになって、嫌な気持ちになってしまうことが悲しかった」
「理解してもらえないことが寂しかった」
「いつも否定されて、批判されてしまう自分が悪いんだと思っていた」
こういった感情の話がたくさん出てくるようになるんです。
あれだけ自分を批判して文句を言っていたパートナーが「自分が悪いと思っていた」なんて、しかもパートナーがそのことで胸を痛めていたなんて、考えてもみなかった告白に思わず言葉に詰まってしまった・・・という話をクライアントさんからお聞きすることもありますね。
またB夫婦にも、同様に素直に気持ちを伝えてみることをオススメするでしょう。
以前、このB夫婦と似たような問題を抱えていたカップルにこうした取り組みを提案した際にはこんなことがありました。
まずご主人がこう伝えました。
「僕は君の役に立てていないような気がして、ずっと力不足だと感じていたんだ」
すると奥さんの方が打ち明けてきたのはこんなことでした。
「私はあなたの足を引っ張っているようで、ずっと後ろめたい気持ちでいっぱいだったの」
この場合も二人ともに自分を責めていたんです。
もちろん急にこんなやり取りができることはそうありません。こういったコミュニケーションをするには本当に勇気がいりますからね。
上手くいかないことがあっても、何度もトライしながら不器用でもお互いの気持ちを打ち明ける経験を重ねるうちに、段々と相手が抱えている本心が分かってきます。
相手を批判することよりも、心の奥で自分自身を責めて傷ついたパートナーを受け入れたい気持ちの方が大きくなっていくにつれて、パートナーに対して以前よりもより深い愛情を感じられるようになっていくんですね
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私たちがパートナーに話せないことがある時、どこまで話していいんだろう?と悩んでしまう時には、自分の中に認めたくない感情がある時なんですね。
認めたくない感情があればあるほど、それがパートナーとの心の距離感に感じてしまうんです。
しかし、逆に考えればその状況は二人がもっと理解を深めて、親密になれるチャンスが来ているとも言えます。
もし今、あなたが同じような状況で悩んでいるとしたら、今日はパートナーとコミュニケーションしにくい話題を書きだしてリストアップしてみましょう。
そして、その話題を話そうと思ったらどんな気持ちになってきますか?
その感情が、あなたがずっと長い間抱えてきた心の痛みなんです。
今日はその痛みを抱えてきた自分自身を労わってあげましょう。意識的に自分に優しくする日にしてくださいね。
じっくりと自分を癒す時間が作れたら、今度はパートナーの抱えてきた心の痛みが癒されていくように祈ってあげる時間をもってみてください。
そしてイメージの中でパートナーの表情が少しずつ穏やかになっていくのを想像してみてくださいね。
あなたとパートナーが真実を分かちあい、深くつながりあえる関係性を築くための最初の一歩にしていただけたら嬉しいです。
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それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!
心理カウンセラー
近藤あきとし
★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ
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