気がつくといつも『追いかける恋愛』ばかりしてしまうのはなぜ?

心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。

●気がつくといつも『追いかける恋愛』ばかりしてしまうのはなぜ?

恋愛のカウンセリングをしていて、特に最近よく扱っているお悩みが、『なぜか追いかける恋愛ばかりしてしまう』というものです。

今日はそんなテーマの記事をお届したいと思います。

なぜか振り向いてくれそうにない男性ばかり好きになってしまうという女性クライアント(もちろん男性にもこういう方はいます)のお話を聞いていると、追いかける恋愛が癖のようになっていて、気がつくとこのパターンになっているということが多いですね。

友だちからも「なんでまた、そんな難しいところに行くのかねえ?」と言われてしまうことも良くあるそうで。

何度も同じことを言われ過ぎて、また同じ言葉を言われないように、友だちには恋愛の話をしないことにしているという話も良く伺います。

追いかけるのが好き、ということは、心のどこかで『成就しない恋愛を望んでいる』とも言えるんですよね。

それはどうしてなんでしょうか?いくつかのパターンを見ていきましょう。

一つには、すごく情熱的な愛情を持っている、ということが考えられます。

もしあなたの心の中に納めきれないくらいの愛があって、誰かにこの愛を注いであげることを幸せに感じているとしたら。

どうせなら、注ぎ甲斐のある人を愛したくなるのは道理だと思います。

となると、なかなか愛を受けとってくれそうにない人ほど、追いかけ甲斐を感じてしまうんです。

なかなか上手くいかなくて、もどかしいんだけど、「どうやって振り向かせてあげようかな?」って悩んでいる瞬間はすごく感情を感じられるんです。

「この実感がないと、生きてるって感じがしないのよね」という、高いハードルほど越えたくなるアスリート的なチャレンジが好きなのかもしれません。

二つ目には、とても恥ずかしがり屋さんな人。

恋愛にはすごく憧れがあるんだけど、彼の方から近づいてこられるのは恥ずかしすぎて耐えられない。

あるいは、自分に自信がなくて、近くまで来られると本当の自分を見られてしまうのが怖い。

ですので、追いかけているうちは安心なので、ずっと追いかけていられる相手を無意識的に選んでいるというパターン。

三つ目は、助けたい気持ちと恋愛感情がくっついている場合。

なかなか振り向いてくれない男性は、ほとんどの人が何らかの恋愛での痛みを経験しているはずなので(ドラマチックな失恋をしている男性が多いです)、その心の傷を癒してあげたい、私が痛みから救ってあげたいという気持ちから、ついつい追いかけてしまうこともあります。

母性が強くて、すごく女性的な才能を持っている(でも生き方は自立的でちょっと男前だったりします)女性が陥ることが多いですね。

ただ、このパターン、本当に助けたいのは目の前の彼ではなく、たいてい『過去に助けたかったけど助けられなかった男性』がいるものなんです。

お父さんやお兄さんであったり、過去の恋人の場合もありますね。助けたかった、辛そうな顔を笑顔にしたかったけど、出来なかった。その失敗感・無力感を、目の前の彼を助けることで癒したいという気持ちが恋愛感情とくっついているわけです。

四つ目には、罪悪感が強く自分を罰するために追いかけているというパターン。

例えば上のケースで考えてみると、お父さんを助けられなかった(実際にお父さんが助けを求めていたかどうかは分かりませんが)けれど、助けることができなかった自分をあまりにも責めてしまい、

「こんな失敗した私が幸せになって良いはずがない!」という気持ちから、あえて上手くいきそうにない相手を選んで追いかける。

そんな成就しない関係を求めることで自分を罰している・・・なんてことを心の奥で感じてるケースも少なくありません。

五つ目は、無価値感が強いというパターン。

二番目のケースとちょっと似ているんですが、「きっと自分には愛される価値なんて無い」そんな気持ちが強すぎる人の場合。

彼が振り向いて近づいて来たら、魅力の無い自分に気づかれしまうので、追いかけ続けることができる相手を選んでしまうわけです。

変な話ですが、上手くいかない相手の方が都合が良くなってしまうのです。

※『無価値感』については、こちらの記事が参考になるので読んでみてください。

他にも、幼いころにお父さんの単身赴任や両親の離婚で離れて暮らしていたことで、お父さんを求める気持ちをずっと心に抱えながらも、その存在はいつも遠くに感じていた場合などは、

「私が好きな男性、私を愛してくれる男性は、いつも遠くにいる」そんなイメージを持ってしまうことがあります。その結果、心の距離を感じる人に魅かれることもあります。

また少し感じ方が違うと、「お父さんが離れていったのは、私が悪い子だからだ!」と、大好きなお父さんに嫌われた(思い込みなんですけどね)自分を許せない為に、

あえて困難な関係性に飛び込んで「こんな私だからダメなんだ!」という、『自己否定』を感じることで自分を傷つけてしまう人もいます。

あとは、自分と同じような心の痛みを抱えている男性に心惹かれてしまい、近づいていくけど彼も傷ついている分だけ逃げるので、結果的に追いかけるパターンになっていることも良くあります。

厳密にはクライアントさんの数だけパターンがあるのですが、どのパターンにおいても状況を変えていくために必要な共通のテーマがあります。

それは、あなたの中の『親密感への恐れ』を癒していくことです。

もし、彼と上手くいって毎日一緒にいられるとしたら、とっても幸せだと感じられますよね。

でも、ずっと一緒にいられるくらい彼が近づいてきた時、あなたの中に不安や嫌悪感や不信感などの恐れや、ネガティブな気持ちが溢れてきそうなるとしたら、それはいったいどんな感情だろう?と想像してみてもらえますか?

もし、あなたが好きな男性に心を開けない理由があるとしたら、何だと思いますか?

もし、彼とおつき合いすることになった時、あるいは結婚することになった時、あなたの心に浮かんでくる恐れや不安はどんな感情でしょうか?

これらの問いに出てきた感情を癒していくことが、親密感の怖れから抜けるための一つの方法になります。

例えば、「きっと彼は私のことを嫌いになって、私から離れていくんだわ」という感情が出てきたとしたら、

「私は好きな男性に嫌われる」、そして「彼は私から離れていく」、という怖れがあることになります。

だとしたら、「どうして嫌われると思っているんだろう?」ということを考えてみて欲しいんです。

自分の心と向き合って、丁寧に感情を見つめ直していくことで見えてくるものがあるはずです。

すると、先ほど書いたパターンから、心の奥に隠れていた『罪悪感』や『無価値感』、『自己嫌悪』や『自己否定』が見えてくるようになるんですね。

そんな自分の痛みを癒すこと、本来の自分の価値や魅力を見て承認していくことで『親密感への恐れ』を抜けていくことができます。

あなたが、なぜか好きになる人はいつも遠くにいたり、振り向いてくれない彼を好きになってしまって『追いかける恋』ばかり繰り返しているとしたら、

「ひょっとしたら私の心の内側に、この状況を求めてしまう何かがあるのかもしれない」

そんな風に捉えてみると、今の苦しい状況を変えていく為のテーマが見つかるはずですよ。

もし今、好きな彼と会えない時間を過ごしているとしたら、その時間を自分の感情を見つめ直して、心を癒すための時間にしてみても良いかもしれませんね。

***

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに↓

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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